第72話 それゆけ!突撃地下墓場


 地上から戻ると、何時もの如く三人の神がスクリーンの前でクチャクチャと喋っていた。

 他の二人に関してはここに居ない。レプルスはどこに居るかも解らないし、ティモレスに関しては何時ものようにプログラムに夢中なのだろう。


「なあ、なんであいつはクエストを遣らないんだ?」


「もう諦めてるんじゃないのか?」


「いやいや、あれだけのハーレムになって諦めたりしないだろ」


 どうやら、こいつ等は今頃になって気付いたらしい。

 まあ、クエストを遣らない理由は良く知らないけど、恐らくレプルスあたりが何かを仕込んだろのだろう。

 少なからず、奴には恩義を感じているから、当然ながらクエストを遣らない理由を話したりはしない。


「なあ、アルファルド、どうなってるんだ?」


 たまたま通りかかったというか、情報取集のために近寄った僕にベイシズが話し掛けてくる。


「さあ、僕にも解らないよ。ただ、そいつの相手も飽きちゃったしね。如何でもいいかも」


「ちぇっ~。アルファルドは直ぐにこれだからな~」


 ベイシズは僕の返事を聞いて嘆息しつつ、呆れ顔で苦言を呈したが、そんな事は馴れっこなのでサラリと聞き流す。


「じゃ、これから如何するんだ?」


 ベイシズとの会話が終わると、彼の隣に座っていたゼルダルがこれからについて言葉を発したが、僕に向けたものではないだろう。


「キョウキを嗾けるか?」


 ゼルダルの向かいに座るトルダガルが、あの異常者を嗾ける話を持ち掛けるが、それをベイシズが止める。


「いや、今だとキョウキが負けるかもしれない。だからもう少し力を付けてからだな」


「確かに、昨日の合体は一体何だったんだ?てか、どこでそんな力を手に入れたんだろう」


 ベイシズの言葉にゼルダルが同調する。

 すると、トルダガルが己の意見を述べてくる。


「そろそろ、何か手を打たないか?」


「手って何を?」


「分らないから相談してるんだよ」


 トルダガルの言葉にゼルダルが問い掛けるが、相変わらゼルダルは己から発案しない奴だな。

 なんか、下界の空気を吸ったら、ここに居る奴等がアフォに見えてきた。

 まあいい。情報を手に入れて颯太に教えてやろう。

 てか、颯太とは一度きちんと話したいのだが、特に奴が死神と行動を共にしてい事について。

 奴は、死神の本当の望みを知っているのだろうか。

 それを知って同じ目的で行動しているのだろうか。

 まあいい。まだ時間はある。機会をみて聞いてみる事にしよう。


 じゃ、下界に戻るとするか。今日はレーヤがお菓子を作ってくれる日だからな。

 早く帰ってイチャイチャするぞ!







 昨日もここに入ったが、いつ見ても殺風景な部屋だ。

 壁に絵画が飾られている訳では無いし、装飾品が置かれている訳でもない。

 それでいて、品性を感じさせる部屋というのも、なかなか珍しいと言えるだろう。

 そう、ここはテルナの屋敷なのだ。


 昨夜は色々とあったが、そのお蔭かクーナルの姿が変身した時と同じ二十歳くらいの姿に変わっていた。

 もしかして爺さんから力を分けて貰ったのだろうか。

 まあ、力を分けると言っても、別にエッチな行為に及ぶわけでも無ければ、こちらに被害が出る訳でもないので、別に構わないのだが、ちょっとだけ気になってしまった。


 因みに、力の吸収は吸血行為によって行われる。

 そうなのだ。翼人族とは吸血するのだよ。

 まあ、それが食事という訳では無いので、普段から吸血し捲ったりはしないらしい。

 そんなこんなで、昨夜はテルナが俺の腕にカプリと噛みつきチューチューと血を吸っていた訳だが、吸血鬼というよりは蚊みたいなものだな。


「それはそうと、どうやって王城の地下に潜り込むの?」


「妾は下水道なんて御免だぞ!」


 ミイが顰め面でこれからの事に付いて質問を投掛けてくると、エルはアルドランダ王城の事を思い出したのだろう。渋い顔で下水道に拒否反応を示した。

 その辺りは、是非ともティファを見習って欲しいのだが、きっと何を言っても無駄だろう。


 という訳で、俺達はテルナの屋敷で作戦会議をしているのだが、周囲から向けられる視線がとても痛い。


 というのも、昨夜の話をしたら、女性陣が物凄い形相で睨んでくるわ、エッチな事はしてないだろうなと尋問されるわで大変だったのだ。

 一応、カオルの一言でなんとか収まったが、終いにはエルとミイが爆睡していたキララにまで八つ当たりを始めたほどだった。


「クーナル、なにか情報を持ってないか?」


 膝の上にキララを乗せた俺が、向かいのソファーの隣に立っている若返ったメイド服の女性に尋ねる。


「そうですね~。力尽くで良いのではないですか?」


 俺の問いに、クーナルは穏やかな表情で過激な事を伝えてくる。


 昨日は、最近の若者が乱暴だとか文句を言っていた筈なのに......

