2話 剣士と詩人

1日目 箱が開けられない程度の不運

GM:

 さて、今回は1話とは別の世界にいる2人の勇者が物語の主人公です!

 前回同様、クエストのみ事前にそれぞれにお送りしております。


 では、それぞれのオープニングとなります。


【オープニング : 剣士マリー】


マリー:

 耳長の少女、ローズマリーは1人で旅をしていた。どこに行くあてもない、目指すべき場所もない、そんな旅を。

 しかし、「どうなりたいのか」は決まっていた。


 世界で最強の存在になる。


 ローズマリーは昔、自分の住んでいた村を【最強のドラゴン】によって焼き滅ぼされた。村で生き延びたのは、ローズマリーただ1人。どうすることもできなかった自分を悔いて、彼女は『最強』になるための修行を詰んでいた。


 だから、わざとケンカをふっかけるような真似をしたり、ついでに人を助けたり。


 「魔王を倒す勇者を募集? ふん、このわたくしに出来ないことなどありませんわ!!」ある日助けた旅のお供とともに、城に乗り込むのであった。


GM:

 おお、いいですね! 強がりっぽさもありつつ悲しい過去もありつつ!


マリー:

 見た目は金髪緑眼、巻き毛の耳長の少女です。16歳前後くらいの見た目です。おーっほっほっほと高笑いすることが多く、自信満々な性格をしています。


―――――――――――――――――――

マリー 剣士 女


最大LIFE 11  最大ST 10  

所持金 900シルバ  所持重量 0/4

能力値 筋力3 / 敏捷2 / 生命1 / 知力0 / 意志0 / 魅力0

特徴 【耳長】 【筋力+】


装備 【耳長の細い剣】(攻撃力2D6+1)

    【旅人の服】(装甲1)


アイテム 【ダガー】

――――――――――――――――――

マリーの外見 http://www.silversecond.net/sc/trpg_owh/PC_03_chara.jpg


*  *  *  *  *  *  *  *  *

 【オープニング : 詩人ワイズマン】


ワイズマン:

 詩人ワイズマンの眠りは浅い。警戒しているわけではなく、単純に夢見が悪いのだ。


 『闇』が迫る前は平和な日常ゆえの些細で大きな悩みの夢を。そして『闇』に追われるようになってからは見知らぬ光景のなか、見知らぬ人物たちが展開する同じ夢を何度も何度も。


 実にくだらない笑い飛ばすべき内容の夢であるが、仮眠をとるたびに何度も同じ夢を見るようになったとあってはいよいよ己の正気が怪しい。


 ただでさえ十分に睡眠がとれない『闇』からの逃避行。旅慣れぬ身には過酷であり、そこに狂気の夢が追い打ちをかける。ついに力尽きかけたところで魔物たちに遭遇。弱り目に祟り目で辞世の句を詠みかけたそのとき、彼の命を救ったのが女剣士ローズマリーであった……。


マリー:

 (かっこいい……さすが詩人!)


GM:

 (なんだろう、ホラーTRPGのオープニングみたいになってる)


ワイズマン:

 “ああつらい 闇から逃げるの ああつらい”


 ワイズマン心の一句。


――――――――――――――――――

ワイズマン 詩人 男


最大LIFE 9  最大ST 10  

所持金 900シルバ  所持重量 0/3

能力値 筋力0 / 敏捷1 / 生命1 / 知力4 / 意志1 / 魅力3

特徴 【知力+】 【知力+】


装備 【ショートブレイド】(攻撃力1D6+1)

    【旅人の服】(装甲1)


アイテム なし

――――――――――――――――――

ワイズマンの外見 http://www.silversecond.net/sc/trpg_owh/PC_04_chara.jpg


GM:

 ではせっかくなのでワイズマンがマリーに救出されたシーンを演出しましょうか!


マリー:

 わーい。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


GM:

 ある日、ワイズマンは3体の小鬼に追われていました! 相手は遠距離から大量に大きな石を投げてきてワイズマンは大ピンチ! 逃げようにも、今の隠れ場所から出ていけばきっとやられてしまうでしょう!


 ワイズマンのそんなピンチの中、小鬼の背後にさっそうと1人の耳長の少女が現れます!


 ↓この辺にマリーがプシャーってする描写をお願いします


マリー:

 では1匹を背面から切りつけます!


ワイズマン:

 ブシャーッ!


GM:

 奇襲を受けた1体の小鬼がそのまま地面に崩れ落ちます!


 小鬼「ゴブッ!? ゴブブ!?」 気付いた2体がマリーに振り返りました!


マリー:

 そして剣をふって血を払い、


 「ふん、他愛もありませんわね……来なさい!」


 と2匹を相手取る姿勢で攻撃を再開します。


GM:

 小鬼は標的を変え、マリーに石を投げてきます!


マリー:

 石を1つは回避、1つは左肩にぶつけてしまいますが、標的をかえることなく、まっすぐに狙った次の1匹を穿うがちます!


 「ハァッ!」


GM:

 プシャー! 小鬼の1体は血を吹き出しながら倒れました! 残りの1体はなすすべくもなくマリーに追い込まれてしまいます。


 小鬼「ご、ゴブブー!」


 そしてそろそろワイズマンは助けが来ていることに気付いていいでしょう!


