神と怨霊(鬼)と人間のバランスの上にこの世が成り立っている、という解釈は、切なくも優しい世界観ですね。もしかしたらこの世で最も「負の感情」を憎んでいるかもしれないアゲハヒメが一番可哀想な感じもしますが、もし怨霊たちがいなかったら、滅せられるのは人間だったのかもしれず……。一人の人間の中に同時に存在する「慈愛」と「怒気」は、まさに陰陽そのもののような気がいたします。
それにしても、怨霊も神様もスーパースター大集合でめっちゃエキサイティングです!(≧∀≦)
作者からの返信
陰陽師モノということで、人間と御霊鬼にも陰と陽それぞれの側面があり、共生するものでもあり、反発しあうものでもある、といった関係性にしました。
御霊鬼たちがいなければ、人間は自分たちが出す怨気によって自滅の道を辿っていたかもしれませんね。
卑弥呼(個人的には、魏志倭人伝に「卑弥呼」と記載されているのは和語の “ひめみこ” の音をこのように表記したためであり、国民から“ひめみこ” と呼ばれていた人物には別の呼び名があったのだと考えてます。今回はその人物が “倭迹迹日百襲媛命” であるという説を支持させていただきました)、天照大神など、陰陽道とは少し離れてしまいましたが、日本のスーパースターを出してお話の締めとさせていただきました(*'ω'*)
最高潮!!!!
アゲハヒメの怒りを滅することはできない、ということですね。
御霊鬼は人の魂の汚れを食う。その役目を果たすものがいなければ人の世は回っていかない。けれどもその仕事を引き受ける御霊鬼の恨みや怒りもまた消し去ることはできないのですね。
人の世の哀しさですね。まさに。
って、まるりちゃん!!どうしたの!?(゚o゚;;
作者からの返信
人間は利己的な生き物ですから、生きている以上どうしても私利私欲の摩擦が生じ、歴史を紡いでいく上で陰謀が渦を巻きます。
その中で揉まれて汚れてしまった部分を糧として取り込むことで魂を浄めるのが御霊鬼の存在意義でした。
彼らがいなくなれば、死者の怨気や悔念があふれ、現世にさらなる悪影響を及ぼすのかもしれません。
害虫を駆除すると、生態系や自然環境のバランスを崩してさらなる被害が現れるのと同様、この世は複雑なバランスの上で成り立っているのではないかな、と思います( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
天乙VS阿祇波毘売に、「やっぱり、最終的には女性の方がコワイ&強いのか……?」と見当違いなところでがくぶるしておりました(><)
そして、予想外の決着!!Σ( ゚Д゚)
真瑠璃ちゃんはどうなっちゃうんですか⁉Σ( ゚Д゚)
作者からの返信
天乙VS阿祇波毘売、このまま止められなければ勝者のどちらかが欧理を賭けて真瑠璃と戦うという、とんでもないキャットファイトになったかと思います(笑)
天照大神に止めてもらえてよかった……と、この方も女性でしたね。
最後は女同士で事をおさめた感じになりました(;'∀')
真瑠璃はどうなったのか……(/ω\)
そうきましたか。やはり神に向かって善だの悪だの振りかざしてはいけませんね。ストーリー全体に深みの増した良い落としどころだと思います。
ちょうど、辛さを際立たせたフィッシュカレーと甘さが主張されたルーローハンをワンプレートで混ぜた夕飯を食しながら拝読しておりましたが、なんとなく似たようなイメージだなぁと感じてしまいました(笑)
作者からの返信
フィッシュカレーとルーローハンのワンプレートとは、なんとも破壊力のありそうなメニューですね☆
陰陽師を題材としただけに、やはりどんなものにも陰と陽の二つの側面があり、相生、相剋の元に世界は成り立っているのだというところに持っていきたいと思いました(^^)