参
結城が目を覚ますと隣にいたはずの藍はいなくなっていた。
結城もまた藍を深く愛していたが、
異種であったが故に思いを伝えることはできなかった。
胸をおそう後悔はいくら経ってもきえることはなく、
耐えきれず天井から紐を垂らしそれからぶら下がる。
ゆらりゆらりと意識は遠のき
"もういちど、あいたかった。"
外には愛した者と同じ色の花が
ただ、風に揺られていた。
気高き狼は人の仔を 櫻庭 春彦 @dawbrock
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