狼は世界の果てに哭く
● 3日目 夜明けの進行
GM:
では全員の夜行動が終わったので、世界の果てへ「進行」します! 移動前に「進行」ルートだけ振りますので各々【ST】処理してください。
1D6 ロリア (コロコロ…) ダイス 5 = 5
5:川を泳ぐ。【日数】に1を足して【意志】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)「水泳」
1D6 クスクル (コロコロ…) ダイス 1 = 1
1:少し荒れた地形が続く。【日数】から【筋力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)
1D6 ワイズマン (コロコロ…) ダイス 4 = 4
4:山で迷った。【日数】に2を足して【知力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)「登山」
【日数】=3 です!
ロリア:
今回「進行」で【ST】ダメージ受けてばかりだなー。【ST】10 → 7 になりました。
クスクル:
クスクルの【筋力】は3だから【ST】減少ナシだよー。
ワイズマン:
消耗無し! 山越えしながらサボテンの肉を食べます。【ST】7→10!
GM:
OK! ロリアさんだけ【ST】-3!
* * * * * * * * *
● 決戦
GM:
では、皆さん世界の果てにやってきました。
マリー:
(ざわ……)
GM:
何もない荒れ果てた大地……そこには、茶色い毛の【終末の狼】が待っていました。
その狼はなんと、前回、シースの袋が落ちてきた場所あたりで上を見ながらうろうろ待っています! 明らかに状況を先読みして待ち受けています。
ロリア:
「あの狼は……」
ワイズマン:
「終わらせてやろう、ロリア嬢。きっとできるはずだ」
ロリア:
「はい、大丈夫です、行けます!」
GM:
フリーダ「こんな悲しい戦いが待っているだなんて……でも、やらねばならないのですね」
クスクル:
(そして悪寒を覚えるロリア、ロリアもまた魔物へと変貌を遂げるのであった、ロリアと終末の狼による最終決戦がいま始まる!! ばばーん)
マリー:
(来春、公開)
ワイズマン:
(ロリアバリバリドーンもいずれ本当になってしまうかもしれませんが!)
クスクル:
(来春までは待てないので戦いますかねー。新しい【鉄製の矢】を嬉しそうに準備して)
GM:
では……あなたがたに気付くと、【終末の狼】は襲いかかってきます! ここで【終末の狼】を倒さなければ、シースの助けを受けることはできません!
ロリアの頭の中には相変わらず何かの声が聞こえてきます。
“オネガイ……コロ……シテ……”
ロリア:
「っ、わかりました、ここで終わらせましょう!」
そういって剣を抜き、盾を前に構えます。
ワイズマン:
【LIFE】200を削るのはいかにもしんどそうだ。
GM:
今回はいちおうロリアさんが主役なのでぜひかっこよくキメてください! ではバトルスタート!
――――――――――――――――――――
モンスター【終末の狼】(戦闘ルールは魔王戦と同じ)
【LIFE】200 【防御値】10 【反撃ダメージ】8+火炎2
【経験値】10 【ドロップ】ドロップアイテム表×2
・【LIFE】を半分削れば【伝説P】+15、全部削り切れれば+30。
――――――――――――――――――――
クスクル:
「狩っちゃうぞーーーー」
ワイズマン:
両手に炎を灯して身構える! 今回はちゃんとした服だ!
GM:
フリーダ「終わらせましょう!」
デューク「主の命のままに!」
ロリア:
「グレートウォール!」
これで装甲は8かな?
GM:
OK! ということで、攻撃判定をしていってくださーい。スキル使用があったら宣言してね!
クスクル:
【貫通射】いっきまーす。【ST】13→10!
ワイズマン:
【火炎】のフォースでロリアの【ロングブレイド】にエンチャントファイアごっこをしてもいいでしょうか。数値的にやることは変わりませんが!
GM:
もちろんいいですよ。ロリアは【火炎のシルバーランス】のことを思い出しそう! (見方によってはいやがらせみたいだ!)
