第25話 新たな出会い
姫羅はリューンの世界から自分の世界に戻った後目覚めたのは病院のベッドの上、金の鳥は記憶を消したはずが姫羅は全て覚えていた
「リューン・・・幸せに・・・」
結婚指輪だけは指にはまったままで色々と報道に付け回されたが姫羅は歌手をやめ、その後人の役に立てるのならと友達の紹介で福祉で活動を始めた
・・・リューンの世界では・・・
「リューン・・・姫羅は・・・」
「すいません・・・姫羅の世界に帰ってもらいました」
「!!そうか・・・」
シンもその後何も言わずリューンは去っていった家に帰ると姫羅の思い出ばかりで塞ぎ込むリューン
「姫羅・・・」
それからいく時が経ちリューンは仕事に戻り今まで通り姫羅と出会う前に戻ったように笑うことを忘れ仕事に没頭する毎日
「そこ!!怠けるな!!」
「はい!!」
今まで以上に厳しくなるのだったが家に帰ると孤独感に囚われ姫羅の面影を追う自分が情けなくなる
「姫羅・・・君は幸せになったかい?」
毎日が過ぎていく・・・・・・・・・
姫羅もまたリューンの面影を追いながら各国わ巡るある遺跡が有名な国での事だった
姫羅よ・・・
なぜ幸せにならない・・・
「貴方は・・・」
なぜお前らはお互いに幸せを選ばぬ・・・
「私の幸せはリューンと居ることです」
金の鳥は消える幾度か金の鳥に遭遇するがいつも同じ問だった
「貴方は愛することを知らないのですか?」
愛すること・・・
知っている・・・
「では何時も同じ問をしなくても返事は知ってるはず・・・」
それは・・・
金の鳥はまた消えるのだった
姫羅に新たな出会いがあった同じ福祉活動に来た元は考古学者だったらしいが周りから少し変わり者扱いされていた女性が居た
「あの人どうして一人で食事をしてるの?」
「あまり関わらないほうがいいよ・・・」
「どうして?」
「少し変わり者なんだよ・・・」
「可哀相じゃない私話して来る」
姫羅はその人のテーブルに腰掛けた
「初めまして姫羅と言います貴女は?」
「・・・ルイと言う・・・初めまして」
「一緒に食事いいですか?」
「あまり私と関わらない方が良いです
周りから変な目で見られるぞ!!」
「どうして?」
「えっ!だって○×△KXP」
姫羅の目からは涙が流れた
「なぜ・・・泣くのだ!?
私は何もしていないのに・・・」
「ごめんなさい・・・」
久しぶりにリューンの世界の言葉を聞いた姫羅は嬉しくなり涙を流した
「貴女は凍える国の人?」
「えっ・・・違う、我は核の国の者で姫羅はなぜ我らの世界の事を知っている?」
「以前居たから・・・」
「なぜここに?」
「愛する人が選んだ事なの・・・」
「そうか・・・辛いことだな・・・」
「ええ・・・貴女はなぜここに?」
「・・・話せば長い・・・」
「そう・・・明日休日だから色々と話さない?」
「暇だからいいよ」
新たにルイと知り合った姫羅は同じ境遇の者か分からないルイに歩み寄ろうとするのだった
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