微熱 その2
気になっていた 魚を、先に 口にしました。
ふんふん 魚臭さがあるかと思っていたけど、そうでもない。
うぅ~ん?パスタにまぶす 意味合いから、この小ささに切ったのかも
しれないけど、小さくない?それと 組み合わせられた、野菜。
そうかぁ~ この野菜と同じ大きさに揃えたという事か。火の入り方からいったら
根菜類の方が 火が入りにくいと思うけど?大きさ 揃える必要性があるのかな?
それらを 味わって、パスタを くるくる… 良い茹で加減なのが
フォークからも 伝わってくる。期待大!嬉しく 口に運ぶ。
!!!!!
第一インパクトから しょっぱい! 塩辛いんです。
パスタの塩分 高い!
具材の方は それ程では無いけど、パスタが 塩味で 2口続けて食べれない。
丁度 その頃だったか、私が お願いしたんだか、sちゃんの パスタと交換
して食べてみた。あっ こっちのパスタは、そこまで 塩辛くない。ソースも
トマトクリームの味で 優しく仕上がってる。
だけど sちゃん曰く
「私には ペッパーが足りない」
なるほど そう言われれば、ペッパーが効いていれば 味に締りが出て、より良いと
思う。
sちゃんは 私が頼んだ方のパスタの方が、どちらかと言うと 食べれる感じが
すると言っている。私は パスタの塩味が強いから、無理と言って。パスタを交換
して 食べる事にしました。
この頃から シェフが、どういう方なのかが 気になる様になりました。
私の所からは 調理場が見えないんです。やはり シェフ一人で切り盛りしている
様です。
パスタの後に メインディッシュの お肉が運ばれてきました。肉は 牛です。
お皿は 見事な大きいお皿なんですが。お肉が 小さいし、私のお皿のは センター
から外れている所に置かれていました。薄さも 薄い・・・
ステーキ風なんだと思いますけど、これまた ご家庭で食べるって感じ。
申し訳程度な雰囲気なんですよね~
その前の晩 人生初の、肉の旨味との 遭遇をした、私にとって あまりに
普通過ぎる肉。そして 肉のおいしさよりも前に、肉臭さが 前に感じる肉で
多分 時間の経った肉だったんじゃないでしょうか。
確か 付け合せの野菜とかもあったと思うんですけど、それらも 素材
そのものの美味しさが あんまり無くって、終始 家庭料理的な味わい。
もしかすると 毎日、そこへ食べにくる方とか、一人暮らしをしていて
家庭的な 味を欲している方なら、良いのかもな~って事で。
sちゃんとの 結論は
「家庭的な味」
という話で 自分達を、納得させようとしました。
そうそ
隣の席に座って来られた お客さん、女性2人 と 男性1人のテーブル。
その方々は パスタランチを注文して、特別 ひっかかる感じなく、和やかに
会話して、さっさと食べて 出て行かれましたものね。だから いつも来る方とかは
この味で 親しみがあるんだと思います。
私達のテーブルへは 食後のドリンクが運ばれてきて、それを 飲みながら
脱力な時間へ 突入しながら、昨日の事や 『カクヨム』の話をして、のんびり
話しをし始めました。
sちゃんとの話は 楽しいので、すぐに時間が経ってしまって 何十分か
過ぎていたんでしょうね。
シェフが 出入り口を出て、外へ出て行かれたんです。
【どうしたのかな?】とは思ったんだけど。ホンのちょっとしたら 看板を
店の中に運んでこられたんです。 ランチの時間が終わったんだと わかりました。
それは申し訳ないと 会計を済ませて、出てきました。
続く…
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