2日目昼 ボクは妖精になりたい

● 1日目 進行ルート選択


GM:

 では皆さん2日目エリアへ「進行」です!

 移動前に「進行」ルートだけ振りますので、各々【ST】処理してください。


ロリア:

 (1+2)-【知力】2で【ST】1減少。【ST】は10→9へ。

 そして全員、単独での「進行」なので【経験値】+4ですね。

 こちらは【経験値】5→9 で【レベル】4になりました。


ワイズマン:

 これはさすがに【試練の腕輪】では倍にできないでしょうね! 【レベル】4になりました。(※先ほどの注釈にも書きましたが、本当はこれも倍にできました)

 【生命】1なので【ST】1減少! 10→9になりました。


クスクル:

 【生命】1だから【ST】1減少で11→10になっちゃったよ。

 【経験値】2→6で【レベル】4ー。


GM:

 では2日目の移動先を選んでください!


――――――――――――――――――――

【2日目】 地形:荒野

 北:盗賊の群れ

 中央:半獣の薬師

 南:『闇』の罠

――――――――――――――――――――


ロリア:

 誰か行くなら北でもいいんですけど、ソロで北は厳しい。真ん中で。


ワイズマン:

 こちらも中央ですねー。


クスクル:

 南いっちゃうよー。


ロリア:

 マジで!


ワイズマン:

 なにかで上書きする気満々だ!


クスクル:

 ルンルン♪


GM:

 ではロリア・ワイズマンが中央、クスクルが南! 2日目夜は【終末の狼】が来ますから、その点もご留意を!



● 2日目中央エリア 昼



GM:

 では2日目、皆さんは赤い草の生えた草原を越え、草一本生えない荒野にやってきました!


 まず中央、ロリア&ワイズマン! 面白い組み合わせですね。ではワイズマンに初めて会ったフリーダ王女が言います。


 フリーダ王女「あなたも旅のお仲間ですね? 私はフリーダと申します、どうぞお見知りおきください」


ロリア:

 「(よかった、王女の応対がまともだ)」


 ホッとした表情をします。


ワイズマン:

 「このようなところで王女様のご尊顔を拝せるとは光栄です」的な挨拶あいさつをします。


GM:

 フリーダ「私のことをご存じなのですか?」


 彼女の文脈だと軟禁+監視されててかなりの箱入り娘でしたからね。国民に顔も知られてないかも。


ワイズマン:

 「失礼ながら昨日の会話をこのイーリスを通して聞かせていただきまして。私はワイズマン。しがない詩人ですが精一杯お守りいたしましょう」


 偉い人間なら死んでいても靴を舐める。ひざまずきます。


GM:

 フリーダ「ええ、お気づかいありがとうございます、ワイズマン様。ですが、私も皆さまを守れるよう努力いたしますので……フフ」


ロリア:

 「不安だ……」


GM:

 フリーダ「フフ……(痛みを想像している顔)」


ロリア:

 「不安だ!」


マリー:

 フフって完全に悦に浸って言ってそう。


クスクル:

 喜びに満ちた顔に違いない。


ワイズマン:

 「……ロリア嬢は変人とばかり付き合いがあるのだな」


 王女の顔を見上げて、さすがにこれはヤバいと気付くズマン。


ロリア:

 「言わないでください、私の知っている王女は本当はもっとおしとやかな――」


GM:

 フリーダ「変人……ああ、そんな評価をいただけるとちょっと……興奮しちゃいます……」


ワイズマン:

 地獄耳ー!!!


GM:

 さて、3人は集落っぽいところにやってきます。集落には人がいそうで誰もいませんが、1人だけ女性がいました。


 後ろを向いてて顔は見えませんが、近付く? 近付きますよねー?


ロリア:

 距離を離してもいいんです?


ワイズマン:

 近づかない手はない!


GM:

 ではロリアは警戒、ワイズマンが先行して近付きました!


 イベントオープン!


