第8話 太陽に憧れて
あの日から、私の心は複雑だった。あの日は結局何も話せなかった。タケちゃんに向けられる笑顔が眩しくて、羨ましくて、妬ましかった。
きっと、私のことを覚えていても、状況は今とあんまり変わらなかったかもしれない。いや、でも1%くらいはもう一度笑いかけてくれたかな?そんなことばっかり考えて、一人モヤモヤしていた。
3月に入り、今の職場で働くのもあと1ヶ月。私は、実家の近くに家を借りた。突然仕事を辞めて、実家に帰るのは違うような気がした。それならば、近くても一人で生活しよう。そう思った。
親には、退職する本当の理由は言えなかった。ただ、帰りたい。そう言う事しか言えなかった。一度決めたら頑固な私をよく知っているから、最所は反対していたが、根負けしたような形で退職に同意してくれた。
次に、仕事も探さなければいけない。とりあえず、4月は有休消化になるのでその間に探そう。浩之にも会いたい。忙しい1ヶ月になりそうだなと思うと少しワクワクした。引き継ぎや、整理など辞めるとなれば意外と仕事をしていたんだなぁっと思う。いろんな人にも挨拶をしていかなければいけない。その度に聞かれる退職理由。その度に少し疲れてしまう。そんな生活を送っていたとき、浩之のお母さんから連絡がきた。彼の退院の日が決まったということだった。
私は忘れていた。そうだ、4月から彼は社会人。製薬会社に内定をもらっていた。
退院の前日、私は最後の望みをかけて会いに行こう。そう心に決めた。
とうとうその日がやって来た。私は彼の病室の前で深呼吸をする。昔の話をしよう。出会った頃の、一番幸せだと感じていたあの時間のことを。
3回ノックをして彼の病室に入った。
「おめでとう。明日退院するんだって?」
そう言って本を読んでいた彼の隣に座った。でも、返事がない。彼は私にだけ愛想が悪い。それは意識が戻ってからずっとだった。
「ねぇ、聞こえてる?」「...。」
「ねぇ、なんで私だけ無視するの?」「別に。」
「答えになってない。出会った頃はもう少し可愛げがあったのに。」
「何度も言うけど、俺、新村さんのこと覚えてないから。」
「湊。湊って呼んで。毎回言ってるのに...。」
「覚えてない。昔はそう呼んでいたかもしれない。でも、今の俺はそんな風には呼べない。」
「じゃあ教えてあげる。私たちが出会った頃のことを。」
高校の入学式、あたしは学校で迷子になった。教室が分からなくて、ウロウロ同じところばっかり歩いていた。そんな時、中庭から小さな笑い声が聞こえてきた。それがヒロだった。あたしが振り向いた時にヒロは言った。
「さっきから何してるの?もう3回くらい見てるけど。」
「えっと、教室が分からなくて。」
「何組?」
「2組ですけど...。」
「そこ真っ直ぐ行ったとこ右側の渡り廊下渡った先の階段で2階行けば分かるよ。」
「えっ?あ、ありがとう。」
それが初めて話した言葉だった。
教えてもらった通りに行けばちゃんとついた。あたしが通っていた中学からは3人くらいしかいなくて、あたしは友達がいなかった。席で座っているとヒロがやって来た。それも隣に座ったから本当にびっくりした。その時も少し笑ってた。ちょっと感じ悪くてムッとしたけど...。
それから話すことも無かったけど、少しずつ学校に慣れて来て、あたしは里紗と仲良くなった。菅野 里紗は今だって親友。いつも2人でいた。部活も一緒にバドミントン部に入った。ちょうどその時くらいに里紗に一目惚れをしたタケちゃんがあたしたちに近づいてきた。
ヒロもタケちゃんと、一緒にバスケ部に入ってたね。幼馴染だけあって普段あんまり話さなかったヒロもタケちゃんとは良く話してたから、あたしびっくりしちゃった。
バド部とバスケ部は、体育館とか更衣室とか部室とかもいろいろと近かったし、あたしと里紗とヒロが同じクラスだったこともあって、タケちゃんが休憩時間とかによく遊びに来てた。ちょうどその頃、連絡先も交換したんだよ?
