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【先日の無礼はお許し下さい。カウンセリングは無料で行います。群青色さんの文面を拝読し、一般の方ではないような気がしてなりません。もしや作家さんでは?】


 いきなり職業を当てるとは、流石桃色だな。

 あの短い文面で、作家だとわかるのか?俺もまだ捨てたものではない。


 だが、待てよ。


 俺が作家だと告白することにメリットはあるのか?


 いや、デメリットだ。

 俺が桃色のアドバイスを、小説に利用していると思われては心外だ。


 それに小説が出版されベストセラー作家となり有名になった時、俺がこのサイトに書き込みをし、バカな質問を繰り返していたとネットに暴露されても困る。


 俺はあくまでも、無名の一般人を演じなくてはいけない。


【俺はサラリーマンだ。作家ではない。】


【そうでしたか。申し訳ありません。】


【桃色に質問だ。好意を寄せていた女性が突然消えた。彼女を捜すことは当人にとって迷惑だろうか。このご時世、ストーカー呼ばわりされても困る。】


【群青色さんは、女性を捜されているのですか?】



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