片時も…
夏休み 2泊3日で、遠方のコンドミニアム仕様の
ホテルへ行く 計画を立てました。
荷物があるので G の家の最寄駅まで、私が 車で移動して
そこから G の車で、向かう事にしました。
当日 G の家までは、2時間位かかります。一応 家を出る時に
『家を出た』とメールだけは入れておきました。着いてからでも 色々
やる事があるから、駐車場に着いたら 連絡しようと思って、向かいました。
駐車場へ行く 1つ手前の交差点で、右折する為に 信号で止まって。
…と 交差する左側の道に、見覚えのある車。G の車だったんです。
!!!
大体 予測すれば、その時間には 着くだろうとは考えられる事だから
不思議ではないけど、このタイミングで ハチ会う??
G の車が 先に、駐車場前に着いて。その後ろに 車を停めて
荷物の積み替えをしました。
一路 ホテルの方面へ。
かなりのロングドライブになりそうです。
今迄 何度か、G の車に乗った事があります。でも あんまり日中に乗った事
なかったし、そんなに 長い時間も乗らなかったりしたし。何より G に夢中
だったから…w
運転も 上手くて、危なげなところは ありません。安心して 乗っていれます。
改めて G の車の中を、マジマジと観察。
すると…
助手席のサンバイザーのところに、何となく 見た事のある紙が 挟まってる。
!!! こ・これはっ!
何の デジャヴかと思いました。
振える手を伸ばして その紙を取り出しました。やっぱりぃ~
ディズニーのテレフォンカードです。それも ケース付き。
ずっと前にも 同じ光景を、目にした事があります。
ってか このカードを、私も持っています。
それは…
いつか どこかで書くと思いますし、G と知り合った時にも フれた
G のイメージと ダブらせた、別れた時 死んでしまおうと思った位
大好きだった、歯科技工士の 彼の車の中での事。
彼の 車の中でも、同じ様に 助手席のサンバイザーに、このカードが
同じ角度で 挟まってて、その時も 見た事あるぅっと思って、取り出して
『私も 同じなの持ってるぅ♪』 と、喜んだんです。
何なのコレ…
ふるえる声で
『 これ…』
「あぁ ずっと入れたまんまやった、もう使わんから 片付けんとな」
『ぃや これ、どうしたの?』
「専門学校の時やったかな?研修旅行で ディズニーランド行って こうたヤツ」
『 …だよね、私も持ってる』
「そうなんや」
そうです。私も 専門学校の時の、研修旅行で 行って買ったモノです。
「俺 あんまり、ディズニー好きやないから、それディズニーっぽく無いから 買ったんや」
あの彼も 同じ事を言いました。私も 同じ理由で、そのカードを買ったんです。
何なの… こわい。。。
運命を感じたというか、こんな奇跡あんの?
わけわかんない… どう言ったらいいのか、ショックでした。
しばらく そのカードを、握りしめたままでした。
何とか そのショックから 立ち直って。
自然と 話ができていき、G は ドライブに備えて、新しい曲ばかりを 編集した
CDを作ってきてくれてたみたいです。そのCDも 何回か回ったし、私も
コンソールボックスを ゴソゴソしたのもあって
『変えてもイイ?』と 尋ねて、適当に CDを入れてみた。
少し前の曲ばかりの、これまた G が自分で、編集したCDの様でした。
何曲か かかった後に… 聞こえてきた 前奏
!!!
これはっ!
この曲は 全く、今までかかってた曲と 違う!何と言っても 年代が!
