第23話 忍び寄る者達の存在
結婚式に向けて衣装選びや段取りを組んで居るとシンがリューンに話しかけて来た
「リューン、少しいいか?」
「はい、シン様」
「式を遅らせてくれないか」
「えっ何かまづい事でも」
「ああ・・・無の国に住み着いた盗賊達が何やら企んでいるらしい」
「ですが・・・」
「多分・・・狙われるのは結婚式の時だ」
「なら倒してしまえば」
「それが・・・無闇な争いはおこさないと平和条約で結んだばかりなのだ」
「各国ですか?」
「あぁ・・・」
「ですが今更遅らすことは招待状の件もありますし」
「そうなんだが・・・分かった!!
警備を厳重にするしかないな」
「はい、お願いします」
「姫羅はお前が居れば大丈夫だからな」
シンは去っていった
「姫羅を狙う者か・・・」
リューンは忍び寄る者達に不安を隠せなかったがその夜リューンは家に帰る前に遺跡の見回りをした
「あれは・・・」
祭壇に金の鳥が居たのだった
最強の戦士リューンよ・・・
女神を元の世界に帰して欲しい・・・
「なにっ!!」
このままだと・・・
女神は死ぬぞ・・・
「その話しは本当か?」
我は嘘は言わぬ・・・
「姫羅が死ぬ・・・・」
彼女を失いたくなかったら早くここに連れてくることだ・・・
「・・・・・」
よく考えることだ・・・
「姫羅はここで生きていけないと?」
そうだ彼女はここでは生きていけない・・・
「駄目だ姫羅は俺の妻に!?」
すぐにとは言わない・・・
良い返事を待っているぞ・・・
金の鳥は消えって行った
「姫羅がここでは生きていけない・・・」
夏の終わりが近づくなかリューンは金の鳥の言葉が頭から離れないのだった
「俺が絶対守ってみせる!!」
頭では分かって居るのだが忍び寄る者達と金の鳥不安になるリューン
「頭〜秋の祭典と共に婚儀が始まるそうですぜぇ」
「それは楽しみだな〜
楽しい祭りにしてみせるさ」
盗賊団と姫羅を狙いリューンを始末する計画を練るのだった
「ですが頭〜
捕まってしまったら意味がないですぜぇ〜」
「あははは、女神を囮に逃げればいい。
捕まえてしまえはこっちの物だ!」
「流石〜」
盗賊団は着々と参戦を練りリューンを仕留める事を考えて居るのだった。
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