学食行ったり、テラスで話したり、試合見に行ったり。よく4人で一緒にいたね。すごく楽しかった。
そうこうしてたらヒロはすぐに学年の高嶺の花になった。背が高くて、かっこよくて、クールで、たまに見せる笑顔が爽やかで、勉強もできるし、運動神経もいい。そりゃあ女の子の憧れの人になるのは当たり前だった。
いつの間にか、ヒロの周りには女の子がいっぱいいて、あたしも里紗も近づきにくい人になった。
高校2年生になった。あたしと、里紗と、タケちゃんが同じクラスだった。
その頃、里紗とタケちゃんが付き合うようになった。それはもう、めんどくさいくらいラブラブで、あたしでもちょっと引くこともあった。
ヒロは別のクラスだったけど、タケちゃんに会いに来たりして、たまに顔を合わせて話すことがあった。
ある雨が降った日、あたしと里紗は部活の前に学校の近くのスーパーに買い物に行こうとした。でも、あたし達は傘を持っていなかった。二人で走って行こうと走り出したら、ヒロとタケちゃんが傘をさしてやって来た。行き先はたまたま一緒だった。当然、里紗はタケちゃんの傘に入った。必然的にヒロの隣しか無かったけど、あたしは入れなかった。
「あたし先走っていく!!」
そう言って走り出したら、あたしは滑ってしりもちをついてこけた。
里紗もタケちゃんもお腹を抱えて爆笑してた。あたしは、恥ずかしいし、痛いし、無かったことにしてすぐに立ち上がってまた走り出した。すると、3歩走ってまたこけた。そう、リプレイの如く。いや、デジャブの如く...。
後ろでは、笑い死にするんではなかろうかと思うくらいの里紗とタケちゃんの笑い声。
本当に自分が嫌になって、立ち上がろうとしたけど痛くて、うずくまっていたら、雨が当たらなくなってた。そう、ヒロが傘をさしてくれてた。
「大丈夫?びっくりするくらいドジが際立ってる。」
そう笑いながら手を差し伸べて来た。なぜかそれに腹が立って、自分で立ち上がった。
「何よ。笑いたきゃ笑えば?」
そう言ってまた走りだそうとしたあたしの手首を掴んでヒロはあたしを自分の胸に引き寄せた。
「バカ。またこけるぞ?一緒にいこ?」
そう言って、優しく手を引いて連れて行ってくれた。
あたしはその時のヒロの姿に恋をした。
それからあたしは、ヒロが他の子と話してたり、絡まれたりする姿にモヤモヤするようになった。
それから3ヶ月後、あたしたちは初めて喧嘩をした。
その日は、部活が休みだったあたしは、放課後に一人で里紗を待ってた。すると、同じクラスでサッカー部の小栗くんが入って来た。小栗くんとは席も近くて、よく話をしたり、勉強教えてもらったりしてたから仲も良かった。
「お疲れ。部活は?」っと話しかけた。
「今から行く。でも、新村に言いたいことあって。」そういう小栗くんはいつもの元気でハツラツとした雰囲気とは違う、気迫のような雰囲気で、真っ直ぐあたしを見つめてた。
「俺、新村のこと、好きだ。」
「えっ?あたし?なんで?」驚きすぎて、聞き返してしまった。
「そう。なんでって?1年の時から気になってたけど、同じクラスになって、仲良くなったらいつの間にかずっと目で追ってた。いつも笑ってて、誰とでも仲良くなって、優しくて、ちょっとバカで、そんな新村が好き。やっぱり新村は中村が好き?」
そう言ってあたしに近づいて来た。少し怖くなったけど体が石のように固まって動かなくなった。
とうとう目の前に来て、小栗くんはあたしの手を取った。
その瞬間に教室のドアが開いた。そう、ヒロが入って来てくれた。
「湊、遅い。タケも菅野も下で待ってる。ってか何してんの?」
そう言って、ドアにもたれてこっちを見つめて来た。
「中村、お前こそ何してんの?」
「俺?とろい湊を迎えに来ただけ。」
「新村、俺、さっき言ったこと、本心だから。いつでもいい。返事聞かせて。」
そう言って小栗くんは走って教室を出て行った。
「どういうこと?あたしは里紗待ってただけだけど?っていうかタイミング悪すぎ。」
ヒロの態度に少しイラっとしてしまったあたしはヒロを見れず、うつむいたまま冷たく言ってしまった。
「湊が困ってるように見えたから。俺、邪魔だった?」
あたしは、ヒロには知られたくなかった。そう思っていたから戸惑って、どういう風に接したらいいのか分からなくて、なんて言えばいいのか分からなくて黙ったままになった。
「もしかして、小栗のこと好き?」
好きじゃない。あたしが好きなのはヒロだ。でも言えない。ここれじゃダメだってわかっていても何も言い返せない。
「ごめんな。湊が困ってるように見えた。そうじゃなかったんだな。俺、帰るわ。気をつけて帰れよ。」
