Episode27「力量」
「まぁまずは簡単な小手調べだ」
剣を構えぐっと腰を落とすレヒトだが、その威圧感はゴードン以上で額に汗が伝う。相手はゼファーと互角の力を持つ男だ、小手調べといっても油断は出来ない。
「行くぜ――」
そう言った瞬間レヒトが視界から消える。
「え…」
「シオン後ろです!」
ソフィアの声に反応するように振り返るとレヒトが剣を振りかぶっていた。
「ぐっ…!」
咄嗟に後ろに飛び退くが鋭い斬撃が頬を掠めた。
「反応は悪くないな」
だが次の瞬間には距離を詰められ、僕の喉元に切っ先が突きつけられた。
「どうした、この程度か?」
無理だ、力を使う使わない以前にスピードが桁違いである。まして月の魔力が失われ普通の人間と大差ない状態では話にならない。
「成る程ね、ヴァンパイアの力がなければ肉体はただのガキか」
僕の考えが読めたのかレヒトは剣を収める。
「戦闘経験もまったくなさそうだし、話にならないな」
つまらなそうに吐き捨てるが何も言い返せなかった。仮に月の魔力があったとしても恐らく彼のスピードにはついていけなかっただろう。しかも今のは彼の全力じゃない…まったく勝ち目がなかった。
「短期間で何とかなるとは思えないが…まぁいいや、とりあえずさっさと例の力を見せてみろ」
「…分かった」
こうなってはメタトロンの力を行使するしかない。
「へぇ、それが天上の炎か」
「本気を出せば炎の柱となる…けど此処でそれは出来ないからね」
「それなりにコントロールは出来るみたいだな、それじゃ味見させてもらおうか」
そう言ってレヒトが再び腰を落とすと今度は正面から斬りかかってくる。迎え撃つように炎を纏った右手で斬撃を受け止め、剣が炎に包まれるとボロボロと崩れ去りやがて炎はレヒトの腕に燃え移る。
「レヒト!!」
すぐさまレヒトから離れるがレヒトに燃え移った炎は消えなかった。
「成る程…こいつは予想以上に…」
徐々にレヒトの片腕が焼け焦げ灰になるとボロボロと崩れ始める。
「おいエリス、剣を一本寄越せ」
後ろで呆然と見ていたエリスが慌てて剣を一本取るとレヒトに向かって投げつける。それを残っている左手で受け取るとレヒトは燃え続ける右腕を肩口から迷わずに切り落とした。ドサリと落ちたレヒトの右腕はその直後跡形もなく消え去る。
「炎の柱か…その炎に包まれるならお前にはそうそう手出しは出来ないな」
「そ、そんなことより…腕が…」
右腕を切り落とし肩口の生々しい傷口からは血がドクドクと溢れ出ている。
「多分こうすれば…ふんっ」
レヒトが力むと突然黒い霧が現れそれは腕の形を取る。そして霧が晴れると失ったはずの右腕は元に戻っていた。
「…やっぱりそうか」
「い、今のは…」
「ゼファー達がやってたからな、俺にも出来ると思った」
それは彼もまた神の眷属である事実を受け入れたという事だろうか。しかしそれをはっきりと口にしないのは先程のエリスの恋人という話題がぶり返すのを恐れているのか。
何れにしてもゼファーに出来たから自分も出来ると思った、そんな理由で自分の腕を平然と切り落とす彼の思考回路は理解出来ない。
とにかく彼が神の眷属だとすれば、僕の炎は神ですら無に帰す可能性が出てきた。己すら滅する力…それを僕に与えた神の真意とは一体…。
「よし、それじゃ次は…お前だセリア」
考えながらみんなの元へ戻っているとレヒトから名指しされたセリアが大きく溜息を吐いた。
「…本当にやるのね」
覚悟を決めたのかセリアは剣を取り、僕と入れ替わってレヒトの元へ進む。
「神様への復讐は諦めたか?」
「…分からないわ」
遮蔽物のない広間ではレヒトとセリアの声が離れていても鮮明に届いた。
「もう生きる意味が分からないもの…」
「あー、やだやだ。何でこうウジウジした奴が多いのかねぇ」
「でも、ね…」
セリアは剣を構えると、空いた手で腰に下げていた銃を抜き取り胸の前で交差させる。
「貴方を目標に生きてみる…今はそれも悪くないって思える」
そう言ったセリアの表情は後ろからでは伺えないが、笑っているようだった。
「はっ、笑った方が可愛いぜ」
その一言が引き金を引きセリアの銃が一閃した。
「うおっ!?」
照れ隠しなのかセリアは咄嗟に避けたレヒトを追いかけるように銃を連射する。
「この中で戦闘経験が豊富なのはお前ぐらいか」
