第18話 太陽の影

 帰ってからは散々だった。私にはまだ知らない浩之がいるんだと思った夜だった。まぁ、嫌いではないけれど...。

ようやく眠りについた頃、インターホンが鳴った気がした。

浩之はまだ私を抱きしめたまま眠っている。

私も気のせいだと思って、もう一度寝ようとした時、やはりインターホンが鳴った。誰だろうと思い、インターホンに出ようと浩之から離れようとした時、彼も目を覚ました。

 「どこ行くの?」

まだ眠そうに声は掠れている。

 「誰か来たかも...?」

 「えぇ、今何時?」

 「10時35分」

そう答えた途端、インターホンが連打された。とりあえず、寝室を出てインターホンに出たら、目の前にいたのはタケちゃんだった。

 「なに?」

 「遅い!!もしかしてまだ寝てたのか?」

 「悪い?」

 「悪い!!いつまで寝てんの?ってか早く開けろよ。」

 「うるさいなぁ...。分かったから静かにして。」

そしてオートロックを開けた。

誰?っとやって来た浩之は下着一枚だった。

 「タケちゃんが乗り込んで来た。もう来るよ?服着たら?」

 「えぇ?タケ?!なんで?ってか入れたの?」

 「知らない。だって入れないとうるさいんだもん。」

 「はぁ、ってか湊もちゃんと服着ろよ。そんな姿タケに見せらんねぇ。」

私はヒロのロンTを着てただけなのを忘れていた。そんなやりとりをしていると、次は部屋のインターホンが連打された。

 「俺が出るから、湊は着替えてきなさい。」

浩之は絶対玄関で追い返してやる...。と言いながら玄関に向かった。

 「なんだよ。こんな朝早くに。」

 「なんだよじゃねぇよ!!ってかお前こそなんだそのかっこ!!」

 「うるせぇ。もう帰れよ。」

 「それが親友に言う言葉か?!朝から盛ってんじゃねーよ。それに、もっと言う言葉があるだろ!!湊はどうした?!」

二人が玄関でやりやっている。出ていきたくない。でもこのままでは収拾がつかないだろう。そう思い、寝室から顔を出した。

 「タケちゃん、うるさいよ。近所迷惑。」

 「湊!!ヒロどうにかしろよ。ってか入れろよ。」

 「嫌。タケ、帰れよ。」

 「バカヤロー!!このまま帰れるかよ。」

玄関先で叫ぶタケちゃんはこうなると誰も止められない。ってか、玄関開いたままじゃん...。と思っていたら時、あの人の声が聞こえた。

 「中村くん、大丈夫?なんか騒がしいけど。」

 「すいません。うるさくして。大丈夫です。すぐ帰すんで。」

 「だからなんでだよ!すいません。すぐ入りますんで。」

 「だから帰れよ。」

 「帰らねぇって。ってかお前の母ちゃんから聞いたぞ!!お前、湊と結婚するんだろ!!なんで俺に言わねぇの?!」

 「中村くん結婚するんだ。おめでとう。」

 「あぁ、ありがとうございます、森崎さん。」

 「いやいや、俺にも言えよ。湊もそんなとこから顔出してねぇでなんとかしろよ。」

警察官のくせに近所迷惑なタケちゃんは、一番関わりたくない厄介な人に言ってしまった。しかも私を呼ぶ...。

 「浩之、風邪引くから中入って。タケちゃんも本当にうるさいよ。二人とも早くあっち行って。」

そう言って二人を部屋に押し込んだ。そして扉を閉めようした時に、森崎さんに言った。

 「新年早々、騒がしくしてすいませんでした。」

 「湊ちゃん、嘘だよね?」

 「まだ何も決まってませんが嘘ではありません。なので、もう私に関わらないでください。」

そして私は扉を閉めた。

 「それで?なんで言ってくれなかった?」

ソファーに手と足を組んで座ったタケちゃんが拗ねている。

 「浩之が言うと思ってたから?」

 「湊が言うと思ってたから?」

思わず声が重なった。

 「そこは浩之でしょ?!親友でしょ?」

 「てか、タケが騒ぎすぎなんだよ。昨日の今日だろ?!少しくらい待てよ。俺らだって忙しいんだよ。」

 「待ったよ。一晩中待ったわ。久しぶりにこっち帰ってこれたと思ってお前の実家に顔だしたら...。おばさんが嬉しそうに俺に報告してくれたよ。それで早々に帰ったんだってな。おじさん寂しそうにしてたぞ!忙しいってお前らヤってただけだろ?!」