――――――――――――――――――――

<半獣の薬師>


 廃墟となった集落で半獣人の薬師に出会った。貴重な薬を分けていい相手かどうか、君を見定めているようだ。君も【半獣人】なら、判定にさらに+1してよい。

判定:【意志】  ジャッジ:世界を救う意気込みを見せる

――――――――――――――――――――


GM:

 薬師は何かを食べている最中だったようで、あなたがたに気付いてびっくりします。


ワイズマン:

 なにかとは。


マリー:

 ナユナユしてたに違いない。


GM:

 薬師「モゴっ!? ああ、人でしたかー。私はネムリ、薬師なんです」


一同:

 ネムリだー!


GM:

 なお、TRPG版ネムリの外見はこんなのです!


 イラスト http://www.silversecond.net/sc/trpg_owh/NPC_main_Nemuri.jpg


 ネムリ「えーと、怪盗さん……ですか?」


 ネムリは先に近付いてきたワイズマンを見て言いました。そして返事を待つ間に、ネムリは食べかけのナユタの実をガツガツ食べきりました。


ワイズマン:

 よかった、これが赤黒いナニカの塊とか食べてなくてよかった。


GM:

 くちゃ……くちゃ……。


 フリーダ王女がドM化し、ネムリまでホラーモンスター化するってどこまでキャラ崩壊を目指すんですか! ネムリは普通ですよ、はい。


ワイズマン:

 「失敬。お邪魔したようだ。我々は旅の者だがよければ物資を分けてもらえないかと思って立ち寄らせていただいたのだ」


GM:

 ネムリはこちらを見て、薬を売ってあげようかなーどうしようかなーと迷ってる感じです。


 ネムリ「あのー、もしかして世界を救っちゃったりとか……しようと思ってます?」


 ジャッジ:世界を救う意気込みを見せる!


ロリア:

 ナユタの実を食べながら会う人にいきなり世界救うとか聞く人ってこわい!


ワイズマン:

 ロリアさんが手を出さないと2D6-3で目標値8な判定が始まりますがどうしますか!


GM:

 他人に判定してもらわないと成功しないってワイズマンさん完全に寄生だー!


ワイズマン:

 タダ乗りでも【経験値】がもらえるので本当に寄生プレイだこれ。ロリアの語りに【英雄の歌】で合いの手を入れる準備は万端です。


GM:

 ちなみに今回は「君も【半獣人】なら、判定にさらに+1してよい」という半獣ボーナスがありますからね!


 【半獣人】特性が全然活かせてなくてただの縛りプレイになってるので、今回から地味な補正箇所を増やしました。


マリー:

 おおー。


ロリア:

 ではネムリに近付いて……。


GM:

 ネムリ「あっ、あなたも耳が生えてる人なんですね! 私はネムリといいます。そのう、闇の影響で耳としっぽが生えてきてしまって……勇者さまについてきて魔王を倒したんですけど、気付いたらこんなところに」


 ネムリ「あなたは、この世界の人々を救っちゃったりとか……しようと思ってます?」


ロリア:

 「ええ、もちろんそのつもりです。今や王国はなく、この身も半獣に身を落としましたが、それでも私は人々の平和を守るための騎士なのですから」


 今回初めて騎士の名乗りが出来てご満悦。


GM:

 ネムリ「そうなんですか、騎士様、なんですね……!」


 ネムリはちょっと心が動かされました! ジャッジOK!


ワイズマン:

 ではここで【英雄の歌】を使用します。判定に+3!


GM:

 判定者が1人だけの処理だと【英雄の歌】が強いなー、戦闘に巻き込まれると【詩人】は大変ですけど。


――――――――――――――――――――

スキル【英雄の歌】 消費ST2

 自分以外のPC1名が判定を行うときに使用する。その判定に一回だけ+3の修正がつく。

――――――――――――――――――――


ワイズマン:

 「そしてこのー♪ お方こそがフリーダ王女なのですー♪」 ポロロンポロロン。


GM:

 フリーダ「はい、王女です(興味のなさそうな顔)」


クスクル:

 イーリスをマイクのように握って


 『そしてボクがー♪ カワイイで有名なクスクルだよー♪』


GM:

 イーリス『ア゙ーッ!!』


 えーと、ロリアさんは【意志】1、ワイズマン1、フリーダも1、半獣補正で+1、ジャッジ成功で目標値は9→8ですから歌の+3まで入れると1ゾロ以外成功、歌なしでも4以上で成功です。


ロリア:

 2D6+1+2+3+1>=8 【意志】判定! 

