9月10日
昨日は母島の山と北側を中心に遊んできたので、今日は南側を攻めてゆきます。
朝食後、ラガン号で南の果てへ向かいます。途中ラピュタ感あふれるショベルカーなどに出会い(ツイッター写真アップ済)さらに南へ。
都道最南端へ到着すると、昨日に続き山道になります。まずは日本一南にある故郷富士、小富士を1時間程かけて登ります。今日は晴れていますし、乳房山に比べれば軽い物です。昔は子ども達の滑り台だったというすり鉢と呼ばれる赤土の坂を横目に登り、最後の梯子を上ると富士山らしく山頂は岩場になっていました。
眼下に見える南崎は正に絶景!コバルトブルーの海に思わず飛び込みたくなります。グッとこらえて登山道を戻り、南崎へ急ぎます。
晴天のおかげもあって、汗まみれの体を南崎へ浸しました。海水はよく日に照らされて丁度良い温度でしたが、外海の波が荒く、透明度は今一つ、南崎は上から眺めるのが一番美しいかもしれません。
その後途中枝分かれした道に戻り、ワイビーチ(ホワイトビーチが訛ったもの)、蓬莱根を探索します。
ワイビーチは南崎と同じで波が荒く、今回は泳ぎません。蓬莱根は小さいビーチですが、入江になっているため波は穏やかです。荒れてる日に泳ぐならこちらですかね。
一旦集落に戻り、水の補給と昼食を摂ります。再び南側に戻るつもりでしたが、久しぶりのスクーターという事もあり、ラガン号でのドライブに予定変更です。北村の小学校跡の見学や、謎のわき道に逸れてみたりしながらのんびりと移動します。農場のコーギーに吠えられたり、島民の皆さんの墓地についてしまい、思わず手を合わせてしまったりとややディープな母島体験でした。
母島探検を終え、島の南側のメインとして考えていた御幸之浜という浜辺に向かいます。
御幸之浜は昭和天皇が生物採集をされた事で有名な浜ですが、こちらも外海に直で繋がっている為に大荒れです。岩場を三度程トドのように転がされるとリアルに命の危険を感じたので、隣の南京浜との間に有るという貨幣石という化石を見るのは断念します。
晴天、水温高しという好条件ながら波が荒れ過ぎて残念でした。
夕方が近付き、母島最期の海という事で、集落の前にある前浜に荷物を置いて、シュノーケリング装備だけ持って湾内にある石次郎海岸に向かいます。
湾内の穏やかな海で、前浜まで泳ぐつもりです。
石次郎海岸は白砂のきれいな浜で波も穏やかでした。プライベートビーチ風ですね。
改めてみると前浜までは距離が有りますが慌てずゆっくりと泳いで行きます。
やはり透明度は低く、珍しい魚には出会えませんでしたが前浜には子ども達用の浮島が浮かべてあり、そこに登っての休息は格別でした。夕暮れが近付く湾の真ん中で海風に吹かれるのは心地いい物です。
体重が重すぎて、普通に手すりを掴んで登ろうとしたら、浮島がひっくり返りそうにはなりましたが。
流氷に登るアザラシのようなスタイルで登るのもレアな体験ではあります。
明日は父島へ戻る日、集落周辺の観光地でも見てゆっくりと船を待ちます。
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