 「だって、しょうがないだろ。湊がいけないんだから。」

 「ん?あたしのせい?意味わかんないんですけど?」

 「可愛いんだよ。それがいけないの。」

 「なんだそれ。何年目だよ?!ってかさぁ、里紗には言ったの?」

 「言ったよ。プロポーズしてくれた後にメールしたらフェイスタイムかかって来たよ?だって里紗はあたしの親友なんだもん。」

 「ヒロ?聞いた?俺が聞きたかったのは今のだよ。タケちゃんさみしい。」

 「はいはい。すいませんでした。じゃあ、タケ!!俺、湊と結婚する。それもこれもお前のおかげだよ。本当にありがとう。」

くだらない言い争いをしていたと思っていたら、突然素直になった浩之にタケちゃんも驚いている。

いつもタケちゃんには、基本冷たく当たるのが浩之だ。でも、この言葉は本心に違いない。私も、きっとタケちゃんもそう思っているに違いない。

 「ヒロ、俺は湊と別れた後のお前を知ってる。あの時はこんな日が来るとは正直思えなかった。お前、荒れてたもんなぁ。ってか、昔に戻ったって言うか...。何回忠告しても全然聞かなかった。湊がいないってだけで情緒不安定になって、湊がいるだけで穏やかになる。こいつになんの力があるのか俺にはわからないけど、ヒロにとってはとてつもない力があるんだろ?正直、湊より俺の方がヒロのことは知ってると思う。そんな俺が言う言葉は2つだ。おめでとう。それと、思う存分幸せになれ。以上!!」

 「おう。タケの分まで幸せになるよ。」

 「ん?俺、幸せなんですけど...?」

そして言いたいことを言ったのか、タケちゃんが立ち上がった。

 「え?帰るの?」

 「帰るよ。俺も暇じゃないからな。実家で嫁も娘も待ってるからなぁー。何?湊さみしいの?」

ニヤニヤしながら私の肩に手を回すタケちゃんは昔と何も変わらないが、これでも一児の父だ。本当にこんなんで大丈夫なんだろうか心配になる。

 「バカ。寂しくねぇよ、早く行け。」

私の代わりに答えてくれたヒロは、タケちゃんの手を払った。

 「はいはい。帰りますよー。また来るからなぁ。」

 「もう来んなよ...。」

そしてタケちゃんという嵐は去って行った。


 あれから一週間ほどが経った。私たちも世間の人々もみんな通常運転だ。

私はとりあえず、フロントの先輩たちに結婚することを伝えた。タケちゃんが帰った後、浩之と話し合い、私たちにとって12月31日は特別な日だからと今年の大晦日に籍を入れることになった。結婚式は来年の4月2日。そう、私たちが初めて出会った日で浩之が初めて私を見つけてくれた日。この両日は運よく大安だった為、即決で決めた。

そのこと全てをみんなに話すと、結婚するということが現実味を帯びて来た。

なんだかんだ私たちのことを影で見守ってくれていたのは紛れもなく、フロントの先輩たちだと思う。

おめでとうと言ってくれる砂羽さんは少し泣いていた。

それを見ると、こっちまでもらい泣きをしそうだった。

もうすぐ午前診も終わろうとしていた時、浩之の先輩でうちのクリニックの担当者の岡田さんがやって来た。

きっと院長に、新年の挨拶をしにやって来たのだろう。

毎年、年が明けると取引業者の人たちが挨拶にやっては来るのだが、年初めのバタつきが落ち着いた頃にやって来る。

なのに岡田さんはこの忙しいであろう初日にやって来たのだけど、ニヤニヤして何も言わずにこっちを見ている。

そして、フロントのメンバーもそんな岡田さんに気づいて何も言わない。

ちょっとした変質者みたいで、患者さんも気になったのかチラチラ見ていたので小春さんが声をかけた。

 「岡田くん。気持ち悪いからその顔やめなさい。」

 「いやいや。それはひどいですよ!いたって普通ですから。」

 「そんなことより、なんで今日来たの?忙しいでしょ?」

 「忙しいとかこの際、関係ないでしょ?!聞きました?」

早く誰かと話したい岡田さんを差し置いて、小春さんは院長に呼ばれて行った。

私たちはそんな岡田さんを見てクスクス笑っていたら、バッチリ目が合ってしまった。

そして、目をキラキラさせた岡田さんが私を目掛けてやって来た。

 「湊ちゃん聞いたよ!おめでとう。」

 「あぁ、ありがとうございます。」

 「元気ないね?マリッジブルー?」

 「声大きいですよ...。まだフロントのメンバーにしか言ってないから。」

 「そうなの?中村は言ってたけど?あいつ浮かれてたよ?ってか院長に言ってないの?!今日、俺来た意味ないじゃん!!」

 「知りませんよ...。」

 「岡田さんは考え汚いですね。自分の営業成績上げようと思ったんでしょ?このネタで。」

突然口を開いた麻実さんは岡田さんに毒を吐きかけた。

 「麻実ちゃん...。きついねぇ。でもね、営業マンとしてはなんでもネタにして成績上げるのは必須だよ。」

 「言っときますけどうちの院長ケチですからね?どっちみち数増やしたり、新しいの入れても値切られますよ?」

 「いいんだよ。数は増えるんだから!!」

そして小春さんが戻って来た。午前診も終わったので面会をするらしい。岡田さんは目をキラキラさせて私を見た。

 「湊ちゃん、お願い!中村の顔を立ててやってよ。一緒に行こ?」

 「えぇー!!」

 「まぁ、遅かれ早かれ報告しないといけないんだから行っておいで?」

砂羽さんが私の背中を押した。

 「わかりました。行きますよ...。」

そして、ガッツポーズをした岡田さんと一緒に院長の元に向かった。


 「先生、今お時間よろしいですか?」

私が先に院長の元に行って話しかけた。

 「今から岡田くんに会うんだけど?後にしてくれる?」

 「いや、その岡田さんも一緒に来ました。お話がありまして。」

そういうと、岡田さんも院長の部屋に入って来た。

 「ん?どうしたの二人して珍しいな。」

 「あの、私、結婚することになりました。今年も始まったばっかりですが、今年の大晦日に籍を入れようと思っています。」

 「え?新村さん、もしかして岡田くんと結婚するの?!」

 「いや、違いますよ!!岡田さんの後輩です。以前、岡田さんが教育係をしてた中村さんとです。」

 「そうか。彼も隅に置けないヤツだな。うちのスタッフに手を出すなんて。それで、なんで岡田くんが来るんだ?」

 「院長先生、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。そしてこれからも、より一層弊社をよろしくお願いしますね?」

 「ん?それはどういうことかな?」

 「先生、ちょっとはわかってらっしゃるでしょ?」

 「岡田くん。君もしかして...。」

院長も何かを察したように顔が引きつり始めた。

 「はい。ご祝儀がてらこれはどうでしょうか?」

そういうと、岡田さんは新薬のパンフレットを差し出した。

 「今使っていただいているものより治験結果はいいんですよ。個人差は確かにありますけど、このグラフ見てください。効果は抜群です。薬価は高いですが、毎日ではなく、月に1回なのでトータルでは悪くないと思いますが?」

 「君も隅に置けないなぁ。仕方ない。今度、この新薬の勉強会してくれるか?そこで決めよう。その勉強会は君ではなく、その中村くんにしてもらおうか。」

 「えぇ?中村ですか?!先生の担当は僕ですけど?」

 「ご祝儀なんだろ?君ではなく中村くんから契約させてもらうよ。」

 「先生、中村も自分の担当がありますけど?」

明らかに焦り出した岡田さんを見ながら、ニヤッと悪い顔をしながら院長は続けた。

 「じゃあこの話は無かったことにしようか。うちも患者さんに使っているものには自信を持って提供したい。こんなパンフレットだけではわからないこともある。それに、うちの新村さんを任せる男の度量も見てみたいしな。うちは誰から買おうが関係ないんだ。確かに君も君の会社も信頼しているよ。中村くんから契約しようが君の会社には利益として出るんだろ?」

 「それはそうですが...。わかりました!!では、前向きに検討してくださるということでいいですか?」

 「いいよ。勉強会楽しみにしてるよ?」

 「はい。お任せください。」

意気揚々と返事をした岡田さんは去って行った。そう、私を残して...。

 「新村さん、おめでとう。今後はどうするつもり?」

 「結婚しても、子供ができるまで仕事は続けたいと思っています。そのあとのことはまだ考えていません。」

 「式は?するの?」

 「予定では4月2日の日曜日にしようと思っています。」

 「それにしても結構先の話だね。」

 「そうですよね。でも私たちにとって両日とも大切な日なので。」

 「理由聞いてもいい?」

 「中村さんとは高校の同級生で、実は学生時代に付き合っていたんです。一度別れたんですけど、ヨリを戻すことになったのが2年前の大晦日でした。そして、私たちが初めて出会ったのが高校の入学式の日、4月2日だったんです。」

 「そうかそうか。新村さんは娘と同じくらいの年齢だから感慨深いなぁ。幸せになるんだよ。」

 「はい。ありがとうございます。」

そして私も院長の部屋を出て、フロントに帰って行った。


 その日の夜、仕事から帰ってきた浩之は少し機嫌が悪かった。

普段、家で仕事の話はしない。でもこの日は早速、私を見た途端に愚痴り始めた。

 「岡田さんから聞いたよ。俺、あの人に言うんじゃ無かった。報告した途端に外回り行ってくるって会社を出て行ったんだよ!おかしいと思ってたんだよなぁ。新薬とか俺、売ったことねぇよ!!最悪だよ。それも勉強会って...。湊、俺もう帰ってこれないかも...。」

 「あたしもびっくりした。正直まだ結婚のこと言ってなかったし...。岡田さんって少し強引なところあるって思ってたけどねぇ。でも、浩之なら大丈夫!!やりにくかったらあたし勉強会出るのやめるからね?」

そう、うちの勉強会はフロントだけ2人出席してあとのメンバーは帰る。変わり交代で出席している。

 「えぇ!!湊いなかったら俺、余計辛いわ。」

そう言って私に抱きついてきた。抱きつくと言うよりももたれ掛かってきた。

 「大丈夫。浩之ならできるよ。ちゃんと説明すれば院長も分かってくれる。営業成績少し上がるね。」

 「同期には負けたくないからな。とりあえず帰ってくるの遅くなるから。」


 それからと言うもの、浩之は新薬についての勉強と、自分が受け持っている仕事と両方をこなすようになり、帰ってくる時間も遅くなった。

私はいつもと変わらない。仕事を終えて、晩御飯も一人で取ることが増えた。

少しさみしいとは思うけれど、頑張っている浩之を応援するのが私のできることだ。

 あれから少し経ったころ、仕事帰りの時だった。

後ろから誰かつけてきてるような気がした。振り向いても誰もいない。その時は気のせいだと思っていた。

基本的に私の生活リズムは決まっている。同じ時間に家を出て、同じ時間に帰ってくる。

最初に異変を感じてから2週間ぐらいが経った頃、私がマンションにつくといつも森崎さんがいた。

特に話すこともなく、無視していた。しかし、いつもなら森崎さんの方から話しかけてくるのに、それすらない。

ようやく諦めてくれたと思って一安心していた。

なので、浩之には言わなかった。浩之だって、今そんなことを言われても迷惑だと思った。

それから、再び誰かにつけられていると思ったのは、専門学校時代の友達と女子会をしていた時だった。

居酒屋を出て、家に帰る時に誰かの視線を感じた。でも、終電を逃した一人の子がうちに泊まる予定になったので、一人ではない。視線を感じただけで大袈裟だと言い聞かせた。

それから二人で帰っていると、友達が言い出した。

 「誰かにつけられてない?」

そしてその子が振り向くと、やはり誰もいない。

その子も気のせいだと思ったんだろう。変なこと言ってごめんね。と謝った。

マンションに着くと、浩之も帰ってきたところだった。

彼は彼で、大学時代の友達と飲んでいた帰りだった。

浩之と彼女は初めて会うので、軽く挨拶を交わして3人で部屋に帰ろうとしたとき、森崎さんも帰ってきたみたいだった。

浩之が、森崎さんに挨拶をしたが、彼は気づいていたのにも関わらず、無視をしてエレベーターには乗らずに階段で帰って行った。

明らかに様子の違う森崎さんに浩之は不思議がっていた。まぁ、気にすることもなかった。

 そして、勉強会の日がやってきた。この日のために、浩之は一生懸命だった。

ひどい日は、日付が変わる頃に帰ってくる。家を出る時間も早かった。

本当は勉強会に出る予定ではなかった私は、小春さんや院長の勧めもあり出席になってしまった。でも、彼の頑張りがここで見ることができるのは少し嬉しかった。

 3年前とは違い、スムーズに説明をしていく。院長のいじわるな質問にも的確に答えていく。 

 勉強会の時にはクリニックのスタッフにお弁当が支給される。

この日はうな重だった。私は、頑張った浩之に食べさせてあげようと思って残しておいた。

勉強会が終わって、浩之は院長に呼び出され、院長室に連れて行かれた。

 「あいつはすごいよ。俺が中村だったらあそこまでスムーズに出来なかった。初めて新薬に関わる時って結構緊張するんだよなぁ。治験が良くても副作用とか出る人はいるし、どのように出るのかもわからない。データになってないことまで調べ尽くす。そして自信を持って売る!それで良くなる人がいる。そこまで実感できた時、すごいやりがい感じるんだよ。あいつもこれでわかるよ。実はあいつ4月から新人の教育係になるんだよ。同期で一番だ。忙しくなると思うけど、愛想尽かさないでやって?あと、このことはあいつ知らないからまだ言わないでね。」

それだけ告げると岡田さんは、他の先生方のところに行った。

そしてしばらくして、浩之が戻ってきた。院長が契約を申し出てくれたそうだ。

1ヶ月の努力が報われた結果だ。本当に良かった。

一度会社に帰ると言い残し、岡田さんと一緒に意気揚々と帰って行った。

きっと、浩之は仕事もプライベートも充実した日々を送っているんだろう。

誰の目に見えてもそう見えると思う。そんな彼が眩しく見え、彼との将来も明るく見えた。

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