9月13日
島の野菜を使ったキャンパー御用達マルタイラーメンで朝食を取った後、父島南端の小港海岸までグレンラガン号を走らせます。
2ℓと1ℓの水を持っていざジョンビーチへ。川を渡る橋にはゲートがついており、ノヤギの移動防止だそうです。まずは第一目標中山峠を上ります。低い山なのでなんて事は無いですが、全般的に日陰が少ないですね。これは水分が必要になるはずです。途中オカヤドカリに会いました。
一旦ブタ海岸に下り再び登山、回り道して高山という山から登ります。南島を望む絶景ポイントに登るまでは良かったですが、ジョンビーチへと下る道は分かりづらい岩場なので注意が必要です。
ようやくジョンビーチについたのは3時間後でした。回り道した事を考えれば上出来でしょうか。
早速シュノーケリングを開始します。初っ端から座ろうとした一枚岩にヨシノボリの群れ。小さい子ども達ですがピチピチ跳ねて可愛いです。
岸伝いにジニービーチまで行けないか試してみましたが、途中東宝映画のような波飛沫の崖を見て引き返します。やはり最低でもカヤック使用ですね。
ジニービーチでのシュノーケリングをやり直すとカレイを発見しました。岩場、砂地でスッと模様を変える見事さです。岩の根からゆらりと現れて驚かされたのは小型の鮫、ネムリブカでした。安全な鮫とは分かっていましたが、あの鮫のフォルムを見るとどうしても恐怖が先だってしまいます。残念ながらどちらも写真は撮れず。しかし流石は父島ベストのビーチと言われるだけはありました。
ジョンビーチを堪能した後、日陰に隠れて昼食を摂ります。手製お握り、ゆで卵、島レモンジャムのサンドイッチ。変りばえしないメニューですがこれまで消費した体力が回復してるのが分かります。
帰り道は近いルートを通ってゆっくり帰りますが、ブタ海岸でもひと泳ぎします。地形が複雑で色んな生き物がいそうな雰囲気はあるのですが、今回はこれと言った物には会えませんでした。しかし海岸で体を拭いていると、足元に壊れたピンポン玉のような物がいくつも転がっているのに気付きます。アオウミガメの卵です!ツイッターにアップしてありますので見て下さい。この浜から旅立った子亀たちを思ってしばし黄昏ます。
あと少しで小港海岸と言う所でノヤギの親子に出くわしました。親ヤギが二匹の子ヤギをかばってこちらを睨んでいましたが、お互い何が出来るでなくすれ違います。
この後集落へ戻りましたがそこでものんびり草を齧るヤギ達に会いました。こちらに気付くとすばやく山側の茂みへと消えていきました。これは駆除するのも一苦労ですね。
二つの山を登り、二つの海岸で泳ぎ、全行程7時間の旅が終わりました。水分は3ℓほぼ飲み切ります。楽しかったですがやはりカヤックや船の送迎で行った方がジニービーチにも行けてお得でしょう。このコースは自分みたいに山海どちらも制覇したい人向けですね。
宿への帰路へつく途中道路の上を飛ぶアカポッポに遭遇!独特な頭の形は間違いなくアカポッポでした。これで小笠原で見たかった個人的生き物スタンプラリーはかなり制覇しました。流石に野生のアオウミガメに会うのは望み薄でしょうが期待だけはしておきます。あまり会いたくなかったオガサワラゴキブリにも会ってしまったことですし。
明日は島の北にある釣浜で泳いできます。後は常世の滝にも行ってみたいですが今日の体力を回復させるため、のんびりと行きます。
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