  (コロコロ…) ダイス (3+6) + 7 = 16  +8成功!


 過剰だこれ! 【英雄の歌】必要だったのか!


ワイズマン:

 これが最初で最後の歌い納めかもしれませんので、はい。


ロリア:

 【詩人】をやめるフラグを置いていくスタイル。


――――――――――――――――――――

成功:【経験値】2獲得。認めてもらえ、「消費アイテム:アンプル」を任意の数だけ購入できる。

――――――――――――――――――――


ワイズマン:

 2倍で【経験値】8→12! 歌って【ST】9→7 になりました。【レベル】5で【ダッシュ】修得しました。


ロリア:

 【経験値】9→11、【レベル】5になり【グレートウォール】修得!


GM:

 ネムリ「私と同じ半獣の人ですし……苦労してますよね、きっと。私のお薬、よかったら使ってください。お代金はいただきますけど」


 ということでネムリはお二人が欲しいだけ薬を売ってくれます! 買えるのはアンプル系のみでーす。


ワイズマン:

 さて2人で1900シルバ。なにを買いましょうかね。


GM:

 次回とか次々回に回復アイテムが出ない可能性も考慮しつつお選びください。


ロリア:

 【自然治癒のアンプル】あれば【終末の狼】倒せそう。【癒しのアンプル】を買えるだけ買うって方法もありかな!


ワイズマン:

 狼さんとも2回めの遭遇になりますし、そろそろぶっ倒してもいいかもしれないですよね。


ロリア:

 スタミナ×1個と癒し×4個でもいいですよ。多分、自然治癒より効果高いのでは。


GM:

 イーリス「だねー、【自然治癒のアンプル】は4攻撃分以上戦わないと【癒しのアンプル】よりお得にならないからね」


ワイズマン:

 じゃあスタミナ1個+癒し4個で1850シルバ使っちゃいましょうか。

 決済!


――――――――――――――――――――

◆買い物の結果

 ロリア → 【癒しのアンプル】×2  計500シルバ

 ワイズマン→【癒しのアンプル】×2、【スタミナのアンプル】×1  計1350シルバ

 残金 50シルバ

――――――――――――――――――――


ワイズマン:

 ロリアさんにはそのうち1シルバだけ持っていてもらいます。


 「これはお守り代わりだ」


ロリア:

 「はい、ありがとうございます」


 と、1シルバだけ受け取り懐に入れます。


GM:

 お、おう……。(※1シルバでも持ってるとゲーム終了時の伝説Pが5点増える)


 ネムリ「世界を救う旅、頑張ってくださいね! 応援してます!」


ワイズマン:

 「ネムリ殿、よければ我々と来ないかね。肉盾……いや仲間は多ければ多いほど……」


GM:

 ネムリ「あ、私はまだやることがあるので……ごめんなさい」


ワイズマン:

 「……そうか、残念だ。どうか気をつけて」


GM:

 フリーダ「えっ、薬師の少女がたった1人で旅を……!? それで山賊に途中で捕まったりして……ああ、あこがれちゃう……!」


ロリア:

 「すみません、何も聞かなかったことにしてください、すみません、お気をつけて!」


 ぺこぺこと頭を下げまくり。


GM:

 ネムリ「は、はあ……」


 フリーダ王女が腐女子とドMと何かを足して割らない人みたいになってきてる! では、ネムリは皆さんと別れ、違う道に歩いて行きます……。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 2日目南エリア 昼



GM:

 次、クスクル単独の南エリア! 「『闇』の罠」です! 


クスクル:

 イベントだけ聞きたい、聞きたい。


GM:

 何も情報が出ないのも面白くないので、温情として「『闇』の罠」のイベント内容を紹介しちゃいましょうかね!