ワイズマン:

 「ヒッ! 仲間割れか!?」


 そろーりと隠れ場所から頭を出してのぞいてみます。視線の先には返り血を浴びる剣士と血に倒れ伏す魔物が。怖い!


GM:

 (本編が始まる前からブラッディ・マリーになってる!)


マリー:

 (魔物相手だと血をみますよね! 仕方ないですよね! これでハートフルな展開ってどうすればいいのか、今の私には考えつきませんでしたごめんなさい!!)


 「くっ……」と左肩を押さえますが、「逃しませんわ!」と追撃します!


GM:

 小鬼の返り血に塗れたマリー、そのまま最後の1体をしとめます!


ワイズマン:

 では目に見える範囲で魔物がいなくなったことを確かめるなり、隠れ場所から出ていきます。


 「おおー! なんたる身のこなし、剣の冴え! あなたこそ命の恩人です! なんとお礼を言ったものか!」


 血染めの人が怖いのでいつでも逃げられるようにしようと思っていますがもう足がガタガタです。


マリー:

 「おーっほっほ! 一生恩に着てもよろしくってよ!」


 と甲高い声で高笑い。背筋をピンと伸ばして手の甲を顔のサイドラインにあてがうような、高笑い的ポージングなどしながら。


GM:

 痛みを我慢しながら元気にそう言うマリー。


 ワイズマンは一生じゃないにしろ、この人にしばらくついていくことにするわけですかね。


ワイズマン:

 「(よかった、人間語が通じるな) 承知いたしました。このワイズマン、命燃え尽きるそのときまでお供して恩返しをさせていただきますぞ!」


 どう見ても足手まといの人間を連れて歩いたりしたら得どころか完全に損になりますが。


マリー:

 「そう、なら……」ばたん、とその場に倒れこみます。


 「ちょっと手当してくださると助かりますわ……」とお目目ぐるぐる状態です。


ワイズマン:

 「なんと! おまかせを!」

 「だいぶ腕が立つようにお見受けしますがどのようにしてこのケガを?」


マリー:

 「さっきの小鬼に石をぶつけられたんですの。一発目は避けたのですけど、まあわたくしは強いからこの程度ですんだのですわ!」


ワイズマン:

 「いずれにしても応急処置では不足。そして魔物の血も浴びている。ここから更に東へ行ったところに城があると聞いております。そこで手当を受けましょう」


GM:

 では、その後マリーはワイズマンに手当てをされつつなんだかんだありつつ、2人はマリーの当初の目標である「最初の城」を目指すことになりました……。


*  *  *  *  *  *  *  *  *

● 王様からのお言葉



GM:

 ということで本編開始です!

 さて、こちらもやっぱり西の方から闇がせまりつつある『セカンドワールド』の世界!


 あなたがたは魔王討伐の勇者を求めるお触れを聞きつけ、魔王討伐の勇者として志願することになりました! ワイズマンは完全に巻き添えです。


ワイズマン:

 (きっと町の名前がセカンド村とかなんだこの世界……)


GM:

 (それ前も言ったから!)


 さて出発の日、2人が謁見の間にやってくると、そこにはすでに1人の勇者がいました!


マリー:

 3人目!?


GM:

 その人物にあいさつする間もなく、ヴィクター王が言います。


 ヴィクター王「よくぞ参った! 剣士マリー、詩人ワイズマン、そして勇者アレンよ!」


マリー:

 「勇者!? わたくし以上の勇者などいなくってよ!?」


GM:

 ヴィクター王「そうじゃったな、みんな勇者勇者!」(雑な対応)


 さて、王様は現状について話をしてくれます。基本的には、東への旅を続け、その途中で出会うであろう「魔王」を倒すことで、闇はその「進行」を止め世界は救われるだろう、とのことです。


 ヴィクター王はそこまで話すと、3人の人工妖精イーリスを3人にそれぞれ渡します!


 イーリス「「「やっほー! 私は人工妖精のイーリス! よろしくね!」」」


マリー:

 「同じ顔がいっぱい!? すごいですわね……!」 とイーリス(たち)に驚きます。


GM:

 ヴィクター王「そなたらのために物資も用意しておいた、存分に使うがよい! では、ゆくのだ! 健闘を祈る!」


 そう言うとヴィクター王の周囲に理力がうずまき、彼は消えてしまいます……。こうして、謁見の間は静かになりました。闇はそろそろ城を呑み込みつつあります!


*  *  *  *  *  *  *  *  *


GM:

 さて、そばには3人目の勇者がいますね! なんかもうすごい勇者臭がただよってます! 勇者アレンと呼ばれた人は、こんな感じの姿をしています。

 イラスト http://www.silversecond.net/sc/trpg_owh/NPC_main_Allen.jpg


マリー:

 どうしよう完全にちゃんとした勇者だ……(カラーリング的にも原作歩行グラっぽい)。


ワイズマン:

 ちゃんとした勇者だと! 詐欺くさいぞ!