レヒトは先日見たように銃弾を避けながら徐々に接近し、手の届く距離に入ると目で追い切れない速度の斬撃を繰り出すがセリアはそれを正面からあっさり受け止めた。
「へぇ、その剣は飾りじゃないみたいだな」
「あまり手を抜き過ぎると今度は左腕が落ちるわよ」
二人は一度距離を取ると直線的な動きから上下左右を使い立体的に動き出す。離れれば雨のような連射が降り注ぎ、接近してもセリアの防御に徹した剣捌きを前にレヒトは中々一撃を決められずにいた。
殺し合いではないと分かっているせいか、その華麗な演舞に僕達は見惚れていた。
「今更だけどお前の銃、弾はどうなってるんだよ」
再びレヒトが接近すると互いの剣が交わる。
「魔法銃ってところかしら、私の魔力を使って撃ち出されてるから弾切れはそうそうないわよ」
「親父さんの形見とか言ってたな」
「…違うわ、これはゼファーに貰ったものよ」
何か話しているようだが声が小さくて上手く聞き取れない。ただセリアの横顔に影が差したのは分かった。
「…まぁその辺の事情は詳しく聞かないでおく」
「あのねレヒト…私――」
そのまま戦いは終わったのか二人が武器を納める。しかし俯いたまま何か呟いたセリアは何を思ったのかレヒトを見上げると突然唇を重ねた。
「はーーーーっ!!?」
その光景にエリスが叫びのような声を上げ、レヒトは訳が分からないもののとりあえず唇の感触を楽しんでいるようだった。
「…貴方が、私の生きる理由よ」
唇を離すとセリアは再び何か呟き、何事も無かったように澄ました、でも何処か満足気な表情でこちらに戻ってきた。そんなセリアを前にエリスは何か言いたそうだが言葉が見つからないのか口をパクパクさせながら震える。何とかレヒトに宥めて欲しいが、当の本人はだらしない顔をしたままこちらに気付く気配はなかった。
そんなレヒトに気が付くとエリスの怒りが爆発し、恐ろしい剣幕で翼を広げる。そして頭から一直線にレヒトの元へ飛び込むと突然の出来事にレヒトは反応出来ずエリスの頭突きを顔面に喰らい倒れた。
「レヒトのバカバカバカバカァー!!」
倒れたレヒトの上に乗り掛かったエリスは容赦なく殴りかかるが、その攻撃は見るからに子供のような軽いものだった。しかし倒れたレヒトは頭突きが相当効いたようでくぐもった唸りを上げてもんどりうっている。
「うわぁぁぁん! レヒトなんてキューティーエリス――」
殴るのを止め、両手をレヒトに向け翳すと魔方陣が出現した。
「だ、駄目だエリス死んでしま――!」
「ビィーーーム!!」
だが無情にも零距離でエリスのキュ…ビームが発射され凄まじい爆音と共に煙が登る。
「レ、レヒト…」
まさか死んだんじゃ…。だがその様子を一人冷静に見ていたセリアが呟く。
「片腕落としても復活する男よ、あの程度じゃ死なないわ」
煙が晴れると確かにレヒトは死んでいなかった。だが恐ろしい表情でエリスの頭を鷲掴みにしている。
「よくも…やってくれたな…」
こちらにまでギリギリと音が聞こえてきそうな全力のアイアンクローだ。
「あ…あぁぁ…だ、だって…いつまでもデレデレ…」
「不可抗力だ、それに美女にキスされて喜んじゃいかんのか?」
「ここ…! ここ…! ここに絶世の美女が…!」
その瞬間問答無用で思い切り投げ飛ばされたエリスは轟音と共に上半身が壁に埋まった。
「クソ…無駄な体力を消耗しちまった…」
レヒトが肩で息をしているとそこへ笑顔を浮かべたソフィアが前に進み出る。
「エリスちゃんの為にも…頑張らなきゃいけませんね」
その言葉の意味が分からず掛ける言葉が見当たらないが、セリアは同じ女性同士何か通じるものがあるのか、面白くなさそうな顔をしていた。
「レヒトさん、全力でいきますよ」
「あぁ…いつでも来――」
ソフィアは言い終わる前に一瞬で距離を詰めるとレヒトの顔面を掴み、そのまま地面に後頭部から叩き付ける。
「え…?」
突然の先制攻撃に呆気に取られているとソフィアはすかさずレヒトを真上に投げ飛ばし、薙ぎ払うように天井に向けて腕を振るう。すると見えない斬撃がレヒトを貫き、天井に大きな爪痕を刻んだ。
「こりゃ予想以上だ」
ソフィアの一撃を咄嗟に剣で受け止めていたレヒトは空中で方向転換すると難無く着地する。
「月の魔力ってのを甘く見ていたな」
「月の綺麗な夜はもっと凄いですよ」