 

 だが、そんなクーナルの台詞に、テルナが水を差してきた。


「しかし、あそこには封印があった筈よね?」


「そう言われると、そんなモノもありましたね」


 どうやら、見た目は蘇っても脳までは若返っていないようだ。

 そんな失礼な事を考えていると、何かを感じ取ったのか、彼女は鋭い視線を向けてくる。


「今、不埒な事を考えてませんでしたか?」


 こんな所で揉めるのはごめんなので、慌てて首を横に振る。

 そんなタイミングで、テルナは更に情報を追加してきた。


「それに、確かキョウキという危ない男がここの王家に雇われたみたいよ」


 そうか、奴はこの王都に居るんだな。

 確かに厄介そうな相手だが、テルナはどうやってそんな情報を得たのだろうか。

 そんな事を考えていると、彼女は俺の心を読んだわけではないだろうが、キョウキについて話し始めた。


「先週、王城へ行ったときに見たわ。あれはかなり危険な臭いがしたわね」


「てか、何しに王城へ行ったんだ?」


「えっ!?」


 情報を得た方法が気になって尋ねてみたのだが、彼女は驚きの表情と声を返してきた。

 その事に首を傾げていると、隣に立つクーナルがクスリと笑うと、その理由を説明してくれた。


「あ、ソウタ殿は知らなかったのですね。テルナ様はこの国の宮廷魔術師長なのですよ」


 な~んだ。結局はロリババアなのか。


 クーナルの一言で完全にネタバレになったのだが、テルナはそれが面白くなさそうだった。


「普通、その齢で!とか、その美しさで!とか驚くのが礼儀だと思うのだけど」


「いや、ありそうなオチだったんで、あまり驚く事も無かったし、素直に納得できた」


「なにか、負けたような気がして、とっても悔しいわ」


 彼女は悔しそうな顔で、ブツブツと苦言を漏らし始める。

 だが、宮廷魔術師だと言うなら、地下墓地への入り方も解るのではないかと思ってしまう。


 結局、あれやこれやと悩んだが、テルナから城の見取り図だけを書いて貰い、ぶっつけ本番で実力行使という結論になったのだった。







 眼前にはぜいを凝らした巨大な城がそびえ建っている。

 その外観は、見るからにアルドランダ王城を上回る豪華さであり、どれだけの血税を注ぎ込んで造られたのかと考えると、とても素晴らしいと言う気にはなれず、逆に嫌悪を感じる悪の象徴だと思えた。


「取り敢えず、城は壊そうか!」


 余りの嫌悪感から、まるで、解体現場にやってきた土木作業員のような発言をしてしまった。


「そうね。それがいいわね」


 その言葉に反応したのは、腕を組んだ姿で俺の隣に立つミイだった。

 だが、俺を挟んで反対側に立つエルが、負けじと発言する。


「妾の分も残してくれよ!」


 彼女の発言を聞いて、このお姫様は少しお淑やかに出来ないかと頭をもたげてしまう。

 しかし、頭を抱える俺に反対する者が現れた。


「お兄ぃ、城を壊すのはいいんだけど、そうしたらまた重税が発生したりしないの?」


 ぐあっ! そこまで考えて無かった......


「ソウタ、それじゃエルと全く変わらないわよ?」


 更に、天然素材サクラにまでツッコミを入れられてしまう。


 てか、俺ってもしかしてエルと同じレベルだったのか?