GM:

 さあ、何か話したりしますか? 勇者としての意気込みを語ってもいいですよ。


マリー:

 「はん、魔王だろうがなんだろうが蹴飛ばして差し上げますわ! このローズマリーにお任せあれ!」


ワイズマン:

 「しかし魔王か……実在するものなのですね」


GM:

 勇者アレン「ああ、その通り、魔王は実在する! だが僕はまだ魔王と一度も会ったことがない……それでも僕はこの力で魔王を倒す、必ずだ!」


ワイズマン:

 一人称が僕だと! おのれイケメン死すべし。


マリー:

 でもショタじゃないので70点くらいですかね!(中の人の好み情報)


ワイズマン:

 「アレン様。わたくしどもはもとより2人連れでしたが、あなたも共に行かれますかな?」


GM:

 勇者アレン「いや、残念だが僕は君たち2人と協力する気はないんだ。悪いけど、別の道を行こう」


マリー:

 「別に構いませんわよ、わたくしは1人でも倒せますわ!」(ワイズマンはノーカウント)


GM:

 アレン「それと、僕の分の妖精は使わない、帰ってくれよ」


 イーリス3「えっ!? い、いいの?」


 アレン「見て分かる通り、僕は装備も完璧。周回……じゃない、修行で得た力だって十分に強い。僕は1人でも魔王を倒せるんだ。君たちがわざわざ痛みを背負わなくても、ね」


 よく見ると、彼は全身、聖武具で武装しています! しかも会話して分かりましたが、彼は【やたら硬くて強そうで優秀な最強の勇者アレン】でした。接頭辞が長すぎてウィンドウから溢れそうなレベルです!


ワイズマン:

 マリーに向かってひそひそ声。


 「(おそらくあちらの方は魔王討伐の手柄を独占する心づもりなのでしょう。であれば無理に手を組んで我々まで危ない橋を渡ることはありますまい)」


GM:

 おおっと、ワイズマンは楽する方向だー!


マリー:

 「(まあ、魔王が目の前に出てくれば倒しますけれど。あの人は凄く魔王を倒したいみたいですから、ゆずってさしあげなくもないですわ。魔王程度)」ボソボソ。


GM:

 (「魔王程度」とかマリーさん大物だ)


ワイズマン:

 (大物すぎる)


GM:

 アレン「フッ、話はまとまったかな? ナチュラルボーン勇者、アレンとは僕のことさ……魔王に出会えれば絶対に負けない。そうだ、出会えさえすれば……! では失礼するよ!」


 勇者アレンはそれだけ言うと勝手に行ってしまいました。残されたイーリス3がショボンとしてます。


ワイズマン:

 「イーリス君。ああ、私のじゃない。置いて行かれたそこの君だ。よければ我々と来るかね?」


GM:

 イーリス3「う……うん!」 ではワイズマンは両手にイーリスになりました!


マリー:

 いい人だ……(あきらかな不審者っぽい格好を除けば)。


ワイズマン:

 やだなー、ただの人のいい一般市民ですよ。


 けっしてイーリス3をいざというときのおとりや最悪食料にしようとか考えていません。


マリー:

 私も非常時に敵にぶつけるための武器かぁ。と思いました(『片道勇者開発記』を見た後の感想です)。


GM:

 イーリス3は天真爛漫てんしんらんまんなのでそんな考えなんてつゆ知らず。あとシステム的にはイーリス2体持ちではなく1体と扱いますのでご了承ください。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 勇者への贈り物



GM:

 イーリス1「えーと……さ、さあ、王様からの贈り物があるよ! 持っていこうよ!」


 ということで、2人の目の前には2つの箱が用意されています! もともと1つの予定でしたが前回のセッションで2つに増殖しました。


 さあ、【勇者への贈り物】のパラメータは以下の通り、お二人、どうしますか!?

 今回の判定では「協力」はできません!


――――――――――――――――――

宝箱【勇者への贈り物】

 【LIFE】1 【防御値】8 【開錠難度】7

 【ドロップ】ドロップアイテム表×2

――――――――――――――――――


マリー:

 攻撃します。「さあブチけますわよ!!」


 2D6+3>=8 攻撃判定(筋力)! 

  (コロコロ…) ダイス (2+2) + 3 = 7  -1失敗!


 嘘だろ……。


ワイズマン:

 知ってた。


マリー:

 オイオイヘイヘイ、神様よ。ちょっとま、待って。


 ……冗談だろブラザー……(膝から崩れ落ちる)。


GM:

 さすが某TRPGで全サイクル1回も判定成功できなかったことがある人だ!(※2D6で5以上が出なかったという意味)


ワイズマン:

 いいんですよ、【覚醒】しても。


GM:

 【覚醒】は初期状態で2回分あります! 判定のサイコロ1個を振り直すことができ、今回だと3以上が出ればいいので使えば66%の確率で成功になります!


マリー:

 【覚醒】します、うええええ。


GM:

 OK! では1D6どうぞ!


マリー:

 1D6 知ってるよ、1か2になるんでしょ!


  (コロコロ…) ダイス 2 = 2 失敗!


GM:

 アッー!


マリー:

 運命は収束するようですね? うわあああーん!!!


