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【群青色さんこんばんは。先程はすみませんでした。また何か困ったことがあれば、私に相談して下さいね。あなたの桃色より】
いきなり現れた、桃色からのメッセージ。
桃色から書き込みがあるとは、想定外だった。
ただ……気になる文言がある。
【あなたの桃色より】あなたの桃色とはどういう意味だ?
俺は桃色に恋愛感情など持ってはいない。さては、桃色、俺に惚れたな。
向こうから歩み寄ってきたのだ。取り敢えず群青色で返信するか。
【あなたの桃色とはどういう意味だ。君はもう無料カウンセリングはしないと言っただろう。まさか俺から金を取る気ではないだろうな。俺はクレジットカードは持ち合わせていない。残念だったな。】
これでよし。
送信しよう。
桃色に返信し、台所でホットミルクに砂糖を入れる。
ピロン……と、軽快な音が鳴る。
パソコンに戻ると、早速桃色から返信がきていた。
今日はよほど暇なようだ。
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