ソフィアの眼はいつか見た紅い血の色になっていた。
月光のない場所でも体内に蓄積された月の魔力を行使出来るソフィア。どれだけの魔力が蓄積されているのか分からないが、今の攻撃を見る限りでは相当なものだ。
思い返してみると僕はソフィアが戦っているところを見たことがない。そもそも彼女は戦いが嫌いだし、僕も戦って欲しくない。だがそんなソフィアの本気というのは気になるところではあった。
「流石はヴァンパイアの真祖」
ニヤリと笑うとレヒトは正面から突っ込むが、ソフィアはそれを華麗にいなすと横から鉤爪のような鋭い攻撃でレヒトの肉を切り裂く。しかしレヒトは怯む事なく反撃の一撃を振るい、ソフィアは避けきれずに腕を斬られてしまうが傷は一瞬で塞がっていた。
「再生速度も中々だ」
「レヒトさん程じゃないですよ」
見ればレヒトの傷もあっという間に回復していた。
「ねぇレヒトさん…本当にエリスちゃんに思う事はないのですか?」
「いきなり何だよ」
「彼女…エリスちゃんは多分ずっとあなたの事を待っていたと思うんです」
ソフィアの問いにレヒトは何も答えず沈黙する。
「何があったのか分かりませんけど…きっと何千年も昔から…」
「…俺の知った事じゃない」
ぶっきらぼうに吐き捨てるとおもむろに斬りかかるが、レヒトらしくない大振りは隙を生み、ソフィアの手刀が胸を貫いた。
「…これで私の力は分かってもらえましたね」
腕を引き抜くとレヒトはその場で膝を突き苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「ちっ…外の風を浴びてくる」
レヒトはすぐに傷を再生させると剣を投げ捨て広間を後にした。
「少し…意地悪過ぎたかしら」
申し訳なさそうな表情を浮かべるとソフィアは壁に埋まったままのエリスを引っこ抜く。
「ぷはぁっ」
エリスは派手に埋まっていた割にダメージはなさそうだった。
「エリスちゃん…ごめんなさい、レヒトさんの本心は聞けなかったわ」
「…いいんです、それよりまたレヒトに会えて私は満足してます」
ニコリと無邪気な笑みを浮かべるエリスだが、何だか気まずくなり僕はレヒトの後を追い掛けた。
外に出ると辺りはすっかり暗くなっていた。ずっと地下にいるものだから時間感覚がなくなっているようだ。
屋根の上に人影を確認すると昨夜と同じくひょいと飛び乗った。
「やっぱり此処にいた」
「…何か用か」
レヒトは不機嫌そうな顔でこちらに背を向けたまま答える。
「ソフィアが…謝っていたよ」
「気にするな、あいつの意図ぐらい分かってる」
「意図?」
「…分からないならそれでいい」
よく分からないがソフィアにやられた事は気にしていないらしい。
それにしてもあの大振りはレヒトらしくなかった。自覚があるのか分からないけどエリスの事になるとレヒトは様子が一変する。端から見るとそれはまるで恋人に対するものに感じられるが、本人がここまで頑なに認めないならこれ以上突っ込むのも野暮だろう。
「ねぇ、レヒトさ――」
そこで突然レヒトの拳が飛んでくるが咄嗟に受け止める。
「い、いきなり何を…」
「ふん、月が出てる間はお前もそれなりにやるみたいだな」
言われて空を見上げると確かに月が出ていた。気付かないうちにヴァンパイアの力が覚醒していたようだ。
「なぁシオン」
「ん、何?」
「お前…ロリコンってどう思う」
…真面目な流れかと思っただけに肩透かしを食らった気分だ。突然話題が切り替わり一瞬返答に悩んでしまう。
「…好きになったなら…仕方ないんじゃないの」
「意外と寛容だな」
「でもエリスは見た目こそ幼いけど中身は下手すればレヒトさんより年上だよ」
「誰がエリスの話をした」
もしかしてこの人は驚く程素直じゃないだけではないのか?
レヒトは不貞腐れたように顔を背けるが、それが何だかおかしくて思わず僕は笑ってしまう。
その時、勢い良く扉が開かれるとエリスが飛び出してきた。
「レヒトー! レヒトいますかー!」
「…呼んでるよ?」
心底面倒臭そうにレヒトは体を起こすと屋根から飛び降りる。
「デカい声で呼ぶな馬鹿」
「はっ、そんなところにいたんですか!」
「ったく…何か用か」
「はい! 私凄い事に気付いてしまったんです!」
その声には余裕が感じられない。もしかして何かあったのだろうか?
