第123話 「Paradise Lost」4

 

「本当に、パンツ姫様は落とし穴なんか掘ってるでやんすか?」

「あぁ。彼の方の性格なら我等を傷付けない為に、きっと眷属の進行方向へ罠を仕掛けて足を止めに掛かるに決まっているのだよ」

「やっぱり逃げてくれないのよね。あの子は……」

「拙者は、まだ憎まれた方がいいでゴザル」


「この後の戦いで嫌でも憎まれるわよ。本当なら見せたくなかったけど、これもパンツ姫様の選択ならしょうがないわ」

 四人の屍人達は真祖の力を利用して、各々万を超える眷属を生み出すと、次の準備に取り掛かっていた。

 キサヤを先頭におき三人が背後から力を注いでいる。湧き上がる力を制御するのに苦痛が襲い掛かり、気を抜けばいつ意識を失ってもおかしくはなかった。


「はぁっ、はぁっ! くっ、『空間転移』!」


 眼前に広がる魔獣の大群は、突如大地に開いた亀裂へと飲み込まれていく。そのままレイアの開けた大穴を飛び越えて、カルバンの目と鼻の先へと転移していった。


 レイアの性格を逆手にとる方法を敢えて屍人達は選択する。憎まれようが嫌われようが、何処かで生きていてくれさえすれば良いのだから……

 しかし、そんな屍人達にも予想がつかない出来事が起こる。


「頭があぁあぁぁあ!」

「グオオォォ!」

「痛い! わ、割れるでやんす!」

「キャァァアッ!」

 真祖の力を取り込んだ代償は重く、キサヤ達の思考を狂わせていく。髪は白く染まり、瞳から血涙し、まるで新たなアンデッドの誕生の如く、その様相を変貌させていった。


「お願い、逃げて……れ、イア様……おねが、い……」

 キサヤの意識は其処で途切れ、力の奔流が巻き起こり暴走が始まる。


 ーー願いは届かぬままに。


 __________



「カァン! カァン! ガン! ガァカン!」

 カルバンの街へ警鐘が轟いていた。レイアが眠って暫くした頃、突如魔獣の大群が大地から溢れ出して来たのを城門の見張り櫓から兵士が確認したのだ。


「な、何なんだよこれはぁぁ!」

 兵士達は動揺し、直ぐにでも逃げ出したい衝動を必死に抑え込みながら、警鐘を鳴らし続けた。クロウド将軍は報告を受けた後、即座に住民の避難と軍の編成の指示を出して自らも馬に乗り駆けだす。


「落ち着け! 幸い街の中に魔獣はいない! 各隊長を中心に避難誘導を開始しろ! 俺はオリビア将軍と共に防衛に入る!」

 眠たい目を擦りながら、オリビアは馬をクロウドの近くに寄せた。

「こっちは、もともとじゅんびしてあったからすぐ、うごけるよ」

「なっ⁉︎ 何故この事態を予測出来たのだ? お前そんなに頭良く無いだろうが! 寧ろ何時もなら、起きているのが不思議な位だろ!」


「むっかちーん。もういい。おしえない。しね」

 馬鹿にされたと拗ねてしまったオリビアに苛立ちを覚えながらもーー

(堪えろ俺。負けるな俺)

 ーー自分を落ち着かせて再び問いかける。


「あーごほんっ! 教えてくれたら今度オリビアの好きなデザートを、何でも買ってやろうと思ったんだがなぁ……しょうがないか。残念だ」

「今日の作戦会議の後、黒髪赤眼のメイドさんが教えてくれました!」


「何だその饒舌な即答は……喋れるなら何時もそうしろって。聞く方の身にもなれ。それにしてもメムルの隣にいたメイドの事か? 確かビナスとか言っていた様な……」

「きっとだんなさまのおもいは、うらぎられるから? とかいみわかんなかったけどね」


「取り敢えず敵が攻めて来ない今のうちに防衛網を張るぞ! 直ぐに出せる兵はどれ位だ? 此方は避難を優先させているから三千程だ!」

「こっちは八千くらいかな? ぶかにきいて? まかせてある」


 クロウドとシルビアは城門の外で守護の陣を展開するが、遠目に見える魔獣の蠢きを見て恐怖していた。一番避けたかった何の策も無くあの大群と戦わねばならない状況に、希望が見出せなかったのだ。

