第10話 決断
「あっちの世界に戻れる方法、わかりました。」
唐突な一言により、過去の出来事が一気に蘇る。
母親が死んだ。道連れに俺も殺そうとした。何一つない平凡で味気ない世界に飽きた。真剣に自殺方法を考えた。学校の成績優秀者として表彰された。そんな時、ギランド、もとい、福田に出会った。福田の家に行って、様々な剣や銃などに興味を示した。自分もそれらの物を買ったり作ったりしたときに彼は優しくフォローしてくれたりアドバイスをくれたりした。父の帰りが遅い時には一緒に遊んでくれたりご飯を作ってくれた。彼は、彼は、彼は、彼は、俺の、、僕の唯一ともいえる「友達」なのだ。
途中までは事実だけが。だが、最後は感情が溢れていた。
最高圧縮で人生を振り返り、
「判断はギランドに任せる」
この言葉を紡ぐのが限界だった。
すると、
「お前はあの世界に戻りたいか?」
え?
「平凡で退屈で、周りの人間に合わせるロボット生活を送るだけのあの世界に戻りたいのかッ??」
その叫びは周囲に響く。だが、それ以上に俺の心に響いた
「お前が選べよ。山本は……?」
「ぐずん、エッぐ、、う、う、」
「ど、どうした?」
「戻りたくないです、、確かにその通りですッ」
「おう、後はお前の判断だけだが」
「愚問」
「そうか」
______________________________________
「ということでパーティを組まないか?」
「まぁ、経験値も共有できるしな?」
「はい、その通りでございます」
「まず、皆さんのステータスを見せてもらえませんか?」
「「おう」」
上級者レベル40、通常換算、レベル1400
使用可能魔法、7属性全てを神級まで。
精霊魔法全てを帝王級まで。
魔力値20799999999≪4%追加込≫
知力値2500000
体力値2000
物理攻撃力20
悪魔使ギランド
通常レベル820、特殊スキル 悪魔之契約者
使用可能魔法、闇、土、水。火
契約悪魔 中級悪魔10体、上級悪魔5体、帝王級悪魔2体
魔力値200000
知力値300000
体力値1300
物理攻撃力30
レベル5
使用可能魔法、土、火
魔力値20
知力値50
体力値1000
物理攻撃力180
堕天使アザゼル
上級者レベル12、通常換算1120
使用可能魔法、全属性
但し、精霊魔法は使用不可
魔力値2000000000(2%追加込)
知力値5000000000000
体力値500000
物理攻撃力1000000000
あれ、アザゼルさん強くね?
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