第14話 3つの動線(導線)を設定する。

 カクヨムで掲載しても読者が増えない。

 なかなかレビューをもらえない人には、必ず、いくつかの共通点がある。


 たとえば、目玉商品と呼べる、モンスター記事がなかったり、広告宣伝に力を入れていなかったり。時代、カクヨムのトレンドに作風があっていない場合も含め、様々な原因が考えられる。

 

 まずはすぐにでも状況を変えたいなら、広告宣伝に力を入れなければいけないですし、読者が興味を惹く、数字の獲れる作品をカクヨム内に必ず2つ3つ仕込むべきである。


 ここではまず、動線(導線)について、触れたいと思います。

 私は、今でこそ読者数が少ないですが、前IDでは、かなり多くの方に作品を読んで頂きました。


 レビューが100オーバーの記事が2つ3つあって、レビュー50オーバーの記事に関しては5つくらいありました。これらの記事が、カクヨムのランキング(週間、月間ランキングで)、常時トップ10前後に入っていた兼ね合いで、そちらからの読者がかなり見込めました。


 この、ランキングに表示される、されないというメリット、デメリットの関係は、とても言葉に表せないくらい、例えるなら月とスッポン。天と地の差があります。


 体感ですが、もしよく読まれる、ランキング上位に表示される記事が、カクヨム内に2つ3つあるとすれば、これらがすべての面で物事を好転させ、そこから他の記事へと読者が流れていきますので、PV数でも、レビュー数においても、カクヨム作品は上昇傾向の一途を辿ります。


 別の言葉を借りるなら、相乗効果とでも申しましょうか、経済効果の、トリクルダウンのような現象が起き、とにかくカクヨム内において、雲から頭が1つ突き抜けた状態に例えられるが如く、見える世界が一変します。


 ランキング上位に表示される記事が1つでも2つでもあれば、それが読者を呼び込む動線(導線)となり、呼び水となり、その他のカクヨム作品も読んでもらえるという、嬉しい誤算を招きます。なので、ランキング上位表示される記事は、多く所有すれば多いほどいいわけです。


 なにより、ランキングに一度でも載ると自身の楽しさが倍増しますし、これはですね、何度も言いますが、究極のカクヨム攻略法です。


 作品を公開してる中で、なにか1つでいいから、常時ランキング・インさせておくような、そんな力強い作品を2つ、3つ、カクヨム内に掲示しておく必要があります。


 記事は、創作論、エッセイ、ノンフィクションものが、比較的、読者がつきやすく、2000~5000文字くらいでも、十分に勝負ができるので狙い目です。


 2000~5000文字クラスの入り口商品を前面に押しだし、自分が1番読んでもらいたい作品も当然のことながらカクヨムでプッシュする。


 あまり読者がつきにくく、カクヨムに合っていないと思われる作品は残念ですが削除する。削除が惜しければ2つを1つに統合したりして、なんらかの工夫をすべきです。


 これを繰り返していけば、自ずと優良な作品ばかりがカクヨム内に並ぶようになり、優良な読者で溢れるカクヨム・ライフが送れます。


 読者が増えない人は、末広がりの理論をうまく使えていない人です。

 1+1が、2ではなく、1.5になってしまい、本来、相乗効果で、1+1が、3や4になるところを効果を相殺してしまうわけです。


 こうなると、一見いちげんの客を呼び込むだけで徒労に終わってしまい、そこから先、発展が見込めないので、なかなか読者数も、レビュー数も増えてはくれません。


 1つ読んで、それっきりのあれっきり。

 1回、こっきり。

 尻切れトンボ。

 つまり、そこで読者を手放してしまうから、永遠に相乗効果が期待できないわけです。


 読者をたくさん持っている、ヘビーな利用者は、その辺の事情が痛いほどよくわかっていますので、モンスター記事を3つ4つ持っていて、読者に淡い期待を持たせ、他の記事に誘導するのが抜群にうまい。


 それと、もう1つ。記事をたくさん書いたら、時々、間引くのも忘れずにしてくださいね。読者に読まれる作品、読んで欲しい作品はもちろん据え置いて頂いて構いませんが、レビューの稼げない作品、作風が合わない作品は、媒体などの再考を試みたり、プラットホームを変えて出すか、残念ですが削除したほうがいいかもしれません。


 つらつらと書き並べましたが、まずは優良な記事、読者にたくさん読んで貰える記事、たくさんレビューいただける作品を3つ並べるところから始めて下さい。あとは時間が解決してくれるでしょう。

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