ワイズマン:
ロングブレイドの刀身に手を添えて炎を纏わせます。
「迷うなロリア嬢! 一気に攻めるんだ」
ロリア:
「ワイズマンさん……はい、行きます!」
ワイズマン:
ついでに【防御】(【ST】-3)も使います。【火炎】の消費と合わせて【ST】10→6です。
GM:
OK! ではみなさん攻撃判定を! 目標値は10です!
ワイズマン:
2D6+6>=10 攻撃判定(知力)!
(コロコロ…) ダイス (3+1) + 6 = 10 +0成功!
クスクル:
2D6+6-1>=10 攻撃判定(【敏捷】・弓)!
(コロコロ…) ダイス (4+4) + 5 = 13 +3成功!
ロリア:
前方で盾を構えながら突撃! 【ドMなフリーダ王女】の効果で攻撃判定+2!
2D6+4+2>=10 攻撃判定(筋力)!
(コロコロ…) ダイス (2+3) + 6 = 11 +1成功!
GM:
全員成功! やるう! では続けてダメージ判定! 茶色い終末の狼はあなたがたに向かって突撃してきます!
フリーダ「相手の注意をこちらに惹き付けます! ロリア様は狼のお尻に熱くて太い槍を! お願いしますッ!」
ワイズマン:
フリーダさんが意地でも【火炎のシルバーランス】のことを思い出させていくプレイ。
クスクル:
「熱くて太い槍じゃなくなっちゃったんだよねぇー」
GM:
フリーダ「あっ、しまった【シルバーランス】は折れちゃったんですね! ウフフすみません!」
ドSになってるぞ!
ロリア:
「フリーダ王女! 仮にも王族なんですから下品な言動は
ワイズマン:
こちらの【火炎】によるダメージは攻撃判定値の10+【レベル】6+【好意】4で20点です!
ロリア:
デュークガルツって別に【好意】とかないですよね。
GM:
ないです! でも1D6ダメージ増えますよ。
デューク「騎士ロリア、合わせるぞ! ぬおおおおおお!!」
ロリア:
「はい、いきましょう!」
2D6+6+1D6+3 【ロングブレイド】で攻撃!
(コロコロ…) ダイス (6+2) + ダイス 2 + 9 = 19 ダメージ!
クスクル:
5D6+1+7+1+4 【頑丈な軍用剛弓】で攻撃! 貫通射付き
(コロコロ…) ダイス (2+2+6+5+4) + 13 = 32 ダメージ!
GM:
ワイズマン20! ロリア19! 仕上げにクスクル32ダメージ! でっか!
クスクル:
ほらよー。
ロリア:
このダイスは圧巻だなー。
ワイズマン:
クスクルさんが前回からアタッカーとして優秀!
GM:
では全員で71ダメージ! クスクルの【貫通射】が【終末の狼】の体を貫きます!
……あれ、ロリア組が一番ダメージ低い?
フリーダ王女「ロリア様、がんばってくださーい!」
ロリア:
「く、やはり【シルバーランス】がないと守りが要の騎士では……!」
GM:
では、痛みに苦しむ【終末の狼】から反撃です! 全員、【反撃ダメージ】8+火炎2と【ST】-1を受けてください!
ワイズマン:
装甲1+【防御】6で軽減して3点ダメージを受けました。【LIFE】11→8! 【ST】6→5。
ロリア:
装甲8だから1+2ダメージと【ST】-1かな。【LIFE】15→12、【ST】5→4になりました。
クスクル:
装甲3+弓2で【反撃ダメージ】5軽減 5点ダメージ、【ST】-1。これで【LIFE】13→8、【ST】10→9だよー。
GM:
クスクルさんが予想外に硬い!
それはそうとフリーダ王女は紙一重でわざと軽傷を負っては
フリーダ「ああっ! この痛さ……いいっ!」
ワイズマン:
変態だ。
マリー:
変態だ。
ロリア:
「フリーダ王女、わざと傷を作るような行為はおやめください!」
GM:
フリーダ「ああっ、あきれられた目で見られるのも……素敵……!」
* * * * * * * * *
GM:
ではこの攻撃が終わったとき、ワイズマンが力に目覚めます!