「ヨハネが…いません…」
そう言うとエリスの語気がどんどん弱まり、声が震え出した。
「ゼファーに連れ去られた時は一緒だったのに…ヨハネが…」
ヨハネが誰の事か分からないが、あの時連れ去られたのはソフィアとエリス…そういえば何故か犬も一緒だった。
…もしかしてヨハネってあの時の犬?
「て事はヨハネはもしかしたら教団本部に残されてるかもな」
「た、助けに行かなくちゃ!!」
そう言って翼を広げ飛び立とうとするエリスをレヒトは押さえ付ける。
「離してください! 私のせいでヨハネが!!」
「落ち着け、今お前が行って敵に見つかったらどうなるか考えろ」
「でも…でもヨハネは私のせいで…ううぅ…」
「…まぁ確かにあの犬には借りがある。お前は此処で待ってろ」
「ヨハネを助けに行ってくれるんですか!?」
「教団本部っていうとB地区か…まぁ偵察がてら拾ってきてやる」
きっとレヒトは素直じゃないだけで、根は優しい人なんだろう。
「あ、あのレヒト」
「何だ、まだ何かあるのかよ…」
げんなりと肩を落とすレヒトだが、そこでエリスは意を決したように抱きつくと唇を奪い、突然の出来事に僕はその場で固まった。
「ん…んん…」
あの様子じゃただの軽いキスではない。大人がする本気のキスだ。
「ちゅ…んちゅ…ちゅ…」
僕はすぐに身を隠すと目を塞ぐ。
見てない見てない僕は何も見てないし知らない。
だが下からは嫌らしい水音が耳に届き何故か僕が恥ずかしさで一杯になるが、ふとレヒトが大人しくされるがままなのが気になった。普段の彼なら何しやがるとか言って払い除けそうなものだが…。
(…ちょっとだけ、ちょっとだけだ…)
レヒトがどうしているのか気になってそっと屋根から下を覗き込むと意外にもレヒトは大人しくされるがままになっていた。それどころかその腕はゆっくりとエリスの背に回される。
(う、うわぁー!)
そしてついにはレヒトもエリスを抱き締めると更に深く、二人はお互いを求め合うように唇を貪る。
確かに好きになってしまったんだからロリコンは仕方ないと言った。エリスも実年齢はレヒトと同じかそれ以上だろうし厳密にはロリコンではないはず。でもだからといってレヒトさんこれは吹っ切れ過ぎだと思います。
思えば僕もソフィアとキスはしたけど、こんなキスはした事がない。そうだこれが大人の恋人同士のキスなんだ。
「いつまでしてんだお前は!」
ところがそんな甘い空気で一杯だった空間はレヒトの怒号でぶち壊される。
「ったく…人が少し優しくしたら調子に乗りやがって…」
しかしそう言うレヒトの口元は涎塗れでどうにも締まらない。
「お前もチラチラこっち見てんじゃねぇ!」
そしてレヒトの怒りの矛先は僕にも向けられた。しまった、流石レヒト、僕の気配に気付いていたようだ。
「え、そこに誰かいるんですか…?」
「…こんばんは」
申し訳ない気持ちで一杯の僕はおずおずと屋根から顔を出すと、暗闇にも関わらずエリスの顔が凄まじい勢いで赤くなるのが見て取れた。
「あ、ああああ、あの、いつからそそそそこに…」
「えっと…最初…から…」
その瞬間、エリスは声にならない叫びを上げ家の中に逃げ込んだ。
「…覗くつもりはなかったんだ」
「…悪い、俺もどうかしてた」
二人の間に奇妙な沈黙が訪れる。何か話題をと思うが何も思いつかず、困っていると先に口を開いたのはレヒトだった。
「ちと野暮用が出来た、偵察がてらセインガルドに行ってくる」
「さっき言ってたヨハネって…犬?」
「…それはついでだ」
本気らしい。犬を救い出す為にセインガルドに潜入するとはこの人は想像以上にお人好しなのかもしれない。だけど全面対決の前に一度セインガルドに行けるのは有難い話だ。僕自身セインガルドに戻って確かめたい事がある。
「…僕も一緒に行く」
「はぁ? 何でお前まで…」
「アンディ…親友がどうなったか…この目で確かめたいんだ」
「…何か事情があるみたいだな」
言い難そうにしている僕を見てレヒトはそれ以上は追求してはこなかった。
「ここからセインガルドまで走るにはちと骨が折れるな」
「でも行くんでしょ?」
「…遅れたら置いていくぞ」
僕達は顔を見合わせるとニヤリと笑い、次の瞬間まるで競争するかのように北へ向けて二人同時に全力で走り出した。
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