第15話 samasthana

アナタスタシアの陰門に指を入れた。


びくびくっと痙攣した。


思えば、メスとは逃げる性だ。


逃げるってのは、追いかけてほしいからだ。


愛してるときは愛してるっていわない。


そういうことが多い。


女ってのは残酷だから、自分のスケベなとこを見てほしい。


これだけ、ヌード写真が撮られているのも、ひとえに女がとってほしいからという面もある。



ファシストは死の欲動に働きかける。


政治家 宗教者 医者


三大嘘つき。


めまぐるしく回る三千世界


バッタよ、将来の人間よ。



猫よ 将来の天使よ。



輪廻の神秘。


ああ、涅槃の安らぎよ。


実存のくつろぎよ



大いなる自己実現者である覚者方よ。




せめて指一本でも触れたい


そうしたら、彼岸に行ってもいい。


射精したら死ぬ鯛のように。


セックスのとき散る雄蜂のように。


まあ、人格者でもたまには、ルールを破る。



ある偽善者牧師は、子供たちに、伝道させておきながら、我が子には受験勉強させる。



利己主義者。


悲しくて笑える。


でも、すべての笑いは不完全さの悲哀だから。


すべてはおちんちんとおまんこのお話。


芸術も学問も。



一次欲求なめんなよ。



悟った魂には、涅槃も輪廻もない。


俗世もブラフマンもない。



常に偉大なる2の間を行く。


俗世は腐ってる。腐ってるのもまた人間さ。


権力は残酷だ。権力もまた必要さ。


女は嘘つきだ。寛容であろう。



こんな感じに、バランス取れてくるとだんだん気が抜けてくる。


情熱とつらい労働も紙一重。


表現は最もつらい労働だ。


昔、四国遍路できつい山登った。頂上から見た隣の山の山肌の満開の桜は美しかった。


人生ってそういうもの。


仏陀いわく、賢者は凡夫の苦をやすらぎとする。


om a ra pa cha na dhih

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