薔薇と炎
なんでしょうご主人様。ランチはもう少しお待ちください。
え?これを私しに?
まぁ綺麗。香りもとても素敵ですわ。ありがとうございます、ご主人様。
でもしがないメイドにこんなにたくさんの薔薇の花束なんて勿体無いですわ。
ご主人様の心に決めた、ただお一人の女性に差し上げればよろしいのに。
え……。本気ですの?ご主人様。
将来有望な貴族様がメイドの事を好きになるなんて聞いたことありませんわ。
あまつさえ結婚だなんて。
私し、今の関係も嫌いではないのですよ。
分かりました、ご主人様。
ではこの真紅の薔薇の花束を燃える炎に変えてくださいまし。
薔薇が炎に変わるなら、メイド服がウェディングドレスに変わる事もあるのかもしれません。
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