――――――――――――――――――――

<『闇』の罠>


 何もない平地……だがそこは『闇』の罠だった。地面から突然、巨大な【ヨルムンガンドの触手】が現れた!

判定:【生命】11   【ジャッジ】:『闇』に立ち向かう理由(判定者以外でもよい)

――――――――――――――――――――


GM:

 ズガァーン!! 地面から直径2mのヨルムンガンドの触手が出てきてギロッと大量の目を見開きます!


ワイズマン:

 エッチなクスクル vs 触手


ロリア:

 ケモBLかな?


クスクル:

 触手の強さってどうでしたっけ?


GM:

 強さはまだ内緒です。


クスクル:

 のぉぉぉぉぉぉぉっ!!


GM:

 【防御値】10、【反撃ダメージ】15とだけ教えておきます。


ロリア:

 ブーッ。


GM:

 「クエストを公開しますか?」 はい/いいえ


クスクル:

 じゃぁクエスト公開しておこうかなー、自殺するのは良くない。


ワイズマン:

 その強さの触手をクエストで引っ込めさせられるPCなにものだ!


GM:

 なお、今回はクエスト公開で「昼イベントを上書き」しましたが、他のタイミングだと以下の処理になるそうです。参考までに。


――――――――――――――――――――

◆クエスト公開のタイミングと上書きするイベントについて


 クエストを公開すると、基本的には次に発生するイベントを上書きします(例外あり)。編集部の人に詳しく教えてもらったところ、上書きの状況は以下の4パターンに分岐するようです。


 ・昼イベント前に公開 → 「昼イベント」を上書き

 ・昼イベント終了後~夜行動前に公開 → 「夜行動」を上書き

 ・夜行動終了後、進行「前」に公開 → 何も上書きしない(ノーコスト!)

 ・夜行動終了後、進行「後」に公開 → 「昼イベント」を上書き

――――――――――――――――――――


GM:

 クスクルさんがクエストを公開したので触手は去っていきます! シュルルルー。クエストはこちら!


――――――――――――――――――――

クエスト 『妖精の告白』


・公開条件:イーリスからの【好意】が1以上になる(公開はいつでも可)   【経験値】5


・イベント:

 元いた世界からそのまま監獄世界までついてきてしまった妖精イーリス。君は妖精イーリスから驚きの事実を告げられる。それは……? 【意志】で目標値10の判定に成功するとイーリスの全能力値が2になり、イーリスからの【好意】がさらに+1される。

ジャッジ:妖精になりたい動機を語る


・クリア条件: イベントを終了する

・報酬: 【伝説P】30 + 特徴【妖精】をアンロック

――――――――――――――――――――


GM:

 クスクルさん【経験値】6→11! 全員【レベル】5!


クスクル:

 クスクルがカワイイから触手も逃げて行ったね。


GM:

 大事な話をしそうな雰囲気だったので空気を読んで帰って行きました。


ロリア:

 空気の読める触手とは。


GM:

 イーリス「そういえば、クスクルってカワイイ系目指してたよね? もしかして妖精になりたいとかちょっと思ってない? ねえ、その辺どうなの!?」


 ジャッジはやや無茶振りですが「妖精になりたい動機を語る」です!


クスクル:

 「はぁっ!? もう既にかわいいんですけど!!!!」


GM:

 イーリス「そっかーもうカワイイかー。じゃあ別に妖精になりたいとか思ったりしないよね……」


ワイズマン:

 (このツボを買えば妖精になれるんです!)


ロリア:

 (このクスリを飲めばそのうち妖精に! )


GM:

 イーリス「うわー霊感商法の声が聞こえるー」


クスクル:

 と言いつつ、クスクルは自分の姿に違和感を覚えています。


 本来のクスクルはもうちょっと小さかったような? もっと自由に世界を動き回れたような? もっとカワイイ姿だった? そんな記憶がうっすらと残っているのです。その記憶は誰のモノなんでしょう? クスクルをこの世界に誕生させた者?