ワイズマン:
って戦闘中にクエスト達成してもいいんですかー!! それは想定外でした。
GM:
えー今回のクエストでは特別に「協力」戦闘をした時点で達成とします! 次の攻撃から新フォース使えますよ。
友との戦いの中でワイズマンは気付きました。自分の中にずっとあった、『仲間を守るための力』。
それこそが、あなたの理力の目覚めを抑制していたもの、「【中和】のフォース」だということに!
クスクル:
カッコいいなカッコいいよ。
ワイズマン:
「これは……この力は……どのように使えばいいんだ……」
GM:
ハキムの声「気付いたかワイズマン……それが君の力だ!」
内ではなく外に向かってその『素質』を使えることに気付いたあなたは、同時に内なるフォースの目覚めを感じ取ります。
ワイズマンはこの瞬間、「仲間を守るための素質」と、「フォースを修得する力」の2つに同時に目覚めたのです!
ワイズマン:
目覚めすぎぃ!
GM:
なお後者の「フォースを修得する力(つまり【理術士】になれる)」の方は次回から有効となります。いま得られるのはこちら!
――――――――――――――――――――
アイテム【中和の理力】
破壊されない。受け渡し不可。持っているだけでフォース【中和】が使えるようになる。
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
フォース【中和】 【ST】消費2
いつでも使用可能。使用すると「1攻撃中」の間、敵の【反撃ダメージ】中の「理力」「火炎」属性ダメージを計1D6分減少させることができる(最低0)。一時的に敵の能力を下げる扱いとなるため、この効果は他PCにも有効。
――――――――――――――――――――
ワイズマン:
メモりました! つよいぞー!
ロリア:
理力・火炎を0まで減らすのは強いなー。
クスクル:
そしてその横で【サボテンの肉】をむさぼるアライグマ。【LIFE】8→11、【ST】9→12。
ロリア:
攻撃判定ミスった時の反動が怖いのでこっちも1個【サボテンの肉】食べてようかな。【LIFE】12→15、【ST】4→7 になりました。
ワイズマン:
今のうちに【サボテンの肉】を食べて、【LIFE】8→11、【ST】5→8になりました!
ロリア:
全員【サボテンの肉】を頬張りながら戦う最終決戦があるらしい。
GM:
フリーダ「勇者様たちは戦闘中にお食事をするのですね……!」
ロリア:
「フリーダ王女! 真面目な戦いなんですからそういうツッコミは……」
マリー:
(やはり最強のナイトは謙虚だな、【サボテンの肉】は9個でいい)
* * * * * * * * *
GM:
では2攻撃目! 敵の【LIFE】は残り129です!
目標値10に対して攻撃判定を行ってくださーい。
ワイズマン:
「【火炎】!」 炎を失ったロリアのロングブレイドに再び着火します。【ST】8→7に。
2D6+6>=10 攻撃判定(【知力】・フォース)!
(コロコロ…) ダイス (1+4) + 6 = 11 +1成功!
ロリア:
気を取り直して再度盾を構えて突撃!
2D6+4+2>=10 攻撃判定(筋力)!
(コロコロ…) ダイス (6+5) + 6 = 17 +7成功!
GM:
ロリアの限りなくクリティカルに近い一撃! 惜しい!
デューク「やるな、騎士ロリア!」
クスクル:
またまた【貫通射】します 【ST】12→9。
2D6+6-1>=10 攻撃判定(【敏捷】・弓)!
(コロコロ…) ダイス (5+1) + 5 = 11 +1成功!
GM:
全員成功、ではダメージ算出! 目標値10くらいだともう全然平気かーすごいなー。
ワイズマン:
【火炎】のダメージはレベルと好意補正を足して21点です!
ロリア:
「やあああああああ!!!」
2D6+6+1D6+3 【ロングブレイド】で攻撃!
(コロコロ…) ダイス (4+1) + ダイス 2 + 9 = 16 ダメージ!
下がった!
ワイズマン:
クスクルさんがおかしいだけで平均的! 平均的なダメージです!
クスクル:
5D6+1+7+1+4 【頑丈な軍用剛弓】で攻撃! 貫通射付き
(コロコロ…) ダイス (5+1+2+6+5) + 13 = 32 ダメージ!
GM:
強い! 全員で16+21+32ダメージ! 69かな?
