6-22 信頼って、本当にか細いものだから
「わたしも、サトシに謝らなきゃいけない」
優佳が立ち上がり、かかとを揃えて真剣な顔を作る。
「ほんっとうに、ごめんなさい! どんな理由があってもサトシになにも告げずに、出て行くのは間違いだった」
そう言って頭を下げる。
「さっきサトシが涙を流してるのを見て、後悔した。たとえどんなことがあっても、黙って出て行くべきじゃなかったって……」
そう、声を震わせた。
「きっとすごい心配したよね、迷惑かけたよね? 怒ったよね、傷つけたよね?」
それに対して、僕はなにも言うことができない。否定の言葉を口をついて出そうになったが、できなかった。
優佳もそうだったように、それは僕が求めた謝罪だったから。
優佳が出て行かなければならなかった原因は僕にあると思っている。けれど優佳の選んだ方法が正しかったか、それしかなかったか、というと僕は首を縦に振ることができない。
僕はそのことに、怒ったのは紛れもない事実だ。それを咄嗟に否定してしまうことは、優佳の謝罪と向き合わないことと同じだ。
自分の怒りを認めて、優佳の言葉に真摯でなくてはならない。
「ごめんなさい。わたし間違ってた。けど、このままなんてイヤ。せっかくサトシと分かり合えたのに、終わりになっちゃうなんて絶対イヤ!」
顔を上げた優佳は目に涙を湛えていた。
「わたし、きっとまた変なことで怒る。きっとサトシと、またケンカすると思う。でもこんなに大きいのは……これで最後だって思えるの」
長年横たえてきた”わだかまり”は解消された。だからこれからはケンカをしても、翌日には笑い話にできるはず。
「その度に許してもらって、許したい。だからサトシ、勝手に出て行ったわたしを、許してくださいっ!」
叫びに近い声で、優佳は頭を下げる。
優佳は許しを求めてくれた、僕はそれだけでも十分だった。許して欲しいということは、今後も一緒にいたいと思ってくれているということ。
それを聞けただけでも、僕の心はいままでにないほど安らいでいく。
「もちろん、こんな僕でよければ」
「サトシしか、いないよぉっ……」
そう言って優佳は涙をぼろぼろに零す。
僕は愛おしさが込み上げるのと同時に、苦笑を漏らしてしまう。
「なに、笑ってるのっ……」
「いや、ほんとに、優佳だなって」
「意味わかんないよぉ……」
僕が差し出したティッシュを受け取った優佳は涙を拭き、盛大な音を立てて鼻をかんだ。
遠くからカラスの鳴き声が聞こえる。空はもう紅に染まり、カラスも巣に戻り家族と過ごす時間になっていた。
いつの日か、この空っぽの部屋で途方に暮れた日があった。
僕にはその日からのやり直しができるのだろうか。
無責任にも優佳が出て行った理由をわからないと言った日。あの日から僕はしっかり変わることができただろうか?