 クスクルの貧弱な語彙ごいの中から選ぶとすれば当てはまるのは神のような存在、もしかしたら神様から受け継いだ記憶なのかもしれません。


GM:

 イーリス「ねえ、クスクル、やっぱり妖精になりたいかもって顔、してるよね!? ね!?」


クスクル:

 「妖精になりたいっていうか、ボクの本当の姿は妖精? かもしれない? いや、そうなんだよ、そんな気がするんだよ。そのほうが自然だと思わない?」


GM:

 イーリス「だねー、私もなんとなくそんな気はするよ」


 イーリス「いやまあ、同じこと言っててもエッチ度がちょっと緩和されるからマシかなって程度の意味なんだけど……」


 ジャッジOK! 【意志】で目標値10→9で判定です! イーリスの【好意】1も足せます。


クスクル:

 2D6+2+1>=9 【意志】判定! 

  (コロコロ…) ダイス (5+3) + 3 = 11  +2成功!


GM:

 成功! ではイーリスがなんだかまじめな表情になって言います。


 イーリス「ところでさ、クスクル!」


クスクル:

 「ん?」


GM:

 イーリス「……クスクルは、私がいなくなったら、さみしいと思う?」


クスクル:

 「そりゃーまー、カワイイ度を競うライバルが1人減るのは寂しいよねー」


GM:

 イーリス「まあ私なんて空気だし、いなくなっても変わらな……え、ライバル扱いしてくれたんだ!?」


 イーリス「そ、そっかー……でもね、その……ごめんね」


クスクル:

 「なんかあった? どっかの事務所にスカウトされたとか!? うあー先越された!?」


GM:

 イーリス「えっと、違うんだ。あのね……」


 イーリス「わたしね、もう、次まで魂がもたないと思うんだ……だから、これが最後の冒険になるかな、って……」


クスクル:

 「そっかー先に芸能界デビューかー、うーん、ん? んん?」


GM:

 イーリス「う、うん! デビューってことにしておいてもいいよ! どっちにしろちょっといなくなっちゃうから、わたし!」


 イーリス「わたし、ほんとはみんなともっと冒険したかったよ……クスクルは生きて、世界、救ってね……」


クスクル:

 「んー、そうだ、もしボクが妖精になったら、もしイーリスと同じ妖精なら、魂を分け合えるかもしれない。よね?」


 「作られた命、作られた魂だとしても失われるって寂しいもんね! どうしたら妖精になれるかは分からないけどー、なんとかなるさ、きっと! 大丈夫、きっと大丈夫だよ」


GM:

 イーリス「うん、だったらいいね。気持ちだけでうれしいよ、ありがとう、クスクル……」


 ということで触手が帰って行くほどのいきなりのシリアスシーンでした。


 これによりイーリスの全能力値が2になり、イーリスの【好意】がさらに+1されます! これにて昼行動終了!



*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 2日目 夕暮れ


GM:

 さて、2日目の日が暮れようとしているこのタイミングで……。


 「ヴォォォォーン!!」


 という遠吠えが聞こえます!


ロリア:

 空気の読める触手と読めない狼。


GM:

 後ろを見ると『闇』の霧の中から何かが土煙を上げ、地響きを立てながらこちらに走ってきます!

 それは「茶色」の毛をした巨大なオオカミ――『終末の狼』です! 前と色が違いますね。


ワイズマン:

 別個体! あるいは換毛かんもうか!


GM:

 ではどちらに出るかなー! ランダム!


 1D2 1=ワイロリ 2=クスクル

  (コロコロ…) ダイス 1 = 1  ワイズマン&ロリア!


ロリア:

 またかーっ。


ワイズマン:

 空気の読める狼だった。


GM:

 茶色の【終末の狼】は、城で殺し損ねた勇者であるロリアたちを狙ってきます! 


ワイズマン:

 「今の遠吠えは一体……」


ロリア:

 「まさか……」


クスクル:

 『遠くから負け犬の遠吠えが聞こえるー♪』


GM:

 ズドドド……ロリアとワイズマンの前に巨大な狼が現れます! バァーン!


ワイズマン:

 「なんだこの体躯は! 物理的に異常だ!」


GM:

 お、ロリアがいるのはいいですね。演出できる。


 終末の狼「グルルルル……!」


 うなり声と共に、ロリアの頭の中になんとなく声が聞こえます。


 “ワタシ……コロ……シテ……たたかいたく……ナイ……!”


