第2話 鈴木髪を切る
鈴木は髪が伸びたので、散髪に行った。
「今回は美容院とやらに行って見るかな、」
鈴木は床屋しか行ったことがなかった。
「いらっしゃいませ〜」
「あの、散髪を、、」
「申し訳ございません、、当店は予約制で、、」
そこの美容院は予約制であったッ
美容院に行ったことがない鈴木は
苛立ちを覚えた。
「じゃあ、予約すればいいんだろ?
五分だ・・、五分後に予約だ」
「な、なにぃーッ!?」
天才的な処置だった。だがッ
鈴木は予約制の残酷さを知る事になったッ‼︎
「五分後は予約が埋まっております」
そう、予約制である事は大体予約が埋まって、予約をする事から戦いは、始まっていたのだ!
やられたッ——
鈴木は戦う前から負けていたのだ!
「悔しい、、」
そう、悔しい、悔しさと裏腹に
初めて来た美容院で恥をかき、
見っとも無さも鈴木の心を痛めた。
しかし、そんな事で収まる鈴木ではなかったッ!
「おい!見た所、手が余ってる人がいるじゃねぇかッ‼︎そいつらに切らせればいいじゃねぇか!」
美容院となるとアシスタントもいる、言わば見習いだ。
そんな見習いにお客様を付かせるなんて御法度、自ら美容院のイメージが悪くなるからだ、
しかし、この美容院は変わっていたッ!
「hey!youはこのわたしがsanpatuするYO!!」
奥から怪しげな男がきた
「お、おう!じゃあ、きみがきってくれるんだな!」
他の店員達は少し騒めいたが、鈴木は気にしなかった。
その男の名はジョイル、アルバイトだッ!
「まずは、ここのチェアーに座って髪をチョキチョキするからねぇーッ!」
チョキチョキはアウトだと思う
「アーメアーメフーレフーレ♪」
髪を濡らすだけでこのテンションッ
鈴木はこの男を只者ではないと思っていた。
「ここでBARIKANをセッツ!hey!アシスタント!」”buiiin”‼︎
「ホラッ!あっという間にBOUZUだッ!」
鈴木は坊主にされた。
「おいっ!これのどこがイケてるんだッ!」
鈴木には珍しい正論だった。
「NONO..これはジャパニーズファッション、エーンドッperfec tstyleッ!」
全く意味が分からなかった。
「ふ、ふーん、まぁ、わかってるけどね、」
鈴木は知ったかを装った、今更美容院には行き慣れてる風な雰囲気をかもちだした。
「OK!スィーユー!」
鈴木は無事に髪を切ることができた。
「さすがは、美容院だな、、もう二度といかん」
ちなみにジョイルはその後クビにされた
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