GM:

 ひどすぎて言葉も出ない!


マリー:

 私ですからね中身が!!!! 並の不運じゃないですからね!!!!


GM:

 もう1回【覚醒】しますか? もういいですよね?


マリー:

 モウイイデス。


 マリーは木箱を破壊しようとしましたがたまたまじゅうたんですべってころんで剣の柄が自分の頭にあたって、もう一度起きてトライしようとしたら今度は服のすそをふんずけて転びました。どしゃあっ。


ワイズマン:

 「なるほど。獅子は兎を追うにも全力を尽くすといいます。いくら剣に優れたマリー様でも油断してかかれば傷を負うという教訓を身をもって教えてくださるのですね。さすがはマリー様!」


GM:

 えーと、ではマリーは【勇者への贈り物】に完全敗北したので、「攻撃判定」失敗分の【ST】-2、と誰も攻撃判定に成功しなかったことによる【ST】-2です! 合計で【ST】-4してくださーい!


マリー:

 【ST】がいきなり10→6になりました。やだこわい!


ワイズマン:

 やだ……兵士たちがこっちみながらひそひそしてる……。


GM:

 兵士「(ヤバい……この勇者ヤバいよ……箱さえ壊せねえ……!)」


マリー:

 「なんなんですの!? なんなんですの!?!??!?!」


ワイズマン:

 「なるほどマリー様の箱は硬いフェイク! わかりました、このわたくしが全身全霊を持ってこの真実の贈り物を手に致しましましょう! そーれ!」


 「開錠」は【敏捷】判定でしたね。「開錠」します!


 2D6+1>=7 【機敏】で解錠判定! 

  (コロコロ…) ダイス (3+5) + 1 = 9  +2成功!


GM:

 オォォー! 成功です! ワイズマンだけが箱を開けてしまった!


ワイズマン:

 「ご覧になりましたかマリー様! わたくしだってやるときはやるのです!」


マリー:

 「すごいですわワイズマン! よくやりましたわ! さすがわたくしの下僕ですわ!!」


 ワイズマンさんありがとうそしてありがとう……。そしてごめんなさい。


――――――――――――――――

手に入れたのは以下の2つでした。


巻物 【周辺の地図】

防具 【スケイルシールド】

――――――――――――――――


ワイズマン:

 おお、地図と盾。強いぞこれ!


GM:

 【スケイルシールド】は重量2ですが装甲2です。【周辺の地図】は遭遇表から好きなイベントを選べます! 強い!


 ということでシールドはどっちが持ちます? なぜかすぐ死にそうなマリーさん? それとも本来なら先に死ぬ可能性が高いはずのワイズマンさん?


マリー:

 ワイズマンさんの許可が降りれば頂いておきたい! デフォルトの接頭辞に【不運な】がついていますからね。


ワイズマン:

 「ささ、マリー様。こちらの盾を身につけてください。わたくしはこの地図を活用させていただきますゆえ」


マリー:

 わーい!! やさしい!!


 「悪くないですわね!」 内心涙目ですね。


GM:

 兵士「大丈夫かなあ……」

 そんな感じで見送られながら、2人は城を出発します。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


GM:

 が、そのまえに道に詳しい老婆が1日目地点になにがあるか教えてくれます!


――――――――――――――――――

【1日目】 地形:遺跡群

 北:道具屋

 中央:ランダムイベント

 南:ゾンビ

―――――――――――――――――――


ワイズマン:

 いきなり「道具屋」がある! やさしいぞ!


マリー:

 まずは「道具屋」でお買い物ですね!


GM:

 イーリス「お金を一方に集めて片方がお買い物してもいいんだよ? よく考えてね!」


マリー:

 お金を全額預けるのでワイズマンさんよろしくお願いします(使い走り)。


ワイズマン:

 「ハハッ、おおせのままに」


ワイズマン:

 「弱っていた頃の私であれば1人旅は無謀だったでしょう。しかしマリー様に随伴ずいはんしたおかげでずいぶんと鍛えられました。1日程度であれば単独行動も問題はないはずです」


GM:

 ワイズマンさんのいい子ちゃんオーラ、130%! (ギュンギュンギュン……)


マリー:

 「イーリスを通じて情報が交換できるようですから、こちらを活用して連絡いたしましょう。1人で死ぬなんてわたくしは許可していませんから、そのこと重々忘れぬよう!」


 こっちが死にそうだけど!!


GM:

 では行き先宣言!


マリー:

 南のゾンビいくと死にそうな予感がしますがランダムイベントも場合によっては死にますね。屍を晒したらごめんなさい!


GM:

 「ゾンビ」はPCの数のゾンビか、失敗した場合にPC+2体だけゾンビが出ます。


マリー:

 なら中央のランダムイベントで!!


*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 1日目北エリア 昼


GM:

 ではまず遺跡群を北に行くワイズマンから!


ワイズマン:

 「……フン、行ったか。我輩としたことがとんだハズレクジをひいたものだ」


マリー:

 (ギャップー!)


ワイズマン:

 「まあよい、力こそ正義だが我輩にとっては情報こそが力。この地図はありがたく使わせてもらうとしよう」


 「まったく、贈り物とやらでデカいだけの盾を手に入れたときはどうなるかと思ったが荷物持ちがいて助かった。ポンコツなりにせいぜい役に立ってくれよ……」


マリー:

 (ポンコツに何ひとつとして否定できない!  箱さえ開けられない勇者ってなんなの)


GM:

 さて、黒さをのぞかせるワイズマン、遺跡のそばに道具屋がすわっているのを見つけます!


――――――――――――――――――――

<道具屋>


 【道具屋】と遭遇した。すべてを悟ったような人物だ。

判定:【知力】 ジャッジ:旅の思い出を語る。

――――――――――――――――――――


GM:

 道具屋「おや……もしかして魔王を倒すために旅立ったっていう勇者かい? そうか……よければ、君の旅の思い出を教えてくれないか。城に来るまで色々あったんだろう?」


ワイズマン:

 「親父。我輩はかくかくしかじかでポンコツと手を組まされておるのだ。哀れなこの我輩に何か恵んではくれんかね。どうせ逃げもせず諦めきっておるのだろう。生き延びようとしている我輩に全部よこしてもいいのではないか?」


GM:

 道具屋「あー、かくかくしかじかのところをもう少し話してくれてもいいんじゃないかい?」


ワイズマン:

 「つまり簡単に言えば、歩くことと戦うこと以外はまるでなっちゃいない仲間ができてしまったというわけだ。このご時世にな」


 「そしてそんなポンコツに頼らねば生き延びられない我が悲哀! 分かってもらえるだろう!」


GM:

 いいですね、ジャッジOK! 【知力】で目標値7+1(日目)-1=7を判定して下さい!


―――――――――――――――――――――――――――

◆このセッションでのジャッジ処理について


 「ジャッジ」成功時、厳密には判定+1の処理を行いますが、このキャンペーンではミスやPL負担を減らすためGM側が目標値-1して処理しています。

―――――――――――――――――――――――――――


ワイズマン:

 2D6+4>=7 【知力】判定! 

  (コロコロ…) ダイス (4+5) + 4 = 13  +6成功!


 傍若無人ぼうじゃくぶじんズマン。略奪に成功しました。


マリー:

 さすがですわ。


GM:

 (ズマンってすごい略称!)


――――――――――――――――――――

成功:【経験値】1獲得。アイテムを贈られ、その他ドロップ表(160ページ)を使用する。「追加装備:装飾品」とすべての「消費アイテム」の購入とアイテムの売却ができる。

――――――――――――――――――――


GM:

 道具屋「そうか、みんな大変なんだな……君の思い出話はなぐさめになるよ……せめてものお礼だ、これを渡そう。君は一般人みたいだが、なんとか生き延びるんだぞ」


 成功報酬としてアイテムがもらえます! その他ドロップ表で出しまーす。

 2D6 その他ドロップ表(D66)  (コロコロ…) ダイス (3+5) → 35


 35 【試 練 の 腕 輪】


ワイズマン:

 アッ。


――――――――――――――――――――

追加装備【試練の腕輪】 重量0  1200シルバ

 全ての判定に-4の修正がつく / 装備した状態でイベントや戦闘を行うと、獲得できる【経験値】が2倍になる

――――――――――――――――――――


GM:

 これは道具屋さんがワイズマンを殺しにかかってますわ。


 道具屋「(ニヤリ)」


ワイズマン:

 【試練の腕輪】って、判定の内容を見てから付け外しできます?


GM:

 判定を見ながら付け外しはちょっとズルっこい気がするので今回はナシにしておきましょうか。直前にイベント内容を予想して付け外しするのは有り!


 道具屋「フッ……これは、付けるとよりたくさんの経験が積めるようになる腕輪だ。君みたいな人には向いてるんじゃないかな?」


ワイズマン:

 「さすがは親父。話が分かる! 我輩が生き延びられたら親父のことを覚えておこう!」


 シュッと腕輪を装備しました。


GM:

 おお、付ける! では次からしばらくすべての判定に-4です。



*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 1日目中央エリア 昼



GM:

 では次、遺跡群を中央に進んだマリー!


 ランダムイベントは、

 1D6 ランダムイベント  (コロコロ…) ダイス 4 = 4

 2D6 世界の旅D66  (コロコロ…) ダイス (6+4) → 46


 46 <疲れがたまっている>!


――――――――――――――――――――

<疲れがたまっている>


 なんだか疲労がたまっている気がする……まあ、寝てないし。

判定:【生命】 ジャッジ:健康法について語る。

――――――――――――――――――――


マリー:

 さっき箱で潰れた【ST】が回復できるかもしれない!!


GM:

 では遺跡群を歩くマリー、ちょっと疲れてます……っていうかまだ1日目なのに【ST】減ってるとかもうね! いいんですけどぉ!


 ジャッジ:健康法について語る、ということで耳長健康法について語ってください!


マリー:

 「ふぅ……長らく歩いていると足がむくみますわね。とくにわたくしのようなレディだとむくみやすい! そんな日常を送っているからこそ、マッサージは重要ですわ! 1日50回片足ずつ両手で揉むことでむくみ予防と握力鍛錬を同時に行える……!」


 というわけで、小顔ローラーころころしたりしながら健康法というか美容法について語ります!


