第23話 決闘の末
俺が目を覚ましたところは天国……?ではなくベッドの上だった。
「そういえば剣聖と戦って負けたんだったかな」
そう、俺は負けたんだ。じゃぁなぜこの世に?
「起きたか。」
?
「えっと、確かあなたに負けて……」
「うーん、死んだことに発狂するかと思ったが、意外と冷静だな。」
「えっと、何が起きたか教えてもらえますか?」
「単刀直入に言う。お前を弟子にする」
……
「ふぇ?」
「変な声を出すな。そのままの意味だ」
ということは俺はこの人の弟子になって……
「ちなみに拒否権はない」
「!?」
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我が同志たちよ……様々な流れの結果、我は、 剣聖の弟子になりました。
「この神器はプレゼントだ。もともと強い冒険者の弟子を取るためのえさに過ぎない。最も、お前のようなのは20年探しても現れなかったがな。」
「あ、ありがとうございます」
「それと、大抵のものはそろえよう。何が欲しい?」
そういえば……
「契約石とかないですか?」
そう、通信するために持っている。いわば一度しか使えない携帯電話のような
「あるが、あれは使いたい相手に事前に登録しなくてはいけない。」
「なるほど。」
「じゃぁ、武器一式もってけ。」
「はい!」
こうして、いろいろあり、旅に剣聖が同行することが決まった。
「ところでアラミスさん。」
「エーテルでいい。なんだ?」
元の世界にそんなもの(C₄H₁₀O)があったような……
「目的地はわかりますか?」
「?どこだ?大抵のところにはついていくつもりだが。あの世とか言われない限りなわははははっはあはは」
とケラケラ笑う。
「地獄です」
「!?」
突如笑いが止まる。怖いからやめておいてほしい。
「なるほどな、流石は俺が見込んだ男だ」
何かを悟られました。
「とりあえず説明してくれ」
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「なるほどなぁ。残虐の堕天使とはずいぶんと面倒なものを使い魔にしたんだなぁ」
この世界でアザゼルは一般的に残虐の魔天使と呼ばれているらしい。
「あっちに行ったら覚悟しとけよ?それで、船とかはどうするつもりだったんだ?」
「それなら上級冒険者ギルドのジジイ……ゲフンゲフン、ご老体が手配してくださるそうです」
「おまえ、その年であそこに入ったのか。肩身が狭そうだ」
「確かに、ジジイばっかりでした」
「あれ、100歳や200歳じゃ歯止めが利かないようなジジイばっかりだぜ?」
初耳だ
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