第9話 (大会初日の出来事)
大会は特に何事もなく進行し、午後1時頃に昼食休みの時間へと入る。
予選は目標物を早く破壊するタイムトライアル形式ということもあり消化は原則として早い
そこから1時間のインターバルを挟んで午後の部である。
午後の部は魔法が暴走する危険もあるため魔法警備員の動員はそこからが本番である。
小鳥遊 光は高梨 光一らと昼食を取る。
小日向 雛は秋月 明日香たちのメンバーで食事である。
朝、食堂で昼食用におにぎりorサンドイッチのバスケットセットを受け取っており思い思いの場所で食事を楽しんでいる。
女子はほとんどがロビーで食事をとっており、それに伴い男子はほとんどが観客席で食事をとっているが。
そうして時間が過ぎ午後の部も滞りなく終了した。
各自でロビーに戻るわけだが、小鳥遊 光と小日向 雛は別々のグループとなり、小鳥遊 光のグループが先になって移動していた。
ところが、スマホが突然反応し、確認してみるとグループチャットに天雷 由美から"緊急"と来ていた。
グループ同士そんなに離れていなかったはずだが姿が見えないし交戦の音もない。
盾を展開しつつ走る。こういう時ノーマルな盾の形状は害意脅威を感じさにくいから便利だなと小鳥遊 光は実感する。
ふと、違和感を感じる場所があったので盾に無効化を乗せて壁に向かって走る。
すると壁が消えて中で交戦してるのが見えた。
すると、それに気づいた覆面の人達が消えるように逃げて行った。
そこから少し経って警備員らが駆けつけてきたので、事情を説明する。
急いで逃げたために回収できなかった魔法媒体の符などが残ってたこと、その範囲の魔法検知器が機能してなかったことなどにより何者かの襲撃として処理される事になった。
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