学園祭の終わりに

校庭でキャンプファイヤーが行われている。

火の揺らめきと燃え上がる炎の非現実感にやられ、今日一日も夢だったのではないかと思えてくる。


片想いの彼が学園祭実行委員になるというので、反射的に副委員に立候補してしまった。

今思うと、内気な私がよく立候補したなとビックリする。

でも軽い気持ちで始めたのが災いしたのか仕事はとても忙しく、うまい具合に彼との距離を縮めようと思ったのにそんな余裕は全くなかった。


それでも彼と一緒に一つの事を達成できたのはとても嬉しいし大満足。

明日からは彼と一緒に放課後の学校に残ることもないというのは少し寂しいけど。


でも、このあともっと私をビックリさせることが起こるなんて夢にも思わない。

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