 その事実に愕然となりながら、頭を抱えて蹲っているとニアが優しく撫でてくる。


「大丈夫ニャ~よ。ダンニャ様は最高ニャ~の」


 彼女は頭や耳を撫でながら、己の尻尾を俺の尻尾に絡ませてくる。

 それが、嬉しやら恥ずかしいやらでドギマギとしてしまうが、行き成りエルが割り込んでくる。


「こら!ズルいぞニア。自分だけ点数稼ぎとは」


 彼女はそう言うと、俺の腕を取って立ち上がらせる。

 その時に彼女の胸に挟まれた腕が、とても嬉しいと感激するかのようにピクピクとしてしまう。

 今度はそれを見たミイが、眦を吊り上げながら反対側の腕に抱き付く。


「じゃ、如何すればいいのよ。いっそ王族を葬るのかしら」


 いや、別に俺達は正義の使者ではないのだ。だから、俺達の行動は我儘で良いと思うのだ。


「俺達は正義の使者でも無ければ、救世主でもないからな。壊したければ壊すし、守りたければ守るだけだ。気にせずに自由に遣るぞ」


「それでこそ、ダンニャ様ニャ~よ」


 俺の宣言を聞いたニアが嬉しそうに真ん中から抱き付いてくる。

 それを見た左右のエルとミイが眦を吊り上げて、更に胸を押し付けながらニアに負けじと発言してくる。


「なら、さっさと行くぞ!」


「そうね。サクッと終わらせましょうか」


「じゃ~、サッソクやりますです~。ハッシャなのです~!」


 エルとサクラの発言の後に、ナナミが景気良く声を上げたのに驚き、すぐさま振り向こうとしたのだが、その途端に爆音が鳴り響く。


「なんニャ~の。耳が痛いニャ~よ」


 確かにニアの言う通りだ。俺とニアの猫耳にはこの爆音は辛すぎる。

 だが、驚くべき事は前方から鳴り響いた破砕音だった。

 そう、前方に見える巨大な城の三本の塔のうちの一本がぽっきりと折れて崩れ落ちたのだ。

 その光景に唖然としたのだが、即座に後ろを振り返るといつの間にか巨大な大砲がそこに居座っていた。

 それも、中世とかの大砲では無く、どちらかというと、戦艦の砲塔のような感じの大砲だった。


「こ、これは、なな......」


「もうイッパツいきますです~」


 ナナミにその物体について尋ねようとしたのだが、彼女は気にする事無く二発目を発射させた。


「ニャ~~~!耳が壊れるニャ~~~の!」


 再び放たれた爆音を耳にして、ニアがのたうち回っている。


「ニア、大丈夫か!?回復!」


 即座に回復を掛けてニアの耳を治してやり、再びナナミに声を掛けようとした処で、三発目が放たれる。

 ニアを見ると、既に頭を抱えて完全に耳を塞いでいた。

 更に、周囲を見渡すと仲間全員が耳を塞いでいた。いや、辺りに居る住民も驚きの表情で耳を塞いでいる。


「くそっ、こうなったら、さっさと突撃するしかないな。ナナミ、行くぞ!」


 大声でそう張り上げて全員に視線を送ると、全員が頷きを返してくる。

 それを確認して、俺は王城へと走り出すのだった。







 城門を抜けると、そら大変な事になっていた。

 まあ、三本の塔が崩れ落ち、見事な程に城に突き刺さっているのだ。

 てんやわんやにならない方がおかしいだろう。


「な、何者だ!」


 それでも門番たちは律儀に職務を全うしているようだ。

 俺達が城門を通ろうとすると、透かさず誰何の声があがる。


「寝てろ!いかづちよ!」


 速攻で雷を落として、お休みになって貰う。

 こうなると、もはや戦と変わらない騒動になるのだが、うちの面子が生き生きとしているのは何故だろうか? 何かが間違っているような気がする......


「死にたくなければ、妾を倒すのだな!」


 素朴な疑問を持った俺の横では、エルが訳の解らない事を喚いている。


『こら、無暗に殺すなよ。善良な者も居るかもしれないからな』


『も、勿論、解ってるぞ』


 彼女の発言にツッコミを入れると、怪しい応答が返ってきたが、恐らくはこれで大丈夫だろう。


「な、なんだ、こいつら!ぐあっ!」


「曲者だ!直ぐに人を集めろ!ぐふっ」


 まるで、時代劇の「であえ!であえ!」だな。

 しかし、登場する端から、ミイが放つ矢の餌食となっている。

 それでも、ミイは理解しているのか、無暗に眉間を撃ち抜いたりはしていない。

 恐らくは、直ぐに治る程度の怪我で済んでいるだろう。


「駄目だ!黒壁騎士団と近衛騎士団を呼べ!こいつ等、強過ぎるぞ」


「どこだ!曲者は!」


「おお、いいところに来た。奴等だ!」


 どうやら、普通の衛兵では歯が立たないとみて、騎士団を呼んだようだ。

 見るからに屈強そうな鎧を纏った男達が現れる。

 だが、それを見たニアが元気よく走り込むと、その横をサクラも走り抜ける。


 流石に、この二人は群を抜いた速さを持っているな。


「大人しく寝てるニャ~よ」


「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」


 勢いよく走り抜けたニアが、黒猫手袋と黒猫レッグウォーマーで相手を粉砕していく。

 本来なら身体が粉々になる程の攻撃だが、その重圧感のある鎧のお蔭で、五体満足で眠りへと落ちていく。

 てか、サクラなんて、ひたすら謝罪しながら相手を切り倒している。


 謝るくらいなら、後ろで大人しくしていればいいのに......


