第7話 夢を見たんだ

≪あははは、弱い、弱いねぇww≫

「なに、を?」

≪あははは、わかんないなんて低能だねぇww≫

「名、を名乗れ」


≪……私の名前はダファル、魔王ダファルだよw≫

「ダ、ダファル」


______________________________________


「という夢を見た。」

「お言葉ですが、わが主、それは夢なだけじゃ……」


「フラグは結構だ」

「ふらぐ?」


理解能力が低いな。使い魔を改めたほうが良いのか?


「まぁ、主がそういうなら。」


______________________________________

~ある草原にて~


「このトカゲは?」

死竜カースドラゴンです。竜族が死神の力を借りている形ですね」

「なるほど、ゾンビトカゲといった位置づけか。」

「はい、そのような感じです」


なるほど。


《ぎゃああああああぐぎゃああああああああああ》

トカゲがブレスを吐、くまえに


アイスレインッ」


氷の雨が降り注ぐ


「さすがに一撃とはいかんか。」


ブレスによって粉々に砕かれた氷。それが夕焼けに反射してきらきらと輝いている


《人間、分かり合えるはずだ!!俺、悪いことしてないっすよ!??》


トカゲが命乞いをしてきた。


「そうか、では選べ、我が開発している封印魔法の実験台になるか、我の開発している最終奥義魔法、終焉ラストを告げる破壊バイオレンスの餌食になるかを」


《せ、せめて封印で頼む》

「承知した」



すぅ、と空気を吸い込み、


上級聖牢獄ハイ・ホーリープリズン!!」


死竜の封印漬けが完成した


____________________________________________________________________________


「ちっともレベルが上がらんな」

「わが主よ、40レベルも一気に上がる人間など、なかなかいないのですが」


≪おめでとうございます!!上級者レベル40になりました!魔力値が4%上昇しました≫


なるほど、これは見かけによらず大きい成長だ。


「何か来ますッ!!」


すると、アザゼルが瞬時に防御魔法を展開する


刹那にも満たないその瞬間、あたりの大地が消し飛んだ。


「ww、敵意は、、無いよw」


聞き覚えのある、聞いただけで生理的嫌悪をも覚えるその声の持ち主は


「ダファル、ここに参上w」


ダファル、夢で出会い、ボコボコにされた魔王。


「気を付けてくださいッ、こいつは魔王ダファル!,紛れもなく危険です、どうかお逃げを!!」

「まぁまぁ、いいじゃないかw、あまり焦ると堕天使の名が廃るよwww」


「おい、魔王とか言ったな。」

「ww」

「お前を、、」

「??w」



一拍おいて、



「___________ぶち殺す」


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