第1話 (準備日初日)
内容も決まり、劇の練習をする人と道具や衣装の準備をする人とで別れる。
話の内容は気乗りのしない勇者が魔王退治に行って、やる気のない魔王と戦いの末恋に落ちるという何かの読み物にありそうなストーリーである。
小日向 雛はその演劇の練習中をやっている。
小日向 雛の覚えや動きは順調であるが周りの人までは順調には行かない。
しかし、小日向 雛は特に気にすることもなく周りのミスをフォローをしていて準備は順調である。
小鳥遊 光も演劇の準備をしていて、吉川 恵はそれを壇上横で眺めている。
吉川 恵はサボり、ではなく不審者を見張るための複数の式紙を撒いてるらしく、何かあった時にすぐ連絡したり動いたりできるようにしてるだけということらしい。
実技担当の教員は本来事務仕事がほぼなく、見回りや生徒同士の揉め事の対応が多いわけだが、なんと吉川 恵が式紙を50体も用意するという暴挙のせいで、教師はおろか風紀委員の仕事まで持っていってしまった。
また、この式紙がかなりのもので普通式紙というのは自立してるタイプは戦闘能力がなく伝達や見張りが主であり、戦闘で使うには自力で操作が必要なはずなのだが、吉川 恵が用意したやつは攻撃されれば魔法で防御と反撃をし、ある程度の自立行動もするという古の賢者が作ったゴーレムよろしくの性能を有している。
何度も生徒を狙われているから警戒を強化するのはわからないでもないが、それにしてもちょっと過剰である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます