第28話 手紙
数日が過ぎた頃ルイが行動に出た
「姫羅、今日私のアパートで泊まらない?」
「お邪魔していいんですか?」
「もちろん!」
ルイは姫羅をアパートに呼びその日仲良く過ごし寝る姫羅
「金の鳥よ頼むぞ!!」
分かった・・・
三人は姿を消した
・・・・
なんだろう・・・
懐かしい匂いがする・・・
姫羅は眠り続けるのだった
リューンの世界は昼間で警備でスカイは遺跡に居た
「久しなスカイ」
「ルイ!!いつ此処に?」
「今しがただ」
「じゃ、これからは一緒に?」
「お前が望むならだが?」
「俺はお前を信じて待っていた」
「有り難う、だがこの世界では一緒に住めない」
「どこでも俺は良いルイと居れるなら」
「さぁ、手を」
「ああ」
ルイはスカイの手を取り消え姫羅が目覚めるとリューンの家に居た
「・・・夢・・・!?」
少し散らかった部屋を掃除しながら洗濯をする姫羅
夢でもいいリューンに会いたい・・・
料理を作り終えると疲れたのかソファで眠りにつく姫羅その頃シンとリューンは口論の末シンが条件を出すのだった
「リューンお前には悪いがここ1ヶ月の間に嫁をとれ」
「それは聞けない命令です!」
「いや、聞いてもらう!!聞けないのならこの国から出て行くのだな」
「シンそれはあまりにも・・・」
「リン、口を挟むな!いいなリューン」
シンは去って行った
「リューン・・・」
「いいのです・・・シン様とリン様のお気持ちはわかりますので」
リューンは家が帰ると
「・・・」
誰か家に居る・・・
結界をはったはずだが・・・
静かに鍵を開けソファに誰か居るのに気付く
あの大きさ女シン様がか?
ソファの後ろから覗き込むとリューンは目を疑うのだった
「!?、俺・・・夢見てるのか・・・」
目を擦るが姫羅が寝ているのは確かだった
とうとう頭まで変になったのか俺は・・・
幻まで見るようになったのか・・・
震える手で姫羅の頭を撫でるリューン
「姫羅・・・」
姫羅を抱き締めると姫羅も目覚めた
「リューン・・・会いたかった・・・」
「俺もだよ夢なのかこれは・・・」
「夢でもいいリューンに会えるなら・・・」
口付けをしお互いに涙を流しながら離れていた時間を埋めるのだった
「夢にしては温かい・・・」
「リューン、私ね、貴方の子供を妊娠したの」
「あ、有難う・・・
本当に夢なのか!?」
言いつつも食事をとり2人抱き合いながらベッドに寝るのだった
「このまま覚めないで欲しい」
「ええ・・・リューン愛してる」
「俺も愛してるよ」
2人眠りにつくのだった
翌日恐る恐るリューンは目を開けるとやはり姫羅の姿が無く
「やはり夢だったのか・・・」
「リューン、お早う・・・」
「姫羅・・・これは!?」
「夢じゃないわ」
姫羅はリューンに手紙を差し出した
「この手紙は?」
久しいなリューン
「ルイ姉さんの字だ・・・」
さぞかし驚き夢を見ている気分だろうな
私が此処に帰ってきたのはスカイとの約束を果たすためだお前の臣下スカイを頂いて行く代わり置き土産をしが気に入ったか?
おせっかいと思ったのだが甥か姪が産まれるというからないつか私とスカイも帰ってきたいと思うリューンには私の願いを二つ叶えて欲しい
一つは核の国の再建
二つは産まれてくる子に亡き父か母の名を付けて欲しいのだが
よく考えてくれ時間がないのでお前には会えないが姫羅を幸せにしろよ
ルイより
「ルイ姉さん約束は果たすよ・・・」
リューンは姫羅を抱きしめた
「姫羅有難う俺の子を・・・」
「ルイ姉さんのおかげよ」
「ああ・・・」
「お礼は言えないけどルイ姉さんも幸せになって欲しいわ」
「そうだな少し痩せたな」
「リューンこそなんだか雰囲気が変わったわ」
「そうか言い忘れたがお帰り姫羅」
「ただいまリューン」
いつまでも抱きしめ合う二人だった
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