 しかも、時間を稼ぐ為に此方からも攻めなければならない。城門を突破された時にカルバンは終わるだろうと想像は容易かった。


 将軍として兵士達にあの大群と戦えと指示を出すのは、死刑宣告と変わらないなと苦笑する。

 城門の周囲の守りの要にシルビアを残して、自らを三千人の特攻部隊の中心に据えて、クロウドは号令をかけた。


「お前達は何の為にピステア軍の兵士となった⁉︎ 王を、民を守る為では無いのか! 勇気ある兵士達よ、俺に続けぇぇぇぇぇ!」

「「「「「ウオオオオオォォォォ!!」」」」」


 クロウドのリミットスキルは『追の一撃』という、一度剣を振れば同じ力の斬撃がもう一度発生して、ダメージを二倍与えるという強力なスキルだ。

 普段は温厚で規律を重んじ、王を敬愛する誰からも尊敬される男は今、Sランク冒険者だった頃を思い出し羅刹の如きオーラを放ちながら、魔獣の大群の中へと飛び込んだ。


「ワオォォン!」

「キシャアァァ!」

 ウェアウルフとカオスバットの咆哮を身体ごと両断し、四方八方から迫り来る魔獣を一回転しながら薙ぎ払う。

「どんどん来い! 一匹でも多く道連れにしてやるぞ!」

 連撃を撒き散らし、次々と敵を駆逐していくクロウドは、既に百匹を優に超える魔獣を狩っていた。しかし、その戦いの最中一瞬だけ、ほんの一瞬だけ脳裏を過ってしまったのだ。


 ーー『いつになったら数が減るのだ』


 その瞬間、斬り裂かれながらも飛び込んできた狼の牙が太腿にめり込む。噛まれた直後に首を刎ねて距離を取ろうとするが、背中をカオスバットの爪に裂かれた。


「くっそおおぉぉ! まだ、まだだぁ!」

 叫んで自らを鼓舞しても、勢いを増していく魔獣の圧迫感から何かがおかしいと思った直後、周囲を見渡し驚愕する。兵達の姿が見えない。

 己を中心に引き連れてきた兵士達は、短時間の間に全て蠢く魔獣の黒き波に呑み込まれていた。数も実力も違い過ぎたのだ。


 血飛沫が舞う中、クロウドは最後まで抵抗し続ける。既に剣は折れ、体力は限界を超え、満身創痍な状態でも気力のみで魔獣を突き刺し貫いていた。


 諤々と震える身体を無理矢理立たせると、ブラックオークの槌によるフルスイングを真横から食らい、吹き飛ばされて血反吐を吐く。


「ガフッ! こ、これは肋をやられたなぁ……ここらが限界か……」

 大地に寝転がり生を諦めかけたその瞬間、クロウドを取り囲む魔獣達が一斉に胴体を両断された。

「お〜! 雑魚のわりには良く頑張った方なんじゃあねぇか? よく生きてやがったな! 後は無敵な俺様がぶっ飛ばしてやるよ!」

「ざ、ザンシロウ殿? 一体如何して此処に?」


「遅れて悪い! 戦神擬きを説得するのに骨が折れてなぁ……なるべく魔獣達を殺さないでなんて無理に決まってんだろうが。流石にそんな約束は出来ねぇって言ったら、あいつ俺を止める為に足を大剣でぶった切ろうとして来やがった。非道くねーか? 俺様だけ扱いが雑なんだぜ?」