『この曲…』
「あぁ 何かいいなと思って」
この曲は 私が、中学の時に ラジオを聞いていて、番組内のCMに切り替わる
一瞬だけかかる曲で、そんなの もちろん曲紹介もある訳なく。洋楽で、殆ど
歌詞らしい歌詞も無い曲だから、人に尋ねようにも 歌えないし。当時じゃぁ
調べる術もなかったから、ずっと気になってたんだけど わからず仕舞いだった曲。
偶然 数年前に、お店でかかっているのを聞いて、店員さんに無理を言って
曲名を教えてもらって、ようやく手に入れれた曲。
何だか 聞いていると、あの頃でも 下腹部がモゾモゾする感じがする
曲調が 堪らない感じにさせる曲です。手に入れた時に 初めてしったんだけど
映画の挿入歌なんです。
『映画の挿入歌だよね?』
「そうなんや?」
『知らんかったの?』
『なら 何で?』
「いや 何か、ツレんとこで聞いて 何かイイなぁと思って」
『ぃやぁ~~ん』
「何が」
『怖いし』
「なにが?」
『こわっ』
度重なる 偶然というのか、わけわからない 衝撃の数々…
G との関係が 益々、不思議な縁によって 惹きつけられたモノなのでは
と思わざるおえない感覚が押し寄せてきて、震えて止まらなかった。
G は、何も 無自覚でしょうけど。
そうやって 休憩とかも 取ながら、目的地へ 向う。
少し手前のスーパーで 買い物。食品売り場を ウロウロするって
こういうのも 生活を一緒にしてる相手としか、体験出来ない感じがして。
新な感じがして 嬉しい♪
到着。コンドミニアム仕様のホテルへ。
ログハウス風の建物が 1棟ずつ建っている 施設です。
1階の リビングには、低いテーブルと 2・3人掛けソファと 1人用ソファ
テレビと チェスト。キッチンには 一通り、料理が出来る用具が 揃っています。
側には、椅子が4脚あるテーブルセットがあり。お風呂場は 洋画に出てきそうな
猫脚のバスタブがあったりして。そして 2階は ロフトになっていて、ベッドが
あるのですが、天蓋付きで。全体的に かわいい造りです。
荷物を 片づけて、早々に ご飯の支度をしないと、遅くなっちゃう。
G は エビが好物と聞いていたので、海老とトマトの冷製パスタを作れる様に
ソースは作ってきた。
G も手伝ってくれるというので、バジルのハンバーグを作る ネタを捏ねて
もらう様にお願いした。しっかり 指示通り、きっちり やってくれて
さすがです!形を作るのも 私がやるより、キレイにやってくれるので
焼くのもお任せしました。
うわぁ~ン こういうのも 憧れてたんだぁ~
旦那様は 一切、台所に立たない方だし。私も 男性に
こんな事をさせては イケナイと思うタイプだから、生活を同じにしていても
こういうシーンの体験なかった。
一人暮らしをされている方の所へ 訪ねていって、留守中に 上がって
食事の支度をしておくって事はあったけど、料理を作るのまで
やってくれる人は居なかった。
楽しくて うれしくて!たまらないです。
一緒に作った 食事
「いっただきまぁ~す』
本当に 嬉しく、おいしかったです。感激です。
ちゃんと 片付けも、手伝ってくれました。
ずっと 運転してもらって来たし、『疲れているでしょっ』っと
先に、シャワーをしてもらう事にしました。その間に もう少し
荷物の整理をしようと思って。
シャワーから 上がってきたG 。少し 涼んでおくと言って
パタパタ片付けてる 私の様子を ソファに座ってみてる。
何か こういうのも、恥ずかしく 新鮮。
私が シャワーを済ませられた時には、もうかなり遅い時間に
なっていましたが、G は ばっちり起きてました。
私が 1人用のソファに 座ると
「こっち おいでぇや」
って 隣に来いって。
『いや まだ、暑いから』
って 恥ずかしかったんです。そう言われたかった様な…
だけど、気恥ずかしくって。
少し お手入れをして、ちょっと 冷めてきた頃
「おいでって」
って 手をひっぱって、隣に 座らせられました。
『えぇ~』
っと言いながら 内心嬉しいです。
お手入れしている 隣で、ちょんちょん つっついてきて
『ダメだってぇ~』
「…w」(つんつん)
『化粧水 こぼれるから』
「w」
邪魔になる様な、ならない様な程度の イタズラをしてきます。 たまらんです。
もうソコで 何かが 始まりそうな感じな位になってきたけど。
『今日は 疲れたでしょっ。ベッド行って ちゃんと寝よう』
「…」(ちょんちょん)
『ダメだって』
「!」(モゾモゾ)
『ね?』
「はぁ~~い」
お手入れを 早めに切り上げて、一緒に ベッドへ上がる。
それからの sexだって、何も 手抜き無しで、がっつり いつも通り?