いや、変われていなければいけない。
この部屋を、隣にいる人を、失わないために、いままでと同じではいけない。
優佳が隣にいるのを当たり前だと、思っちゃいけない。
お互いが、しっかりと、隣にいるために努力しなければいけないんだ。
「ひぐっ……よかっだぁ、はなし、できて、うう゛っ」
そう言って涙声で喜んだ優佳はそのままむせてしまった。
「おいおい、さっきから大丈夫?」
「けほっ……大丈夫、さっきノドに詰まったのが、まだちょっとひっかかってたのかも?」
湯呑に入ってたお茶を、飲み干して落ち着きを取り戻す。
「そういえば、このお茶。いつものと少しだけ違う?」
小首を傾げて優佳が言った。
「よくわかったね、ヤジハチで最近使い始めたお茶と同じなんだ」
縁藤家から出るときにお茶のパックも持ち出していた。
置きっぱなしにしてもレイカは自分から飲んだりしないだろうし、お義父さんや優佳も帰ってきたのに、住まわせてもらった時の痕跡を残すのは失礼な気もしたから。
「……そっか、サトシ、またヤジハチで働きだしたんだっけ?」
優佳は少しばかり僕の現状を把握している、だから僕がバイトを再開したことを知っていた。
「いや、もう辞める予定だよ。その必要もなくなったし」
そう、無くなった。無くさなきゃいけなかった。
優佳が一緒に同棲しようと言い、家賃を折半させてはもらっていたが、その他の生活費はほぼ優佳持ちだ。僕はそれに対して申し訳なさも感じていたし、お金を出したいとも言ったが「将来、サトシに養ってもらうからいいの」と押し切られていた。
とはいっても僕たちはまだ学生だし、優佳のお金も、僕の生活費も両親の仕送りありきだった。お金を出してもらってる立場なのに、お金を出すとか、出さないとか言ってもママゴトにしかならない。両親とお義父さんたちに頭を下げ続けるだけ。
それが少しばかりイヤで、自分でも責任を持ちたいからとバイトを続けていた。けれど受験勉強がおろそかになったら本末転倒だ、教員免許を取るために大学には必ず行かなくてはならないんだから。
だから僕はバイトをやめて受験勉強をするべきだった。
イレギュラーがなければ。
そして問題は解消された、僕は元の生活に戻る。
紆余曲折あったが、いまの僕は将来に向かうことだけ考えていればいい。
でも僕は将来への寄り道をしてしまった。受験勉強を中止していまの生活だけを重視した。だから優佳はそのことに対して、当然……
「――そう、なんだ」
バイトを再開していたことに、一言だけそう言った。
……え?
おかしいだろ?
「優佳?」
「なに?」
「……それだけ?」
いまの流れはおかしかった。僕と優佳の間に置いて、この話がこんな簡単に済むはずがない。
「そう、だけど?」
……そんなはずはないだろ? だって僕は辞めたバイトを、また始めていたんだぞ?
だってバイトを始めたということは、受験勉強がおろそかになっていたということだ。それは僕たちの将来にとって大きなマイナスになる。
だからここでの正しい反応は……
「怒らないの?」
「なんで?」
「だって、僕は受験勉強をしてなかったんだぞ?」
「それはサトシが受験する気が、なくなっちゃったからじゃないの?」
僕は会話が嚙み合わなくて混乱する、なんでこんなにドライな反応……なんだ?
「違うよ……それは生活費を稼ぐために一時的に始めたんだ。本当は勉強して、受験して、大学に行きたかったんだ。だから優佳が帰ってきたから、僕はバイトをやめて勉強に専念できる。また一緒に暮らせるだろ?」
「……あ」
優佳はくりっとした目を見開いて、はっとなる。
「優佳がそのことに怒らないってのなら、いいよ。でも僕はいまからでも勉強に戻る、だから……」
「サトシ、またわたしと一緒に暮らしたいの?」
「え……?」
なにを、言っているんだ?
「せっかくレイカと、結ばれたのに、またわたしと暮らしたいの?」
「当たり前だろ? だって僕が好きなのは……」
あれ。
おかしい。
僕はなにかとんでもない思い違いをしているのか?
「サトシが本当に好きなのは、レイカでしょ?」
優佳はあっけらかんと、そんなことを言う。
「違う」
「違わないでしょ……ああ、違う。こんなことを言いたいんじゃないの……」
優佳が頭を抱えてうずくまる。
「優佳……?」
「違う! 違う! こんなの違うっ!」
優佳が頭を抱えながら大声で叫ぶ。僕はその行動の異様さに、足を止めてしまう。
「わたしはこんなこと言いたくないの! 思いたくないの! でもそうとしか思えないの! ああ、ああっ……!」
優佳が、普通じゃない。
ようやく僕の足は棒立ちを止め、優佳の元に近寄る。
「こっちに来ないでっ!」
「……!?」
「いや、いや……どうして? このままでいいじゃない……わたし、サトシと一緒に暮らしていけばいいじゃない、なのになんでぇ……?」
優佳は、自分の中のなにかに押し潰されている。
「はは……でも、そうなんだ。わたしが悪いんだよ、全部。だってわたし性格のいい女の子なんかじゃなかったんだもん……」
一人で天井を見上げ、涙を流し、優佳は独り乾いた笑い声を出す。
その声を聞いていると優佳は……今にもいなくなってしまうんじゃないかって不安に駆られた。
「ダメ、わたし、もう……」
そう言って優佳は、悲しみに染まった顔をこちらに向けた。
「ねえサトシ……なんでわたしのこと待ってくれなかったの?」
その質問は、もう答えたようで、答えていない質問だった。
「わたしさ……すごい頑張ったんだ、レイカを元気にするために。みんな仲直りをするために、わたし一人で頑張ったんだ……」
優佳の顔は自虐とも自嘲とも取れない、あきらめきった顔をしていた。
「でもサトシは待っててくれなかった、そしてレイカとまた惹かれ合った」
「優佳、それは」
「違わないよね? だってサトシもレイカも子供の頃から好きあってたんだもん。それを途中で間に入って、邪魔したのは、わたし」
「さっきから、なにを言ってるんだ?」
「わたしね、とても性格が悪いんだ。このままじゃいつの日かサトシとレイカは、自分の気持ちに気付くって分かってた」
それはいつか、僕がレイカに惹かれていた日。
「わたしは子供の頃からずっとサトシのことが好きだった、それはレイカが家族になるよりもずっと前から」
優佳がお姉ちゃんで、幼馴染だったあの日々。
「わたしはサトシが好きでいろんなことに付き合ってもらった、いっぱい振り回した。だって好きな人と一緒に楽しいことも、悲しいことも、過ごしたかったから」
そうだ、楽しい日々だった。
優佳は僕に”楽しい”をもたらしてくれたし、時には楽しくないこともあったけど、それもひっくるめて優佳といる時間が好きだった。
「けどレイカは違うの。レイカはね、そこにいるだけでサトシの視線を奪っちゃうの」
――いつでも目を離せなかったレイカ、イジメられていないか気になった。僕たちと少し違った目鼻立ちが気になった、僕の背中についてくるときだけ笑顔になってくれた。
「だからわたし、先にサトシに想いを告げた。そしてサトシの注意を引くように頑張った。そうしてレイカを間に挟ませなかった。それが今日までの日々」
そんな告げる必要のないことを、僕に告げる。
「わたしがなにもしなかったら、サトシはレイカのとこに行くって、分かってたから……」
優佳は視線を落とし、自分の在りようを見せつける。
それは先ほどの僕へのアンサーソング。僕がこの三ヶ月でレイカに寄せた気持ちを隠さなかったように、優佳は僕と出会ってからの策をまざまざと見せつけた。
……けれどそれで優佳への見方が変わるはずもない。優佳が僕の隣にいるために、策を弄したのが意外ではあっても、不思議ではない。
だって自分の好きな人の気を惹くために、好かれるような行動を取ってなにが悪い? 意識せず出会って自然と恋に落ちるボーイミーツガールは美しいと思う、けれどそれ以外の関係に嫌悪を催すなんて、あるわけがない。
だからそんな事実を打ち明けられても、優佳への想いに変化なんてない。むしろ僕のためにそこまで考えてくれたということが、嬉しくさえある。
「優佳。いま言われたことの全部は否定しない。でも……」
そんなの関係ないだろ? だっていま僕が一緒に過ごしたいのは……
「うん、わかってるの。サトシはちゃんとわたしのことを好きでいてくれてる」
「そうだ。だから……」
優佳の気にしていることは関係ない。過程こそ色々あったが、いま僕の心の中にあるのは優佳なんだ。
そのために過去にどんなことがあったとしても関係ない。
「……でもサトシは、わたしがいなくなったら、レイカとまた惹かれ合った」
優佳の、重く、低い声が部屋に響く。
「過去は関係ない。それはわたしもそう思う、思える。でもね? わたしがいなくなったらレイカと惹かれ合ったのは事実なの」
違う、レイカを助けたくて僕が近寄ったんだ。
……でもそれは本当に、優佳の”惹かれ合う”を否定する言葉足りえるのか?
