ゲームの装備システム - 装備品の強化

 作品によっては、武器や防具などの装備品を強化できることがあります。今回は装備品の強化について考えます。




 装備品を強化すると、その装備品の能力を向上させられることが一般的でしょうか。属性耐性を増やせる、吸収などの追加能力が付与される、重量を軽くして装備可能者を増やすなどのメリットもあるかもしれません。

 能力を強化だけができる場合と、同時にさがる能力がある場合もあります。



 強化できる回数は作品によって異なりそうです。

 装備品ごとに個別に残り強化回数が設定されている、強化に必要なアイテムや資格はゲームを進めないと入手できないなどが一般的でしょうか。

 強化の上限がなく、無限に強くできる作品は見かけたことがありません。



 強化に必要な素材なども作品によって使うでしょう。

 お金、ドロップ品などの素材、ギルドランクなどの資格などがよくあるのでしょうか。


 お金だけが必要な場合は、お金がある限り強化ができることになります。ゲームバランスを崩すほどに強くできてしまうかもしれません。

 お金のほかにもギルドランクなど、ゲームを進めないと入手できないフラグを必要にしたら、バランスブレイカーなほどに強くすることを防げます。


 強化にドロップ品を必要にしたら、前述のお金だけ消費より強化上限のコントロールはしやすいです。

 X以上強化するためには、Y場所でとれるドロップ品が必須という設定にするだけで制限できます。1種類でも先の目的地からしかドロップしないようにしたら、現在地ではそこまでしか強化できないことになります。

 ドロップ品が集まらないと強化ができないデメリットもあります。強化材料を集めている間に主人公が強くなってしまうような事態が起こってしまうかもしれません。


 ギルドランクなどのゲームの進行で入手できる資格が必要な場合は、前述のドロップ品で強化上限をコントロールなどは考えなくても構いません。『ギルドランクがXの場合、装備品はYまで強化できる』というような設定をするだけです。

 資格以外にもお金や材料が求められる場合もあるでしょうか。『材料を集めたら装備品を強化する』といったクエストのような形で用意されるかもしれません。



 強化に使う材料によって、装備品の性能を変えられることもあるかもしれません。

 威力の強化に優れた材料、状態異常付与に優れた材料など、プレイヤーの好みに委ねられます。



 同じ装備品同士を合成することで強化ができるシステムもあるかもしれません。『武器の名前+2』などの名前になることが多いでしょうか。『強』『極』『★1』などの文字が付与されるかもしれません。文字色が変わることで強さを表現されるかもしれません。

 装備品同士を合成して、それぞれの装備品の特色を持った強化ができるシステムもあるかもしれません。



 その装備品を使うことでたまる、熟練度のようなものを求められることもあるかもしれません。



 強化によって装備品の名称が変わる作品も、語尾に『+1』や『★』だつくだけの作品もありそうです。前者だとグレードアップという名称のほうが使われるのでしょうか。



 強化スロットのようなものが装備品ごとに数個あって、そのスロットに強化能力が付与できるシステムもあります。

 『攻撃+のジェム』などのアイテムを作って、それを使うことが多いのでしょうか。アイテムの総着脱は何回も自由にできて、敵に応じてカスタムできることも多そうです。



 装備品を強化すると、いい装備品を別に入手しても乗り換えにくくなりそうです。手軽に装備を乗り換えできるシステムがあったら親切かもしれません。



 装備品ごとに個別に強化できるようにする場合、同じ装備品でも強化度合いによって別のアイテムとして表示されることになります。『剣A、剣A+1、剣A+2』などの表示になって、アイテム欄が長くなってしまうことになります。

 同じ装備品なら同じ強化が適用されるようにしたら、この現象は防げます。剣Aを強化したら、所持しているすべての剣A、強化後に入手した剣Aともに強化能力が適用されることになります。違和感は生まれてしまいそうですが、管理は手軽にできます。




 強化を面倒がる人もいそうです。

 強化を楽しむ人と戦闘難度が広がりすぎないように、配慮する必要はあるのかもしれません。

 手軽に強化できるようにしたら『敵が強くなってきたから強化をしよう』と考えやすくできるのでしょうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る