高等学部1終章

序章 (一時期の平穏)

秋の襲撃事件から2ヶ月が経過し、今は冬である。

「ふー、寒い。」

「まあ、俺達は火の魔法使えないし我慢するしかない。」

小鳥遊 光は登校途中で高梨 光一とばったりと会い、一緒に登校中である。

「まあな。

しかし、こういう時火の魔法特性の奴が羨ましく感じるぜ。」

光一は暑いのは平気だが寒さが苦手だと光には語っていたことがある。

ちなみに小鳥遊 光は暑さが苦手で寒い方が平気だったりする。

「火の魔法特性の人は原則として暑さに強く、寒さは魔法の魔力の装甲でカットできるからそう思うのは仕方ない。

まあ、火力特化な節がある分基本特性では最も汎用性ないしそのぐらいは許されるのかもな。」


ちなみに魔法の特性からの性質は

火の特性は火力特化、水の特性は汎用特化―氷の特性は気化熱やら冷房などに使われる温度置換によって冷却することによるものであるため火が炎になるのと同等の意味をもつ―、大気は速さ特化、大地は防御特化なところがある。

"火は大地に強く、大地は大気に強い。大気は水に強く、水は火に強い。"が基本である。

ただし、例外というのはあって火力が勝れば水の特性は気化されて無効化されるし、大気の魔法は岩をカットしたりもする。

水の魔法は氷化することによって風に押し流されることがなくなり、大地は防火壁で防ぎその隙に返り撃ちができる。

光と闇は対の特性。

他には重力は重力で相殺、毒の特性持ちに毒は無効、といったのがある。

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