「わたしもね、そんなこと気にしても仕方ないとは思うの。でもね、そのことが頭から離れてくれない」
優佳の言う”惹かれ合う”が僕のこの”助けたい”気持ちをも含むのならば、それを優佳に説明したところで解決できると思えない。
「もちろん、サトシの言うことは信じる。きっとサトシとレイカはキスだってしていないし、浮気したとも思っていない」
じゃあ、僕はどうやって、優佳を説得したらいいんだ……?
「でもね、ダメなの……わたしとの関係が創り上げられたものだとしたら、レイカとサトシの間にあるのは、お互いが自然に惹かれ合う本物の気持ちなんじゃないかって」
「それは違う!」
僕は溜まらず叫んだ。
「そんなバカなことってあるか! 僕は心の底から優佳を好きなんだ! 作り物なんかでもないし、そうだったとしてもこの気持ちは僕のものだ!」
優佳は少し目を伏せ「ふふっ」と笑った、それは僕の言葉に少しでも心揺り動かされたのか、それとも……
「じゃあ、なんでサトシはわたしのことを信じて、ずっと待ち続けてくれなかったの……?」
優佳は、最初の質問を繰り返した。
「なんであの時、レイカとキスをしようとしていたの?」
「う、あ……」
「レイカを助けるために、それは必要だったの?」
必要だったか、どうか、だって?
そんなの、必要だったに決まってるじゃないか……
僕は優佳の言うことを全部否定しなかった、その可能性を認めてしまった。そして優佳がいま心の底で気にしているのは、レイカへの気持ちの有無。
僕はレイカを助けたかった、自分の手で元気にしてあげたかった。昔からずっとそうしてきた、そのとき気持ちの底にあるのはなんだったか?
当時は幼くて気づけなかった、その気持ち。いまこの瞬間に僕はそれを優佳に告げなければいけないのか?
……そこまで思っている相手に、そんな気持ちを抱かないなんて無理だ。レイカのことを男友達と同一視できないし、本当の妹として見れるわけもない。
だってレイカと僕はあまりに違いすぎる。その違い過ぎる人間だからこそ、助けてやりたいという気持ちが大きくなってしまったのだから。
ここで嘘をつくのは簡単だ、けれどそれはなんの意味もない。僕達はお互いを知りすぎている。
嘘なんかついても、なんの意味もないんだ……
優佳にそれも含めて全部説明しなければ、いけないのか……?
それを説明したところで優佳になにかいいこと、あるのかよ?
優佳は僕と仲直りをして、お互いの亀裂を埋めに来たんじゃないのかよ?
