第7話 (乱戦)
状況を確認するために無線で確認をとろうとした、が反応がない。
多分無線の妨害でも食らったのだろう。
あちらこちらで交戦の音が響き、生徒の一部や招待された一般人が逃げ惑う姿も見受けられる。
小鳥遊 光は別の場所に移動しようとしたが気配を感じ後ろを振り返る。
倒したはずの生徒が起き上がっていた。
そして、その標的は小鳥遊 光本人に向けられているようだ。
小鳥遊 光はしまったと思った。
拘束系の攻撃が無いのを知っての罠だったのだ。
何らかの操作系の魔法が掛けられていて、攻撃された対象を狙い続けるタイプのものだろうと推測できる。
こうなると、拘束するか解除の条件を満たす必要があり面倒である。
精神系なら洗脳を解除する必要があり、媒体系ならその媒体を壊す必要がある。
直接系は魔法力の糸を繋いでおく必要があり行使がバレやすい関係でまず無いだろう。
また、タイミングからして主要のメンバーが小日向 雛から離れたタイミングを狙ってことを起こしたのだろう。
秋月 明日香は午後の出し物を担当していたりするので間違いなく内部情報が把握されていて、情報を流してる奴がいる。
小鳥遊 光は相性の悪い相手と相対している。
下手に逃げようとすれば他の人を巻き添えにしてしまう。
地面が溶けていて敵に近づけないだけでなく溶岩の弾丸を防がなければならない。
溶けた地面から溶岩の弾丸を放たれるため飛び越すのもリスキーである。
「マグマのマルチとは…
意図して当てて来たのだろうな。」
と愚痴る。
その頃小日向 雛は高藤 恵美奈のお陰で連れ去りは失敗しているとはいえ昏倒させられていた。
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