GM:

 おお、修行を兼ねた美容法だ! ジャッジOKです!


 【生命】で目標値7+1(日目)-1=7を判定してください!


マリー:

 はい!


 2D6+1>=7 【生命】判定! 

  (コロコロ…) ダイス (1+1) + 1 = 3  ファンブル!


GM:

 ブーッ!


ワイズマン:

 こいつぁひでえ。


マリー:

 ちょ、ちょっとまって。待って待って!!! なにこれ!? 声にならないんですけど!!


GM:

 私もマリーさんをクリアさせられる自信がなくなってきたんですけど!


マリー:

 なんていったらいいのこのショック!!! 【ST】がメリメリ減るよ!!


GM:

 ということでファンブル表で1D6を振ってください!


マリー:

 1D6 ファンブル表  (コロコロ…) ダイス 6 = 6

 6:【経験値】4を獲得する。


 あっ、よかった。


GM:

 パパラパーン! 【経験値】4をゲット!


マリー:

 す、すべてはこの【経験値】を手に入れるための布石……(プルプル)。


――――――――――――――――――――

失敗:【経験値】2獲得。さすがに休まなすぎだ…… 【ST】が2減少する。

――――――――――――――――――――


GM:

 失敗なので、さらに【経験値】+2と【ST】-2してくださーい。


マリー:

 1日目も終わってないというのに【ST】が初期10点から4点になりました。


ワイズマン:

 すごい!


マリー:

 「草でもいいから食べたい……」になっていると思われます! (原作準拠)


GM:

 マリーは筋トレも兼ねた健康法を思い出しながら遺跡群を歩いてましたが、またまたずっこけたりして余計に疲れてしまいました……。


 ではそろそろワイズマンのお買い物は終わってますかなー?


ワイズマン:

 (買い物案を検討しながら)うわ、酷い手がある。

 まず、【癒しのアンプル】を2つ。500シルバです。

 残りの1300シルバで【サボテンの肉】を32個買います。


GM:

 ああっ、残念ながらシステム上、一度に持てるアイテムは6個までなんですよー。


ワイズマン:

 あっ。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


 この後、ワイズマンは最適なお買い物リストを検討した果てに第五稿まで作りました。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


ワイズマン:

 【お買い物メモ最終稿】

 癒しのアンプル×2 500シルバ

 ナユタの実×2 600シルバ


 これでお願いします!


GM:

 OK! 【試練の腕輪】は付けっぱなしでよろしい!?


ワイズマン:

 えー、冷や汗が出てきますね。ヤバイ。この流れで自然に腕輪を外す理由ってなんだ。


 よし、道具屋を離れてしばらくして、


 「ヌオオオオ、この腕輪を着けていると妙に身体が重い! 重いぞクソオオオ! これが文献に出てきた【試練の腕輪】かあの親父イイイイイイ!」


 という流れで外します。ヤバい。


GM:

 道具屋「(クックック、何も知らずに苦労するがいいさ一般人……)」



*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 1日目北エリア 夕暮れ


GM:

 では、1日目の昼イベント終了! ここでワイズマンのクエスト公開!


ワイズマン:

 バアアアアン!


――――――――――――――――――――

クエスト 『フォースの導き』


・公開条件: 1日目の昼行動後に即座に公開(夜行動を上書き) 【経験値】5


・イベント:

 旅に出る前、君は何度も不思議な夢を見た。危機に陥った少女を救ったら、そのツテをたどっていく末に君が理力を修得できてしまうという、幸せでいらだつ夢だ。1日目の夕暮れどき、君はまさにその状況の始まりに出くわした。遺跡でゴロツキ2人にからまれている、理術士とおぼしき少女を見つけたのだ! 君のよくまわる口を活かし、【魅力】で目標値12の判定に成功すればゴロツキたちは退散する。失敗すればゴロツキ2人と戦闘になる。どんな結果でも感謝した少女はついてこようとして、【半獣の理術士シース】を入手する。彼女とは「交流」可能である。即座に次のクエストが与えられる。

 ジャッジ:ゴロツキを言いくるめる会話。


・クリア条件: イベント終了する

・報酬: 次のクエスト『続・フォースの導き』が即座に開始される。

――――――――――――――――――――


ワイズマン:

 【経験値】5点をまず加算しました。


GM:

 これで能力上がるかも!


ワイズマン:

 上がらないんですねこれが!


GM:

 残念! さて、ワイズマンが何度も見ていた夢というのは、なんと少女を助けたら色々うまくいった末にフォースを修得できてしまうというハッピーな夢でした!