優佳はなんで、僕と話をしに来たんだよ……
僕はもう…………言葉を継ぐことができなかった。
「ごめんなさい、わたし帰る」
それを見兼ねた優佳は、帰り支度を始めた。
「待って、優佳!」
「いや、離して!」
優佳の手首を掴んで引き止めるが、優佳は僕の胸に拳をぶつけて抵抗する。
「離してよっ……けほっ、げほっ」
大声を出した優佳が、これまでより激しく咳き込む。
――そして、信じられないものを見た。
「優佳、それ見せて」
「……いや」
僕は黙って優佳が口元を拭った手の甲を見た。
「……血」
体から熱が引いていく。
「優佳……なに、これ」
優佳は俯いて黙ったままでいる。
「どうしたんだよ、これ!?」
僕は声を自然、荒げてしまった。
「あっちにいる時、体調崩して……そんな感じ」
優佳は僕の目も見ずに、そう吐き捨てる。
「病院は? 外に出て大丈夫なのか!?」
「サトシ、手首痛い……」
「あっ、ごめん……」
僕は動揺のあまり優佳の手首を強く握りしめていた。
「軽い、気管支炎なの。週に何回か病院に行ってる」
「ホント? 大きな病気じゃない?」
「うん。心配させたくなかったから、言わなかった。ごめん」
肩に力が入らなかった。
なんで僕は気づかなかったんだろう。
優佳が隠していたから? いやそんなのは問題じゃない。その可能性に思い至らなかった自分が不甲斐なかった。
彼の国では大気汚染問題があった。
李さんの住んでいるところは問題の地より離れたところに位置しているが、それでも三ヶ月も住んでいればなにかしらの影響はあるはずだった。
僕と傑先輩が向かった時は、幸いにも首脳会議が開かれる時期で、工場の稼働が停止していた。
だからあまりそのことを意識はしていなかった。むしろ思ったよりとても綺麗なところだ、と驚いた。
だから、気づけなかった?
そんなの言い訳もいいところだ、自分のバカさ加減に自分を殴り倒したくなる。
「優佳、ごめん……」
「なんで、サトシが謝るの?」
「そんなことにも、気付いてあげられなかった」
「それは、わたしのせい。サトシは、なんにも悪くない」
「僕のせいに、してくれよ」
「……」
「心配させたくない、なんて他人行儀なこと言わないでくれよ。僕たちずっと一緒に生きてきただろ、楽しいことも悲しいことも一緒だろ?」
「っ……」
優佳が顔を伏せ、体を震わせる。
「サトシ、ありがとう」
優佳がそう言って、僕に笑顔を向ける。
「でも、どうしても一度そう思ってしまったら、もう止まらないの。わたしがいなければ、きっとあなたに相応しい人が現れてしまう」
「優佳……」
けど、優佳には伝わらない。
「わたし、いつサトシがレイカに取られてしまうんじゃないかって、ずっと怯えてた」
いや伝わらないのではない。僕は、優佳の”信頼”を……裏切ってしまったのだ。
「わたしたち、この五年ずっと上手くやって来れた。不安はゼロにならなかったけれど、わたしもサトシに好いてもらえてるんだって実感できた」
信頼が裏切られたら、どうなるか。答えは簡単だった。
「だから、油断してた。家出がどれくらいになるか分からなかったけど、サトシはわたしが帰ってくるまで待ち続けてくれると思ってた」
「優佳ぁ……」
「でも、やっぱりダメだったみたい。サトシとレイカが磁石のように惹きあっちゃうのは当たり前で、わたしと五年ぽっちの恋人生活を過ごすだけじゃ、とてもまかなえるものじゃなかったんだって」
「違う、違うよ、優佳……」
「色んな要因が重なってこうなっちゃった。わたしが悪かったこともたくさんある、でもこの不安は的中してしまった。だからわたしは昔のように、純粋にサトシを好きでいられるわたしじゃない」
僕は、信頼を失っていた。
優佳はすっと立ち上がった、片手にバッグを抱えた。
「ごめん、サトシ。だからバイバイ」
優佳はそう言い、また、家を出て行った。
今度は、手紙ではなく、僕に言葉で別れを告げてから。
そして僕は、その背中を黙って見つめることしかできなかった。
神様って……いるのか?
僕は、僕なりにつらい思いはしてきただろ。
そしてその時はその時なりの努力をしてきたつもりだ。
間違いだってしたけど、反省したし、頭だって下げた。
それでこの結果だ。
間違いをした人は償ったとしても、それなりの報いは受けなければならないのか?
間違ったら、間違った時点で結果は決まっているのか?
だったら僕はなんの為に許し、許され、償わなければいけないんだ?
誰か、教えてくれよ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます