第17話 東の国の王・翡翠
凍える国の王妃リンのドール病が治ったと東の国にまで噂が流れた
「その噂本当か?」
「はい、翡翠様」
「なら私が直接凍える国に行こうとする!?」
「分かりました、使者をだします」
「頼んだぞ」
「はい」
ドール病で国が滅びかけている事に焦りが見える翡翠、妹リンのドール病をどうやって治ったのか聞きたかった
「リンの病気が治ったか・・・」
部屋でカプセルに寝る愛するローズを見る翡翠
この国の皆を治せる程ワクチンがあれば良いのだが・・・・・・・・・
翌日凍える国を訪れた翡翠だった
「久しぶりです兄さん」
「ああ・・・元気になってなによりだリン」
「シンも元気のようだな」
「ああ・・・翡翠もな」
城に入り話し出すのだった
「噂を聞いて来たのだが・・・」
「噂?」
「リンのドール病が治ったと」
「ああ・・・」
「ワクチンでもあるのか?」
「シン・・・言ってもいい?」
「だが・・・」
「言えないのか?」
「そうだな親友が聞いているのだからな」
今までの事を話した
「伝説の女神・・・居るのかまだここに?」
「ええ・・・リューンの奥さんだもの」
「あのリューンの妻?」
「ああ」
「シン、リン、その女神を東の国に呼んでもらえないだろうか?」
「・・・まずはリューンに許可をもらわないと・・・」
「頼む!」
翡翠は頭を下げるのだった
「よせよ!!
できるだけ早く向かわせるようにするから」
「すまない・・・もう・・・国が滅びかけているんだ」
「ああ・・・今日にでも聞いてくるから」
「良い返事待ってるよ」
「ああ」
翡翠は帰っていくんだった
「リン・・・どう思うか?」
「兄さんの事?」
「違うよリューンのことだよ姫羅を東の国に行かせてくれると思うか?」
「そうね、3日前の事を考えると・・・難しいかな」
「リンからも頼んでくれよリューンはああ見えて気難しいからな~」
「ええ頼んでみるわ」
話す二人だった
伝説の女神が居たとは驚きだ・・・
これでこの国も蘇る・・・・・・
翡翠は暫し安堵をし国に帰る
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