怖がりなねずみ⑥

別のあるねずみは直接触っただけで全身に毒がまわる木の実を葉っぱにくるんで持ってきて言いました。

「この木の実を猫に触らせよう。毒で長いこと苦しむに違いない」

「なるほどなるほど」

みんなは直接触っただけで全身に毒がまわる木の実を葉っぱにくるんでたくさん集めました。


子どものねずみ達が一番小さな赤ちゃんねずみが動かなくなったと訴えてきましたが、大人達はそれどころではありませんでした。


集めた木の実は、葉っぱにくるんだまま1つずつひもでしばって壁にぶらさげておきました。

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