いつもよりも 濃厚に、燃えました。
堕ちる様に 眠って…
寝ちゃってて良いはずなんだけど、私には 気になる事があって。
早々と 目が覚めた。と言っても 9時位だったかと?
そう!朝食の準備をしないと。やっぱり 奥さん的な感じにするなら
早く起きて 目覚めた時に『食べよう』って 出来た方が良いと思って。
一から作らないと イケなかったから、結構 時間かかってしまいました。
それでも ゆっくりなG は、全然 起きてこなかったから、良かったんだけどね。
G が起きてくるのを 待って、食事しました。
食べたら 一気に眠気がきてしまって、G も眠かったのか
また、一緒に 寝てしまいました。
こういうのが 出来るのが、2泊の楽しみだよね。
しばらく 休んでから。
G が ゴソゴソと、バッグの中から 出してきたのは、工具箱。
今迄の 作品だとかを 見せてくれて、ワックスを 少しやってみよう!と
言って、ワックス講座が 始まりました。
まだ 私は、全然 ヤスリの使い方等、おぼつかない感じなので。
色々と 指導してもらえて。私がやった所を 直してくれる動作などを
見ると、違いが歴然!技の見事さを 見せつけられました。
それでも 何とかかんとか、形に出来て
「まぁ いいか」
っと 諦めっぽぃ合格をもらった。
もう夕食の準備をしないと!
またまた お手伝いをしてくれて、片付けも 一緒にやりました。
残念ながら お風呂は、猫脚のバスタブ 素敵なんだけど
2人入るには 小さいから 無理だったけどねw
その後も テレビ見ながら、じゃれ合ったりして。
ゆっくり ゆっくり、2人の時間を 楽しみました。
もちろん ベッドでは激しく。
翌朝。
やっぱり 寝坊気味の2人。でも 余っている食材が、もったいないからと
何とか 食事を作って、食べてとしていると… チェックアウトの時間が;;
延長をお願いしたけど 精一杯で、1時間しか 猶予もらえなくて。
後は 荷物を積んだりしないと イケなかったし。荷物の方を G に任せて
私は キッチンの片付けに専念。
なのに
さっさと 荷物を積み終わった G が、いたずらしてくる~
『マヂ 時間無いんだって!』
って言ってるのに、後ろから 抱きついてきて、洗い場の仕事の邪魔をするんです。
『ホントに ヤバいから…』
っと言ってる先から、私のジーンズを下しにかかって、弱いとこ ついてくる…
そして とうとう、バックスタイルで 挿入されてしまって。私は 洗うどころじゃなくなって
『… ダメだって』
としか 言えなくなっていました。
気がイっちゃいそうになるタイミングで 抜かれてしまって…
あン…
そりゃっね、時間無いけど。身体が 火照ってしまって… こんな、、、
それから ギリギリ、時間に間に合って。
帰りも 休み休み、運転してもらって 帰ってきました。
トイレとお風呂の時間だけ 離れていただけで、片時も 離れず
一緒に居ました。だけど どの時も、不快に思う事がなくて。
2人で居るのが 気持ち良い位です。
今迄 こんなの無かったです。どこにも ひっかかりが無いなんて。
色んな 偶然も ミせてもらったし、ドンドン G の魅力に ハマってしまう。
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