「な、なんだと!黒壁騎士団でも全く歯が立たないではないか。近衛騎士団はどうした!」


「何が来ても同じだ!雷よ!」


 偉そうなおっさんが騒いでいるが、捨て台詞と共に雷撃魔法をぶちこむと、あっという間に静かになる。

 だが、そうすると煩くなる奴もいる。


「ソータ!遣り過ぎだ!妾の獲物まで!」


「すまん。すまん。でも目的を違えるなよ」


「わ、解っておるぞ!」


 いつ聞いても、エルの返事だけは異様に怪しい。

 その雰囲気からすると絶対に理解できてい無い筈だ......


「お兄ぃ、それよりも、道はこっちだよ」


「おっ、そうだったかすまん!」


 思わずエルに気を取られて道を誤った処に、マルカからの指摘が入った。

 それに素直に謝ると、すぐさま方向転換をして地下へと降りる通路に向かったのだが、そこで勘が働く。


「結界!」


 叫ぶと同時に透明の膜に覆われた俺達に向かって、炎の塊が無数に襲ってくる。

 どうやら、魔法使いが揃っているのだろう。

 あまり広くない通路だし、結界が無かったらモロに喰らう処だった。


「ごシュジンさま、サスガなのです~。では、ここはワタシにおマカせクダさいです~」


 珍しく、ナナミからお褒めの言葉を頂いたのだが、彼女は俺を褒めたか思うと、何処からかロケットランチャーを取り出す。


 おい! もしかして、今のは己の出番を作るためのおべっかなのか?


 ナナミがゴマを摺って来たのは、どうやら自分にも戦わせろというアピールのようだ。

 以前は、非戦闘員だと言っていた癖に、一体如何した心境の変化だろうか。

 ナナミの心境の変化について深く考える時間すら無く、彼女の放ったロケット弾は見事に着弾し、敵の呻き声が俺達の所まで届いてくる。


「いくぞ!」


 その様子を確認した後に廊下を抜け、地下へと降りる階段を下っていく。

 どうやら、そこには敵が居ないようで、サクサクと進んで行くと突き当りにぶち当たった。


「どうやら、ここが入口のようですな。どうやって封印を解きますかな」


 女性が絡まない状態で、珍しく爺さんが発言した。

 てか、今まで居る事すら気付かなかったのだが......


「テルナの話では、封印の守りを上回る衝撃を与えれば、簡単に解けると言っていたが」


「それって、封印はそれで簡単に解けるかもしれないけど、封印を上回る衝撃を与えるのが簡単じゃないと思うわよ?」


 実を言うと、解除方法については全く思いつかず、ぶっつけ本番でやってきたので、己の意見を述べる事が出来ず、テルナから聞いた事をそのまま口にしたのだが、速攻でミイからツッコミが入った。

 てか、これに関しては、全く以て彼女の言う通りだろう。

 しかし、そこに勇者が現れる。そう、勇者と言えばこのお方だ。


「にゃ~が粉砕するニャ~よ!」


 黒猫手袋を付けた腕をブンブンと振り回しながら、景気良く抱けび声を上げたかと思うと、瞬時に巨大な扉にパンチを喰らわせた。


 誰もが静まる中、ニアのパンチは間違いなく扉にぶち当たったのだが、無情にも扉はビクともする事無く、ニアがその場に蹲った。


「おい!ニア、大丈夫か?」


 慌ててニヤに駆け寄って声を掛けると、彼女はすすり泣きながら俺の胸に飛び込んできた。


「ダンニャ様~~。ニャ~の手が痛いニャ~の。手がふにゃふにゃになったニャ~の」


 どうやら、思いっきり殴りつけた衝撃で手首の骨が折れてしまったようだ。


「大丈夫だ!ニア。俺が直ぐに治してやるから。回復!」


 涙を流して痛がるニアに回復魔法を掛ける。

 すると、暫くして痛みが引いたのだろう。一気に元気になって喜び始めた。


「ダンニャ様、ありがとうニャ~よ。ダンニャ様は最高ニャ~の」


 彼女はそう言うと、エルやミイの冷たい視線も忘れて俺の胸で頬擦りを始めた。

 まあ、名誉の負傷とあって、この時ばかりはエルとミイも口を噤んでいたが、その代わりに天然素材サクラが口を開いた。


「それで、この扉をどうやって開けるの?」


「全員合体で粉砕するとか?」


 サクラの台詞にマルカが答える。

 確かに、それしか方法は無さそうだ。

 そう思った次の瞬間だった。


「ナナミ、何を遣ってるんだ?」


 そう、ナナミが壁に向かって何かを始めたのだ。

 彼女は作業に集中しているようで、俺の声に反応しない。

 しかし、それほど待つ事無く、彼女は振り返って声を上げた。


「出来上がったのです~」


 彼女はそう言って、その場から移動すると、扉にはライオンが書かれていた。

 そう、彼女は扉の封印を上書きして、ナゾナゾの扉にしてしまったのだった。


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