そう言ったヒロの表情が悲しそうに笑ってるように見えた。
「ちょっと待って!」
そうあたしが言えば、振り返ってあたしのそばまで来てくれた。
「何?何か言いたいことあるんだろ?」
「好きじゃない。でも、今あのタイミングでヒロが出て来ちゃダメだよ。小栗くん、勘違いしちゃったかも...。」
「でも、好きじゃないなら後でちゃんと言ったら大丈夫だろ?」
「なんでそんな簡単に言えんの?小栗くん傷ついちゃうのに...。」
「そんな事言うけど、結局あいつは傷つくんだけど?傷つけないようにってどうすんの?好きでもないのに付き合うの?」
「でも、さっきのは違う。」
「湊は甘いよ。小栗だって男だし、あの後お前に何してたか分かんなかった。そしたら結果的に湊が傷つく。それこそ俺は、小栗のこと許さない。」
「小栗くんはそんなことしない!それにヒロにそんなこと言われたら...、言われたくない!!」
「どういう意味?」
ヒロの声が少し低くなり、怒っていると思ったが、この時のあたしは自分自身が制御できなかった。
「ヒロは、モテるから、振ることに慣れてるからそんなことが言えるんだよ。知ってる子でも、知らない子でもそうなんでしょ。でも、あたしは違う。小栗くんの気持ちが嬉しかった。だから、少しでも傷つけないように、今の関係を壊さないようにって思っただけだもん。」
「まるで俺が冷酷非道みたいに思ってたんだな。俺は、好きな人としか付き合わない。それに、はっきり断った方がその人のためになると思ってる。思わせぶりな態度とってどうする?お前、本当何もわかってない。俺だって、そんなことに慣れるわけないだろ!」
あたしはその時、初めてヒロの大きな声を聞いた。いつも冷静で、大きな声を出すような人じゃなかったから。
「何?どうしたの?」
そう言って里紗とタケちゃんがやって来た。
「ヒロ?どうした?落ち着けって!!」
タケちゃんがヒロを静止するが止まらない。
「よくわかった。湊が俺のことそういう風に思ってたって。湊は俺のことわかってくれてるんだって勝手に思ってた。もう勝手にしろ!俺はもうお前に何があったって知らない。痛い目に合ってから気づいたって遅いんだぞバカ!!」
「おい!ヒロやめとけって!!」
「別にあたしはヒロに心配されなくたっていいもん!!自分が勝手に干渉して来ただけでしょ?!あたしはあたしで勝手にするもん...。」
「湊も!!もう辞めときなって!!」
里紗もタケちゃんもあたしたちを止めようと必死だった。するとヒロは教室を出て行った。
タケちゃんはヒロの後ろ姿を追って出て行った。あたしは里紗の顔を見た途端、涙が溢れて止まらなくなった。里紗はそんなあたしを抱き寄せて、優しく頭を撫でてくれた。
「湊。遅くなってこめんね。何があったの?」
涙が枯れて来た時に聞いてくれた。それから一部始終話してると、枯れたはずの涙がまた溢れ出した。
次の日、ヒロに謝ろうと思った。昨日、里紗には「二人ともバカ。早く謝りなさい。」そう言われた。だから朝一番で、ヒロの教室まで行った。ヒロはクラスメイトと仲よさそうに話していた。目があったから、一回深呼吸してから彼のところまで行ったけど、あたしを見てくれなかった。本当に怒ってるんだ。そう思ったから話している彼の後ろで「昨日はごめんね。」っと言って教室に帰って来た。
教室に着くと、里紗もタケちゃんもあたしのところにやってきた。
「ヒロどうだった?」
里紗は心配そうに聞いてくれた。タケちゃんは何も言わなかった。
「全然ダメ。そりゃそうだよね。あたしでも腹たつもん。あんなこと言われたら。」
「でも、ヒロだって言いすぎ。あたしは湊だけが悪いって思わない。」
「俺は、はっきりしない湊が悪いと思う。」
急に言葉を発したタケちゃんに、あたしも里紗もびっくりした。
「えっ?」声がハモった。
すると、ヒロが無表情で私たちのところに来た。
私はすごく怖く感じた。何言われるんだろう?やっぱりもうあたしたちは仲直りできないんじゃないか?そんなことばっかり思っていた。
里紗とタケちゃんは離れて行ったが、先ほどのタケちゃんの言葉で言い争いをしていた。
「さっきの何?」
あたしの席の前に座って、あたしの机に頬杖をついて見つめてくる。
「ごめんって何のごめん?」
「昨日のこと。ぜんぶ。言いすぎたって思ってる。」
「俺も、言いすぎたって思ってた。でも、謝らない。」
「えっ?」
「だって、湊には少しも傷ついて欲しくない。手も出されたくない。だから、分かって欲しいんだ。男はそんなに賢くない。どんなやつだって豹変するかもしれない。確かに小栗はそんなことしないかもしれない。でも、他のお前のことが好きなやつがいるかもしれない。いつだって俺がいたらいくらでも守ってやれる。でも、いない時の方が多いだろ?湊には幸せになって欲しいから。でも、確かに干渉しすぎた。それはごめんな。」