 ザンシロウはそんな風に軽口を叩きながらも、翠蓮をブンブンと雑に振って魔獣を蹴散らしていく。

 剣術なんて一切呼べない筈なのに、その威力の凄まじさと翠色の圧倒的なオーラを纏うその姿を、クロウドは純粋に一人の武人として憧れた。


「こいつら正気を失ってやがるな……道理で仲間を殺されようが、恐怖や怯えの感情を一切発さない訳だ。やっぱりこりゃあ無理だぜ。戦神擬きよぉ」

 遥か後方にいるレイアの懇願を思い出し、ため息を吐いた。魔獣達は眼が真赤に染まり、まるで己が何をしているのかも分かっていないままに侵攻する。


 脳内を支配する意思は唯一つーー

『人族は全て喰らい尽くせ』

 ーーそれのみが反芻し続けていた。

 避難誘導を終え、シルビアから送られて来た千人長四名が率いる部隊は、己の将軍であるクロウドを救助しようと勇猛果敢な活躍を見せる。


 しかし、クロウドを守るザンシロウの元まで辿り着いた頃にはその数は十分の一にまで減少していた。命の灯火は、無残にも吹き飛ばされ食われ続ける。


 ザンシロウ一人では留めきれない蠢く波は、確実にカルバンへと歩を進めていた。


 __________



「どうしたらいいの? 考えろ。考えるんだ」

 私は城壁の上方から戦いを見て焦燥感に苛まれています。魔獣の群れに向かった人達が無残に殺されていく姿に、これが本当に現実なのかを理解出来ないんです。


 キサヤさん達は、本当に復讐の為にこんな事をしたかったのでしょうか? あの笑顔はもう失われてしまったのですか? 誰も死んで欲しくないなんて、もう言えない……


「ご主人様、落ち着いて下さい。私はこれからシルビア将軍の援軍として、他のパーティーの冒険者達と外へ向かいます」

「あ、危ないよ! あんな風に変わったみんなの所に、メムルさんを向かわせられない!」

「変わった……ですか。本来魔獣はあの様に凶悪な存在ですよ? 一体ヴァンパイアの城で何があったのですか?」

「い、一緒にご飯を食べたんです。笑いながら広い庭でみんな一緒に……眷属達も沢山いました」

「そうですか……情が移ったのですね? では少々質問させて頂いて宜しいですか?」


「えっ? はい……」

「ご主人様は魔獣に食われても良いのですか?」


 ーー「死ぬのは、嫌です」


「じゃあ私達が死んでも構いませんか?」


 ーー「それも、嫌です」


「記憶を無くしたから、自分の知らないこのピステアに住む人々が苦しんでも構わないのですか?」


 ーー「それも……嫌です」


 メムルさんは何が言いたいんだろう? 戦いの自体がキライなんだから、人が死ぬのも殺すのも殺されるのも嫌に決まってるじゃない。


 そんな弱気な私を、突き刺す様な視線でメムルさんは睨みながら語り出しました。

「戦いなさい。貴女がレイアで在りたいのなら戦いなさい。私の知ってるご主人様は貴女じゃない。こんな時、私達の愛している女神は、血反吐を吐きながらも勝利の為に戦うわ? 手足を折られ泥水に塗れても、仲間を死なせない為に這い進むでしょうね。貴女はこの場にいたいだけなんでしょう?」


「……戦う? 落とし穴も通じないんじゃ、私に出来る事なんか無い。それに眷属達も殺せないよ……」

「ならば全てを失うしかないわ。私はもう行きます。ビナス、シルバ、頼んだわよ」

 無言で私達のやり取りを聞いていたビナスさんとシルバは頷きます。戦うしか無いの? 助けてセンシェアル。


「ねぇ、やっぱり貴女じゃ無理だよ? もう分かってるんでしょう?」

「嫌です。それでも私は消えたく無い! センシェアルと約束したんだ!」


「じゃあみんなが死んでも良いんだね? 戦いもせずにそんな事ばかり言うのは、子供と変わらないと思うなぁ。良い加減、私も少し苛々してきたけど黙ってるのは、きっと私の旦那様は考えがあって貴女の為に今の状況を受け入れてあげてるからだよ」

「そんなの……知らない。私には関係無い!」


「はぁっ。関係無いは酷いなぁ。取り敢えず如何するの? ここに居ても状況は変わらないよ。ほら、今も軍の人達は戦い続け、殺されてるよ。その大剣が飾りじゃ無いなら助けないの?」

「そうだ! きっと私が近付けばみんなが気付いて攻撃をやめてくれる筈! シルバ、お願い!」

「ワフゥンッ……」


「無理だって。正気を失った魔獣に説得は無意味だって言ってるよ?」

「お願いします! 一度だけ、一度だけ私の声が届く距離まで連れて行って!」

「…………」

 シルバは無言でしたが、身体を低く屈めてくれました。優しい子です。


「やれやれだね。私もついて行くよ。旦那様をいざとなったら守らなきゃいけないしね」

「はい……我儘ばかりでごめんなさい、お願いします」


 私はまだ信じる事を諦めませんでした。

 きっと想いは通じる筈だって思っていたんです……



 ___________________________



 闇の中を赤い眼光だけが煌き獣臭が蔓延する。ザンシロウは死屍累々の中を、なるべく味方を守る様に戦いながらもその手足は千切られ、首元へ何度噛み付かれたのか分からない程に、肉が削られていた。


「ちっくしょう……死ねねぇから関係ないけど流石に数が多過ぎんぞ。ーーってかなんか数が増えてねぇか?」

 ザンシロウの感じている事に間違いは無かった。正確には殺した屍が、瘴気によりアンデッドとして蘇り魔獣の大群に取り込まれているのだ。


「さっきから抜かれてるし、こりゃあ拙いぞ。クロウド、そろそろ動けるだろ? お前さん、残りの兵達とオリビアの所まで退がれ、もう守りながら戦ってられん。正直足手纏いだな」

「分かっております。ご武運を! ついて来いお前達! 殿は俺とハーべ隊長がつとめる、撤退だ!」

「取り敢えず直進する隙は作ってやるから只管走んな! いくぞ翠蓮、ぶっ飛べやあぁぁぁぁ!」


 翠蓮を地面に叩きつけ、衝撃波を直線方向へ走らせ敵を薙ぎ倒した。その後をクロウドと残兵は走って魔獣の群れの中を進む。

 無事逃げ切れるとは正直思っていなかったが、これ以上ザンシロウの負担になるというのは己の矜持が許さなかった。


 部下達はそれが分かっていたからこそーー

『将軍だけは必ず生きて帰してみせる』

 ーー残された命の使い途を決めていたのだ。


「うおぉぉぉ!」

 追ってくる魔獣の足を狙い、斬り刻むと再び走り出した。しかしカオスバットが上空から襲い掛かり、爪で肩を抉られ転げ落ちる。すかさず立ち上がり反撃を仕掛けようとした瞬間、部下達の動きが止まっている事に気付いた。