ロリア:

 「……!?」


GM:

 フリーダ「何か気付かれたのですか、ロリア様?」


ロリア:

 「いえ、まさか、そんな、でもそんなそぶりは……」


ワイズマン:

 「何を呆けているロリア嬢! いまは逃げるぞ! 逃げてクスクル君と合流するんだ!」


GM:

 ということで、【終末の狼】との戦闘開始です!


 全員で「戦闘」するか「逃走」するか選んでください! まあクエスト終わってないし逃走ですかね! 実はこれ倒しても続けられるんですけど!


――――――――――――――――――――

モンスター【終末の狼】(戦闘ルールは魔王戦と同じ)

 【LIFE】200 【防御値】10 【反撃ダメージ】8+火炎2

 【経験値】10 【ドロップ】ドロップアイテム表×2


・【LIFE】を半分削れば【伝説P】+15、全部削り切れれば+30。【LIFE】は出会うたびに回復する。

・【半獣人】特徴があれば特別に逃走失敗時のダメージなし

――――――――――――――――――――


ロリア:

 どうせ勝てない!


 「え、ええ。逃げましょう!」


GM:

 今回から、「【半獣人】特徴があれば特別に逃走失敗時のダメージなし」が追加されました!


ワイズマン:

 【半獣人】、つよい!


ロリア:

 わーい、前回まで意味を成してなかった【半獣人】特徴がここにきてひいき加速してる!


GM:

 ただし有効なのはロリアさんだけなので、ワイズマンは食べられます。では逃走ということで、逃走判定表を振りますねー。


 1D6 逃走表!  (コロコロ…) ダイス 1 = 1

 1:崖を登れば逃げられそうだ。【筋力】を使用する。


 です!


ロリア:

 脳筋ほどじゃないけど【筋力】は鍛えてある!


ワイズマン:

 やったー! 頼れるロリアさん! 歌ってる場合ではないのでおとなしく応援しておきます。


クスクル:

 ロリアなら大丈夫っぽいような気がするねぇー。


GM:

 【筋力】で判定、目標値は2日目なので9です!


ロリア:

 私がいきましょう。


GM:

 OK! えーと今のロリアさんが【筋力】3、【好意】が2!


ロリア:

 2D6+3+2>=9 逃走【筋力】判定! 

  (コロコロ…) ダイス (1+3) + 5 = 9  +0成功!


ワイズマン:

 ヒャー!


ロリア:

 失敗してたらどうなるんでしたっけ。


GM:

 失敗したらロリアは無傷で、ワイズマンだけがダメージ受けて残り【LIFE】2になります。


ワイズマン:

 ワハハ。


ロリア:

 なんて酷い……。


ワイズマン:

 同種族同士で共食いはしたくないんでしょう。


GM:

 なのでロリアは崖を登るときにワイズマンを押して助けてあげたとかそんな感じでしょうか。


ロリア:

 「あちらはどうにもワイズマンさんを狙っているふしがあります、私が盾になります!」


GM:

 フリーダ「ここは私が囮になります! お二人は先へ! ウフフ!」


ロリア:

 「……って王女ー!?」


ワイズマン:

 「ヌオオー! 王女様ー! どうぞこちらへー!!」


ロリア:

 「フリーダ王女! あなたもです!」


GM:

 フリーダ「えっ、そうですか!? 仕方ないですね……」


 ではロリアがヌオオオー! と【筋力】でささえて、フリーダ王女とワイズマンは押し上げられました。


 【終末の狼】は最後にゆっくり崖を登っているロリアを見ていますが、今のところ襲ってくる気配はありません。そのまま3人は逃走に成功しました……。

 (※そしてここで逃走時の【経験値】加算を忘れていました。もったいない!)


ロリア:

 「(やはりあの狼は……)」


クスクル:

 『ねぇ、イーリス、あっちのほうが楽しそうだねー』


GM:

 イーリス『ある意味楽しそうだけど大変なのはやだー!』


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