ヒロの言葉を聞いてると、また涙が溢れて来た。昨日からずっと泣いてる。このままじゃ、目が腫れて前が見えなくなるかもしれない。
「泣くなって。俺が泣かしたみたいじゃん。って俺か?!」
そう言って少し微笑みながら親指で涙を拭ってくれた。
「菅野!!ヘルプ!!タケ何言ってんの?いい加減にしとけよ。」
「うるせーよ!誰のせいだよ!!」
「湊?また泣いてんの?またヒロになんか言われた?」
「湊ごめんな?泣くなって...。俺も泣いちゃう。」
あたしはヒロの泣き真似がおかしくて、思わず吹き出してしまった。
それから4人で笑ってたらホームルームのベルが鳴りヒロが先生に怒られて教室に帰って行った。
その日の放課後、あたしはきちんと小栗くんにお断りを言った。
それからあたしたちは二人でいることが増えた。休み時間やお昼ごはんも一緒に食べてた。
ヒロが昼休みにやってくる。その意味はあたしにはわからなかった。ただヒロが、自分に群がる女の子がめんどくさくてカモフラージュとしてあたしを使っているんだと思ってた。でも、あたしはそれでよかった。だって、それでもあたしを使ってくれるって思ったら嬉しかった。いつの間にかそれほど好きになっていた。
周りの女の子たちにはいろいろ言われてたけど、里紗が返り討ちにしてくれてたけれど...。
3年になった時、あたしたち4人は同じクラスになった。あの年は本当に楽しかった。
受験もあったけど、息抜きに一緒に遊びに行ったりもしたね。映画行ったり、買い物行ったり、テーマパークに行った。
あたしの家の都合で大学受験が出来なくなったとき、ヒロが励ましてくれた。
最後には、ヒロまでが受験やめて海保受けるって行った時は驚いた。あたしが大好きな映画の主人公の職業だからって「かっこいいだろ?」って。
たまに、突拍子もないことを言う。これはあたしも、タケちゃんも反対した。そういえば、お母さんもお父さんも反対したんだってね。
そして私学の受験があって、受けたところは全部受かって、さすがヒロだって思った。でも、第一志望は国公立だって手を抜かないところは本当に尊敬した。
気がつけば卒業式で、あたしはこれで本当に終わりなんだと思ってた。
自分自身も意気地なしだと思った。でも、ヒロの受験の方が優先順位は高い。だから今日はそのまま、笑っていつもみたいにバイバイするんだって心に決めてた。里紗にもタケちゃんにも怒られたけど、あたしは自分の気持ちに蓋をした。
ヒロも何も言わなかった。あたしたちは二人とも鈍感を極めたような、ニブチンだった。今思えば、根性なしの青春だなって思う。
ヒロはその後、本命の国公立に落ちた。メールで報告してくれたんだよ。あたしはなんて返していいのかわからなかった。でも、次に来たメールでヒロの決意が見えた。
「俺は浪人する。絶対来年、あの大学に入ってみせる!!」そう書いていた。
ヒロのそんなところも好きだった。有言実行する強さもかっこいいって思ってた。この人とずっと一緒にいたいって強く思った。そんな時、タケちゃんも後押ししてくれた。それで付き合うようになった。
そこまで話すと浩之は、頭を抱えていた。何か思い出したのだろうか。
「何か思い出した?痛い?大丈夫?」
「新村さん。ちょっと一人にしてくれる?」
小さい声で、ヒロがそう言った。
あたしは、黙って部屋を出た。それでも心配だから扉の前から動けなかった。
「うあぁーーーー!!!!!」
急に大きな叫び声が聞こえた。さすがに驚いて、扉を開けようとノブに手をかけた時だった。
「なんで思い出せないんだ...。なんでだよ...。俺は、俺は、あの人の笑顔を守りたいのに...。」
苦しそうにそう聞こえて来た言葉に、私の記憶が無くなっても守ろうとしてくれる浩之が不謹慎かもしれないけれど、運命の人だと確信させた。そして、これからは彼を、私が守ると決意した。
一生、思い出さなくてもいい。彼が幸せに暮らせるなら私は一人になっても構わない。私の中に、浩之との思い出が生きている限り、私は一生一人で生きていける。強がりではなく、心からそう思った。
それから、浩之が落ち着くまで扉が開けられなかった。
もう大丈夫そうだと思った時、扉を開けた。
「あたし、もう帰るね。いつかまた会おう。あたしはずっと待ってる。会いたいと思ってくれたら連絡して。」
そう言って、浩之の元から去った。
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