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目次
――ノートの裏側
No.＿＿＿＿＿＿＿＿（１枚目）＿
Date...2017・２・14―― （突然いなくなった彼女が、帰ってきた）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿（あまりにも変わり果てた姿で）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿（ノートを赤く染めながら、この手紙が机の中に入れられていた）
この ノートの 切れ端（中に包まれた薬指）を 見た
ダイスキな（コロシタイほど） あなたへ
心からの ばれんたいん（愛）を 送ります
受け取ってくれたことへのカンシャ（わたしを愛してくれると言ってくれて本当にうれしかった）としては、
まず、あなたに
わたしのことを知って欲しいので、
わたしのハジメテ（作品）を
あなたにサシアゲ（贈呈し）ます。
次に、これは、ケイヤク（婚約）です。
わたしのタイセツなモノ（親友）をうばった
あなたには、
必ず必ず必ず必ず必ず必ず必ず必ず必ず必ず
セキニン（わたし）をトッテ（シアワセにして）もらいます。
最後に、これは、お近づきのシルシ（親友の薬指）です。
毎日大事に肌身離さず制服のワイシャツの（わたしの大切な親友に）
胸ポケットに入れて（あなたがいつも）、
一日四〇回撫でてあげてくださいね（してあげていたようにしてください）。
大丈夫です。もう、死んでしまっているから（本体のほうは大切に保管してありますが）、
動くことはありません。
それに、もとはあなたのペット（かのじょ）ですから、
すぐにナツク（腐っていく）と思います。
でも、時々あなたを見つめて（天国からわたしたちを祝福してくれているでしょう）、
なぜこんなことになったのかを（わたしがあのこを殺した時のように）
恨めしそうにミツメルかもしれません（いっそう眼球が飛び出そうになるほど悲鳴をあげながら）。
この ノートの 切れ端を（ノートに書かれた本当の意味を） 読んだ（知った）
ダイスキな あなたへ（このページを読んだあなた）
ホワイトデー までに（わたしが殺し続けないように）
お返事を お待ちしております（特定してみてください）
わたしを はやく みつけてね（さて、わたしは ダレでしょう）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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