「どうしたお前達! 止まるんじゃない!」

「しょ、将軍……あれは……」

「ハーべ隊長が一瞬で……もう駄目だ」

 兵達の声を聞きクロウドが向けた視線の先には、執事服を着た吸血鬼に先程まで隣にいたハーべが心臓を貫かれている異様な光景が映っていた。


「ここでお出ましか。皆退がれ! 奴の相手は私がする!」

「グルルルルッ」

 センシェアルが下級吸血鬼と呼んでいた紳士的な執事は、魔獣と同じ様に赤い眼光を輝かせて狂っていた。服が破れそうな程に筋肉を隆起させ、尖った犬歯を覗かせながらクロウドに飛び掛かる。


「速い⁉︎」

 折れた剣を一瞬で拳打で弾き飛ばされ、右腕に噛み付かれるとそのまま肉を噛み千切られた。

「ぎゃああぁぁ!」

「「「将軍!」」」

 部下達は一斉に剣を吸血鬼へと向け袈裟斬り、刺突でダメージを与えようと動くが、気付くとその姿は眼前から消えており、背後から首元を噛み付かれて血を吸われていく。


「あ、ああぁぁぁーー……」

 命が溢れていく様な不思議な感覚を覚えながら、兵士は力無く倒れた。残された者達は目を合わせると頷き合う。

「将軍を逃せ! 俺達が壁になる!」

「おう! どうせ俺も直ぐにそっちにいくさ! あっちでまた酒でも飲もう!」


「はっ! まだ死ぬ気なんざないさ、此奴を倒して追いついてやるから待ってろ」

「あぁ、あぁ待ってるさ……頼んだぞ!」


 意識を朦朧とさせながら倒れているクロウドを抱えると、半数の兵達を壁役に残し、分かれた兵達は逃走を開始した。


 ーー瞳に宿った意志の炎は、今まさに激しく燃え盛っている。


 走り去る背後から絶叫が聞こえてくるが決して振り向かなった。仲間の覚悟を無駄にしない為に、一歩でも城に近付けと己を鼓舞し続けたのだ。

 群れを抜け逃走を続ける中、一人、また一人と仲間が消えていく。背後から迫る吸血鬼を、次は俺だと言わんばかりに代わる代わる兵士が突撃して時間稼ぎを繰り返していた。


「次は俺だな」

「頼んだぞ……ハリー」

「あぁ、絶対振り向くんじゃねぇぞ! 将軍を落とすなよ⁉︎」


 ハリーと呼ばれた兵士は背後へ振り向いて、仲間の血を吸いながら血に塗れている吸血鬼の背中へ槍を突き刺した。


「死ねぇ! 化け物ぉぉぉ!」

「グギャアァアァ!」

 苦しむのでは無く、雄叫びを上げながら吸血鬼がハリーの首元へ噛み付こうとした瞬間、突如巨狼が吸血鬼を前脚で殴り飛ばす。

「一体何が……」


 ハリーの目の前にはフェンリルに乗った大剣を背負った銀髪の美少女と、黒髪のメイドが居た。正直もう自分は死んでいて、可笑しな幻でも見ているのかと思うくらいに困惑する。


「もうやめて! 私です。レイアです! これ以上人を殺めないで! オルビクス城に帰りましょう⁉︎」

「グルルルゥ……」

 ほんの一瞬だけ、吸血鬼の瞳が色を取り戻した様に優しい眼差しに変わったのをレイア、ビナス、シルバは見逃さなかった。


「確かに、何かが原因で暴走しているね」

「やっぱり私だって判るんですよ! お願い、もうやめて? ほら、また一緒に時計を作りましょう?」

 レイアはシルバから下りて、吸血鬼の側へと歩き出す。俯いたまま動かない執事へ向けて手を差し伸べた。


 ゆっくりと吸血鬼は近付いて、その手を握りまるで主人に忠誠を誓う様に跪く。しかしーー

「えっ?」

「逃げて旦那様ぁっ!」

 ーー次の瞬間首元へ噛み付かれていた。そのまま肉が千切られる刹那、神速を発動したシルバが吸血鬼の頭を踏みつけて叩き潰すが、レイアは血を吹き出して倒れる。


「だから言ったのに……」

 ビナスは憐憫の眼差しを向けた。高いHPと生命神のブレスレットから、この程度で死ぬ訳が無いと分かってはいたが、あまりのショックに気絶してしまったのだ。


 瞳から流れるは涙。閉ざされた記憶は一体何をこの戦場にもたらすのか……





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