 ワイズマンが夕暮れどきの遺跡を進んでいると2人の男の声が聞こえてきます。


 男A「ヒヒヒ、こんなところを1人で女が歩いてちゃいけねえなあ。道案内してほしいんだろ? 手取り足取りさぁ、グヘヘ」


 男B「アニキ、この女、獣病けものびょうだぜー、触らないほうがいいってマジでー」


 男A「ああん? どうせ数日で世界がどうにかなっちまうんだ、そんなの知らねえなあ! ほらよ、このケモノ臭い耳のにおいとか……クンカクンカ……ああたまんねえ! ヘヘヘ……」


マリー:

 (Aさんケモナーの素質ありますね)


GM:

 ワイズマンは、2人のゴロツキにからまれて壁に追いつめられている半獣人の少女がいることに気付きます。少女の頭の横から獣の耳が生えていますね。


 どうやら少女は声を出せないようですが、耳のにおいをかがれたりしてすごくイヤそうにしてるのは明らかです! このままだとエスカレートして全年齢でお見せできない展開になるかもしれません!


ワイズマン:

 「まさかこれは……この風景はあの夢の……馬鹿な。あれはただの夢だったはず」


GM:

 さて、ジャッジは「ゴロツキを言いくるめること」です! ワイズマンの行動は……!?


ワイズマン:

 「(しかし、夢のなかで我輩は……我輩はこう言ったのだ……)」


 「ゴホン。そこの皆さん。よいお晩ですね」


GM:

 男A「ああん! なんだてめぇ!?」


ワイズマン:

 マントをバッサァとひるがえして出ていきます。


 「私は旅のしがない者なのですが、1つ気になることがありまして」


GM:

 ゴロツキーズはちょっとその堂々っぷりに少しだけおののきます。


ワイズマン:

 AとBに耳打ちするように、


 「そちらの娘さん、どうやら……『闇』に蝕まれているようですな。おやめなさい。『闇』は飛沫及び体液を通して感染します」


GM:

 男A「(え!? い、いや危ないことくらい何となく分かってる……分かってるけどよ……!)」


 男B「(だから言ったじゃんアニキ危ないってー!)」


マリー:

 (体液……あ、よかった、成人向けにならずにすんだ!)


ワイズマン:

 「このあたり一帯が『闇』に呑まれるまでさほど時間はないでしょうが……免疫のないものが感染すれば地獄のような苦しみに襲われるでしょう」


GM:

 男A「ええ~!」


 男B「予想以上にヤバいっぽいぜアニキ!」


ワイズマン:

 「あ、申し遅れました。わたくし理術研究者のワイズマンと申します。どうかあなたがたもお逃げください。彼女はわたくしは責任をもって採取いたしますので」


GM:

 ゴロツキの目に迷いが生まれました! ジャッジOK! 【魅力】で目標値は12→11!


ワイズマン:

 2D6+4>=11 【魅力】判定! 

  (コロコロ…) ダイス (1+3) + 4 = 8  -3失敗!


GM:

 おおーっと失敗だー!?


ワイズマン:

 【覚醒】を使用して、1のほうの出目を振り直します!


 1D6  (コロコロ…) ダイス 1 = 1 失敗!


マリー:

 ああ、ズマンさん!  なんてこと! こんな成功(させるしかない)フラグを立てまくって失敗するなんて!!


ワイズマン:

 さらに【覚醒】!


 1D6  (コロコロ…) ダイス 1 = 1 失敗!


 あっ。


GM:

 ブーッ! ひどすぎる!


ワイズマン:

 不運が飛沫感染したようです。


マリー:

 おめでとうございます!! ちくしょう!


ワイズマン:

 仮に【魅力+】を2つ取って+2にしてても失敗してるじゃないですかやだー!


GM:

 もう不運ーズいやだああああああああ!


マリー:

 不運ズに名前かえられた! 始まる前は「高貴っぽいーズ」って呼ばれてたのに!!


GM:

 とにかくワイズマンの判定は失敗です!


 男A「でもなんかこいついきなり出て来て嘘っぽくね……? 俺たちがどんだけ強いかこの女に見せつけてやるぜ」


 男B「あーあー、こんなオッサン襲ってしらねえよアニキ。手伝うけどさー」


 シャキン! 2人はダガーを抜きました! 戦闘です!


ワイズマン:

 「(そうだ。我輩は知っているはずだ。このダニどもは口先だけでどうにかできるわけではないと……)」


GM:

 なるほど、すでにここまで夢で見ていたんですね、いい解釈! 敵能力は以下の通り!


――――――――――――――――――――

NPC【ゴロツキ×2】 ※自作データ

 【LIFE】8 【防御値】7 【反撃ダメージ】6 【経験値】4

 【ドロップ】(1D6×100シルバ)×2

――――――――――――――――――――


GM:

 2人でもあんまり強くありません!

 マリーから授かった【ショートブレイド】の力があればあるいは……!?


ワイズマン:

 ※授かってませんでした。


マリー:

 授けましたわよ。不運を。


GM:

 ん? あれ、キャラクターシートのアイテム情報がクラスの初期状態のままになってる!? でもオープニングで申告してたんで、ちょっと運命ねじまげていいんで持ってていいですよ!


ワイズマン:

 ではありがたく【ショートブレイド】を手に取ります!


 「(フハハ、なぜ我輩は夢通りに動いているのだ。そうだ。これは夢だ。悪い夢に違いない)」


GM:

 では攻撃判定をどうぞ! 目標値7ですが、ここで「温情ジャッジ:かっこいいセリフ」で目標値7→6にします!(普通は攻撃判定にジャッジは付きません)


ワイズマン:

 「……かかっておいでなさい悪党共。そして悪い夢を終わらせましょう」


GM:

 いいですね、ジャッジOK! では目標値7→6です!


