第27話 計画
翌朝姫羅は気分が悪く嘔吐の繰り返しだった
「風邪でも引いたのかな?」
寝込んでいるとルイが夜に訪ねてきた
「具合はどう?」
「最悪〜明日病院にでも・・・うっ!!」
「一つ聞いていい?」
「はい」
「リューンと離れてどれくらいになる?」
「かれこれ3ヶ月ぐらいです」
「そう〜風邪じゃないわねそれ」
「えっ?」
「私のカンだとリューンの子供を妊娠してるわ」
「妊娠・・・」
「私が検査するもの買ってくるから」
ルイは出て行った
えっ妊娠・・・
リューンの元に帰りたい・・・
涙ぐむ姫羅だったがルイが帰って来た
「姫羅検査してみて」
「はい」
渡されるまま検査してみた結果を見て姫羅は動揺しするのだった
どうしたらいいの妊娠してる・・・
「どうだった」
「妊娠してます・・・」
「どうするのお腹の子?」
「・・・産みます」
「そう・・・」
ルイはニコッと笑い言う
「おめでとう〜リューンは居ないけど大丈夫?」
「はい、私が頑張らないと!!」
「出来るだけサポートはするわ」
「有難うルイさん」
その日からルイが姫羅のサポートに回りルイはベッドに寝ながら考える
「・・・やるしかないわね」
姫羅は度々ルイが金の鳥と話しているのを見かける
「ルイさん・・・何を話していたんですか?」
「ナイショ!!」
笑いながらごまかされる日々が続いた
その頃
「スカイ居るか?」
「はい、ここに」
「呑みに行かないか」
「はい、リューン様」
「様で呼ぶのはやめてくれ」
「ですが、今は・・・」
「お前は俺の兄になる予定だったのだから」
「ルイがいなくてはその話は成立しませんので・・・」
「もう良いから早くしろ」
出かけるリューンとスカイ
「スカイお前はどう思う?」
「えっ何をですか?」
「はぁ・・・最近のシン様の行動だよ」
「あ〜それはシン様とリューン様の問題で俺には答えようが〜」
「あのな~お前が同じ事されたらどう思うかだよ・・・」
「困りますね~」
「だろ!いい加減にしてほしんだが・・・」
「毎日のように女性を家に連れてくることですか」
「ああ、俺は姫羅と言う妻が居る、腹立たしくなる」
「でも、シン様の気持ちも分かるような気がしますがね」
「・・・スカイも同じことされたいか!」
「いや〜遠慮しとくよ、ルイに殺される」
「お前まだ信じているのかルイの最後の言葉を・・・」
「ああ・・・俺は死ぬまでルイを待つつもりだ」
「そうか・・・」
「リューンも姫羅さんを待つつもりか?」
「ああ・・・俺の妻は姫羅だけだからな出来ることなら俺が姫羅の元に行きたいのだか」
「そうか・・・」
帰るとリューンの家の前に女性が居た
「帰ってくれ」
「ですが」
「シン様に頼まれたのだろう俺は妻が居るスカイ彼女を家まで送ってくれ」
「分かりました」
女性を追い払うのだった
「金の鳥よ・・・」
なんだルイ・・・
「約束を果たしてもらいたい」
そうか望みはなんだ・・・
「姫羅をリューンの元へ帰しスカイをこの世界に呼びたい」
それはお前の望みなのか・・・
「ええ、そうよ」
・・・
「姫羅がここから消える分の補充付きだけどね」
よく考えたものだな良かろう・・・
「日取りはおりいって言うから今日はここで」
姫羅に気付くルイだった
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