第21話 灼熱の国の使者と来日
リューン達が始まりの国から戻ってからだった
「リューンいいか?」
「はい」
「灼熱の国から使者が来た」
「なんと?」
「交流をとりたいそうだ」
「姫羅もですか?」
「ああ、この手紙は姫羅に来たものだ」
「・・・」
「お前には悪いが渡していてくれ」
「ですが灼熱の国とは・・・」
「この際だから交流を私もとりたいと思う」
「今まで嫌がっていたのは灼熱の国です何があるか・・・」
「それもそうなんだが仲良くしたいと来たのだから良いではないか」
「シン様は甘いんです!何を企んでいるか?」
リューンは猛反対だった
それもそうまだリューンが核の国の王子の頃父リボーンが灼熱の国に悩まされていたのも確かだったからだ
「向こうも世代交代したと聞いたリューン落ち着け!!
お前の気持ちもわかるが昔は昔今は今だ!!」
「クッ!分かりました手紙を姫羅に渡します」
「ああ、そうしてくれ」
リューンは手紙を破って捨てたいくらいだが家に帰ると姫羅に手紙を渡しすのだった
「手紙だよ」
姫羅か手紙を読みリボーンに言う
「有難う、3日後が楽しみね!」
「えっ?」
「ここに来るそうよ」
「我々が行くのでは?」
「ここに来るって書いてあっるわ」
姫羅は笑って言うがその続きがあった
伝説の女神よお願いがある
我が子の様子が最近変なんだ・・・
今流行りの伝染病ではないかと心配で助けて欲しい。
タイガより
手紙には3日後と書いてあったはずが翌日の昼に灼熱の国の王と王妃が訪れていた
「ようこそ灼熱の国の王と王妃よ」
「すまない・・・早く訪れてしまい。」
「いえ、大歓迎ですよ。さあ、中へ」
皆、中へとはいるとリューンと姫羅が居た
「貴女が・・・」
「姫羅と申します」
「我はタイガ、我が妻アイ、息子のダイヤだ」
赤い髪と瞳が情熱的に感じさせ気性が荒そうに見えるが王タイガの表情は穏やかで優しい顔をしていた。
「今日は遥々交流のためお越しいただきお疲れでなのでは?」
「大丈夫です、凍える国の王よ長い間の歪みい合いまことに失礼をした。
我が父は頑固者でなにかと困らせていた。」
「いえ、こちらこそ交流を受けて頂き嬉しいばかりです」
「有難う亡き我の父は頑固者であったので叶わぬことも多かったがこれからは色々と交流をしたい」
互の王は握手をすると姫羅は王妃が抱きしめている子を見て言うのだった
「疲れたのね少し私が抱いていいかしら?」
「はい有難う・・」
王妃は躊躇いもせず姫羅に我が子を託す
この子ドール病だわこんな幼児まで・・・
「アイ様、長旅でお疲れでしょう。ここに腰掛けませんか?」
「ええ」
心配そうに我が子を見るアイ
「リューン良いかしら?」
「なんだ姫羅?」
「せっかく遠くから交流のため居らしているのだから歌を歌っても?」
「えっ、だが・・・」
「この国と灼熱の国の祝いし日よ良いでしょう?」
「ああ、君がそこまで言うなら・・・」
「歌が終わったらお願いね」
「はい、眠り姫様」
優しくリューンは微笑むと姫羅が歌いだす
その姿に王タイガもアイも驚く
「なんて美しい・・・
黄金色に輝いてまるで女神だ・・・」
「ええ、身体が軽くなるわ・・・」
暫くすると子供の笑い声が聞こえた
「キャハハハ!!」
姫羅はアイに子供を渡し微笑んだ
「元気で可愛い子ですねもう大丈夫ですよ。
私は疲れたので・・・ここで失礼します」
アイの目からは涙が流れ落ちでいた
「有難う・・・女神様」
姫羅はリューンに抱き上げられ家に帰るのだった
リューンも知っていたのだった子供がドール病のことを姫羅をベッドに寝かせながら言うのだった
「君はいつだって他人の事ばかりだ・・・
もっと自分のことを大切にして欲しい・・・」
リューンは姫羅の額にキスをした
その後始まりの国から始まり灼熱の国も交流がとれこの世界が一つになろうとしていた。
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