ワイズマン:

 2D6+0>=6 攻撃判定(筋力)! 

  (コロコロ…) ダイス (2+3) = 5  -1失敗!

 アッ。


GM:

 ここまでお膳立ぜんだてしてもダメェ!?


 ではワイズマンは【ショートブレイド】を持って果敢に応戦したものの、次第に追い込まれ、最終的にゴロツキ2人にダガーをプスプス刺されてしまい、降参します! 闇がすぐそばに迫ってきたあたりで見逃してもらいました!


ワイズマン:

 「(そうだ、そして我輩はこの社会のウジ虫どもに手ひどく……クソッ、現実だとここまで痛いものか……ッ)」


GM:

 男B「アニキ、闇が来てる!」


 男A「くっそぉ、邪魔しやがって、オッサンが! 覚えてろー!」


 すごい、一切私が想定している展開にならない!


マリー:

 オフラインセッションだったらダイスの交換を提案してるような惨状!


GM:

 ワイズマンは血を流しながらその場に膝をつきます! でも致命傷ではありません。


ワイズマン:

 「ゴホッ、ゴホッ……だ、大丈夫かね……きみ……」


GM:

 少女「……!」


 少女が近寄ってきてワイズマンを心配します。どうもこの少女、しゃべることができないようです。


 【経験値】は敗北しても100%もらえます! 【経験値】4を足してください! これなら【試練の腕輪】を付けたままのほうがよかったですね、てへっ。


ワイズマン:

 やったー! レベルアップしましたが【反撃ダメージ】6点から装甲1だけ減らして【LIFE】11→6です。死にそう。


GM:

 あと完全敗北したので【ST】も-4です!(攻撃判定失敗で-2、全員敗北で-2)


ワイズマン:

 あーっ! 【ST】9→5!


 そして今更【防御】スキル(【レベル】3習得)を使っておけばいいことに気が付きましたハッハ。


GM:

 アーッ! さて、このしゃべることのできない少女、闇が来る前にワイズマンが立てる程度には手当てをして肩を貸します!


 彼女は何も言いませんがワイズマンをせいいっぱい助けてくれているのはよく分かります。なお少女の姿はこんなのです。もうおなじみです。

 イラスト http://www.silversecond.net/sc/trpg_owh/NPC_main_Sheath.jpg


ワイズマン:

 「フッ……やはり夢の通りに口がきけぬか。正夢か、あるいは悪夢の続きか……よかろう。行くぞ」


GM:

 少女はワイズマンの顔を見て、ほほえみながらうなずきます。


ワイズマン:

 「どうせいつかは死ぬのだ。ポンコツが1人増えて2人増えて3人になろうと変わりはないに違いない」


GM:

 ということで、アイテム【半獣の理術士シース】を入手してください! 


――――――――――――――――――――

アイテム【半獣の理術士シース】 重さ0 売却不能

 時空の理力使い。装備中のもの以外のアイテム破壊を無効化できる。魔王戦が始まったとき、別PCを同じエリアに呼ぶことができる。「交流」可能、能力値は全て1。受け渡しはできない。次元倉庫には入れられない。

――――――――――――――――――――


ワイズマン:

 【癒しのアンプル】を使ってシースをアイテム欄にシュート! 【LIFE】6→11!


マリー:

 「イーリス、ワイズマンは大丈夫ですの? 1人で行動して……危険な目にあってないといいのですけれど(【ST】4でゼェゼェ息を切らしながら)」


GM:

 イーリス「大変だよ! ワイズマンが死にそうになってるー!!」


マリー:

 「ちょ、えええ!? 大丈夫ですの!? いまから向かって間に合いますの!?」


GM:

 イーリス「もう終わったよ……とりあえず生きてる、いま女の子に助けられてるよ」


マリー:

 「ワイズマンは女の子に助けられる星のもとに生まれてきてるんですの??」


*  *  *  *  *  *  *  *  *


GM:

 さて、ワイズマンと少女が少し闇から離れた後、少女は上着の内側を積極的に見せてこようとします。


マリー:

 (上着の内側……いやん! えってぃ!)


GM:

 (そういう意味じゃなーい!) ワイズマンの反応は?


ワイズマン:

 「なんだねキミは。このようなときにそのようなフシダラなことを。親の顔が見てみたいわい」


GM:

 少女は顔を赤くします。


ワイズマン:

 「まったく、どんな教育を受けたらそうなるのだ。度し難い。ほれ歩くぞ」


マリー:

 ギャルゲ主人公みたいになってるズマン氏。


GM:

 でも彼女が指さす場所をよく見ると、上着の裏に「シース」って縫ってありますね。


ワイズマン:

 「……フン。歩くぞシース。夜明けはもうすぐだ」


GM:

 あとクエスト報酬として、クエスト『続・フォースの導き』が即座に開始されます! 公開しちゃダメですよ。


ワイズマン:

 「(シース……どこまで夢の通りなのだ……くだらん……)」

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