第2話:前置き

常識的な人間で普通の人間らしい生活をしていればまず、こんなことは聞かれないだろうが、

こんなことを聞かれたらどう応えるのか?


Q:料理になるなら何がいいか?


普通の人だったら、その各々の個人好きなものになりたいと思うだろうし、嫌いなものになんかなりたくも無いと思うだろう。必ずしも俺の考え方がすべての人間に受け入れられるとは思っていないので、どうでも良かったらパラパラと読んで、本編から読んでもらっても構わない。


俺の考えとして回答は、


A:生きゅうりマヨ付き


と答えるだろう。とりあえず、先に語ったようにきゅうりが好きというわけではない。もちろん、きゅうりに栄養がたくさん入っていて、人々を健康にできるとかそんな偽善的な理由でもない。どちらかというときゅうりは90%水分で、目立った栄養素が入っていないのが特徴である。俺が高二病ということで大半の方々がその理由について気づいている事と思う。そう、俺のきゅうりマヨ付きの好きな点はその調理手段の容易さと短い時間にある。調理手段の容易さと短い時間といえば納豆ご飯も割と優秀である。しかし、あのネバネバが指に付くとその時間と煩わしさは増すであろう。そして、混ぜるという行為が面倒くさいのだ。その点生きゅうりマヨ付きは水洗いしてマヨネーズを付ければ終了と言える。


ただし、俺はきゅうりを食べるのが苦手である。と言うより、瓜系を食べるのにあまり美味しいと感じたことがない。


いわば、きゅうりの栽培過程が子供の時期であり、収穫されたことにより成人し水洗い、マヨを付けるという工程がアルバイトと言えるだろう。そう、考えるとやはり生きゅうりマヨ付きは最高の生活を再現していると言える。


だから、俺は料理になるなら生きゅうりマヨ付きになりたいのである。


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