ロリア:
ですね。
クスクル:
「お尻が大変な事になってきたねー」
GM:
合計140ダメージ! 残り60!
【終末の狼】は炎をまとった剣で体の肉をそぎ落とされ、矢で貫通されたりしてボロボロになってきていますが、しぶとく皆さんに反撃します!
【反撃ダメージ】8+火炎2 と 【ST】-1 を処理してくださーい! なにか使いますか?
ワイズマン:
使っておきましょう。【中和】のフォース! 【ST】7→5!
GM:
お、早速! いいですね! では、1D6を振って火炎属性ダメージの減少量を決定してください!
ワイズマン:
1D6 【火炎】ダメージ軽減! (コロコロ…) ダイス 2 = 2 減少!
GM:
ちょうど2ダメージ分! では【終末の狼】の今回の【反撃ダメージ】から火炎2がなくなり、【反撃ダメージ】8、だけになります!
ワイズマンが力を込めると、【終末の狼】が吐いていた炎が急にポフッと煙だけになります!
ロリア:
「すごい……」
ワイズマン:
「炎をねじまげることができる……これが【中和】の力か!」
クスクル:
装甲と弓の分でダメージ軽減5なので3ダメージ。【LIFE】11→8 【ST】9→8。
ロリア:
【LIFE】15→14 【ST】7→6 になりました。
ワイズマン:
【LIFE】11→4、【ST】5→4になりました。痛いのだわ。
GM:
ワイズマンだけ装甲1だー!
ワイズマン:
血まみれになりながら最後の【サボテンの肉】を食べます! 【LIFE】4→7、【ST】4→7!
クスクル:
【サボテンの肉】をむさぼるよー、【LIFE】8→11 【ST】8→11。
GM:
デューク「こやつら……戦いながら【サボテンの肉】を……!?」
ロリア:
ファンブルしなければ死なずに済むかなー……。
ワイズマン:
なあに最悪ロリアさんが倒してくれる。
ロリア:
自分はこのままで、次のターンで敵が死ななければ【サボテンの肉】食べますが。
GM:
では3ターン目!
ワイズマン:
2D6+6>=10 攻撃判定(【知力】・フォース)!
(コロコロ…) ダイス (5+1) + 6 = 12 +2成功!
ロリア:
「行きます!」
2D6+4+2>=10 攻撃判定(筋力)!
(コロコロ…) ダイス (1+5) + 6 = 12 +2成功!
クスクル:
必要ないかもだけど【貫通射】しておくよー 【ST】11→8。
2D6+6-1>=10 攻撃判定(【敏捷】・弓)!
(コロコロ…) ダイス (2+3) + 5 = 10 +0成功!
GM:
あっぶな!
ワイズマン:
ヒュー!
クスクル:
当たればそれでいいんだよー。
GM:
そうですね、なんだかんだで全員成功! ではダメージ算出を!
ワイズマン:
「最後の一撃を……決めてこい!」
【火炎】は22点ダメージ! 届け70点くらい!
ロリア:
「はいっ。……これで、終わってください!」
ロリアは力を振り絞り、下段から剣を振り上げる!
2D6+6+1D6+3 【ロングブレイド】で攻撃!
(コロコロ…) ダイス (2+6) + ダイス 1 + 9 = 18 ダメージ!
うーん、振るわない!
GM:
デュークガルツ「うおーー!!(1ダメージ)」
ロリア:
王国トップクラスの騎士とは。
ワイズマン:
これだから敵のときだけ強くて味方になると頼りにならないNPCは……。
クスクル:
「尻の穴から鉄製の矢、突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてあげるよー」 ばしゅー。
5D6+1+7+1+4 【頑丈な軍用剛弓】で攻撃! 貫通射付き
(コロコロ…) ダイス (6+6+4+4+3) + 13 = 36
GM:
そしてクスクルさんのダメージが相変わらずおかしい! 出目が66443!
クスクル:
「王国トップクラスではなく、王国トップの狩人ことクスクルってば優秀だよねー」
GM:
ダメージは22+18+36! これで合計216ダメージ! ワイズマンの炎が、ロリアとデュークガルツの攻撃が、クスクルのすさまじい【貫通射】が、【終末の狼】に突き刺さります!
その一斉攻撃を受け、【終末の狼】が一瞬動きを止めたかと思うと、ゆらりと体を揺らし、そのままズシィィン……! と地響きを鳴らして倒れました。
【終末の狼】は、もう動きません……。
クスクル:
「大勝利ー♪」
ロリア:
「これで、良かったのですか……」
答えるかわからない問いを狼に対してつぶやきます。
GM:
【終末の狼】が倒れてしばらくすると、ロリアに声が届きました。
“アリ……ガトウ……”
【終末の狼】から魂が1つ抜け出たと思うと、それは穏やかに天に昇っていきました……。
ロリア:
「――」
確かに聞き届けた声を噛み締め、その場で
GM:
フリーダ「私にもなんとなく分かります……ひとつの魂が救われたのですね、ロリア様……」
* * * * * * * * *
クスクル:
で、【経験値】いくらでしたっけ?
ワイズマン:
10点です。
GM:
さらにここで【終末の狼】のドロップです! ランダムドロップで2個! コロコロコロ……。
しかしこれ、終わった後にドロップが出ると切ない勝利の
――――――――――――――――――――
◆結局、得られたのは以下のアイテムでした。
その他 【鎧の巻物】
武器 【軍用剛弓】
――――――――――――――――――――
GM:
さて、そろそろ闇が迫ってきますよ。最後に何かあれば!
クスクル:
撃った【鉄製の矢】がもったいないので、クスクルは回収してよう。
ワイズマン:
ズマンは手を開いたり握ったりしながら新たな力の使い方を確かめています。
「これで……世界は救われたのか?」
GM:
フリーダ「残念ながら、そうとは言えないようですね……」
【終末の狼】は倒しましたが、背後から『闇』はいまも容赦なく迫ってきています!
さて、『闇』が迫ってきている中、急に空中からポンと袋が現れ、地面に落ちます。袋にはシースと書かれています。
クスクル:
「シース、こんな姿になってしまって!」(二回目)
GM:
今度はロリアさんも飲めます、よかったね!
ロリア:
「今回はちゃんと飲めますね(毒薬を)」
「……この戦いに終わりはあるのでしょうか」
ワイズマン:
「恐れることはない。我らが共にある限り――」
GM:
イーリス「うん、そうだね……私はもうお別れだと思うけど、元の世界に戻ったら、またみんなに会えるといいな……」
クスクル:
「あ、もう魂が足りないかもしれないけど、イーリスも一緒に呑もうか(毒薬を)。少しでも魂の痛みが軽減されるといいねぇー」
GM:
イーリス「うん、せっかくだからね、うん……グビボボボ」
ワイズマン:
錠剤かと思ったら液体だった!
ロリア:
ポーションみたいなやつかと!
クスクル:
粉薬じゃないんですか!? ゲホゲホゲホッ。
ワイズマン:
「(シース……いま行くぞ)」
ロリア:
「そうですね、行きましょう」 こくこく……。
GM:
フリーダ「われらも行きましょう。デュークガルツ……あっ!」
デューク「(頭から薬をかけてみているがどうにもならない)」
ロリア:
ギャグだこれ。
GM:
デュークガルツ「……あとで参る、先にゆけ」
クスクル:
「あー、おいしいところ持って行くんだなーずるいぞー」
GM:
デュークガルツ「おいしいって何だ!? ああもう、早く行け!」
ワイズマン:
飲み終わった者から順に倒れていき……バターン! バターン!
ロリア:
ビターン。
GM:
では、その薬を飲むと、皆さんの魂は体と分離してしまいます。
自分の体を眼下に眺めながら、闇は迫り……そして辺りは漆黒に包まれました。デュークガルツにはあなたたちが見えていないでしょうけれど、空に向かって片手を上げて見送ってくれます。
こうして、みなさんの魂への痛みは最小限で済みました。
皆さんの体は、魂の里へ帰ります。そして再び、この絶望の世界に戻ってくるのでしょう。そのときまで、ほんの少しの休息です……。
- 第4話 終 -
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