思考OFF
看病する日々の中で 気がかりなのは、オフ会の事。
お盆明けの 土曜の予定。もう日が迫ってきていた。
私が 言い出しっぺだし、「M君と、私が来るから」と
大阪の方々は 集まってくれる様な 話になってたし。
かと言って この事情を話して、大事にされても 困る。
実は M君にしか、事故の事を 伝えていない。
M君は 仕事で、どうしたって 大阪へは行かないと いけないし。
当日になって 『行けない』と言った方が 良いだろうと
M君も 何も 言わないで おいてくれた。
それまで 毎日の様に、ライブチャットへ 出ていたのに
パタリと出なくなったから、怪しんで 連絡下さる方も
居られたけど、適当に 誤魔化して。
オフ会へ 参加の方へも、相応の 返事をして
とにかく オフ会が ダメにならない様に、最低限の
連絡役はしていました。
すると 当初、7~9人の予定だったのが 1人減り
2減りして、結局 私を入れてで、5人。後一人 当日に
ならないと、わからない人 という感じになった。
お盆になり 単身赴任していた、旦那様も こちらで過ごす。
子供の面倒を 見てくれた。入院してたのか って位、元気に
なっていて、それを見て 旦那様も 私も、安心した。
いつも お盆は、私達の方が 大抵 帰省していますが。
この時は 親戚すじが、皆 心配して、次々と お見舞いに
来てくれて、その期間も ロクに休めなかった。
事故の 前日も、寝て無く。
そのまま 入院生活の日々も 寝れず。
退院してからの方が 少しは、気は楽だったけど
それでも、何かあったらと 気が気ではなく、
休めるという程 休めて無く。
もう 身体が、どうにかなってしまいそうだけど。
これが 私への罰なんだと、甘んじてうけなければ と
自分に言い聞かせて、暮らした。
お盆weekの終盤にかかり その土曜は、オフ会の日。
行かないと 決めていたし、前々から その為に
旦那様に 子供を 見てもらう予定になっていたから
その土日こそ 少しは休めよう、と 何とか過ごしていました。
木曜になって オフ会へは、行けないと 1人連絡してきた。
そうなると 大阪メンバーは、2人しか 確約が無くなった事
になる。まずいなぁ と思って、M君に 連絡。
M君は「俺は 仕事で行くから」どうでもいいって返事。
大阪メンバーの1人の方が お店をやっているので
そのお店へ 行こうというのも、目的だったから。
その方に 人数も知らせないと、と思って 連絡するのけど
お盆のシーズン 忙しいのか、連絡取れず。
もう片方の メンバーに、連絡して『実は 私も行けそうに無いの』
と言うと、「それじゃ 私も行きません」と 言いだし。そうなるよねぇ
当日にしか わからないと言っているメンバーは
当日 連絡すると言って、これまた 連絡取れず。
悩んだ…
悩んだけれど こういう機会も、そう無いかもしれない。
今回の事で ライブチャットに出るは、慎まないと
いけないなっと思っていたから、そうなると
交流も断たれてしまうかも…
このところの 怒涛の日々の事を思うと、身体を休めた方が
良いのだろうけど、解放されたい 気持ちも強くなって。
とりあえず 私が参加すれば、1人は 来てくれるんだろうし。
気晴らしをしよう!と思って、行く事にした。
オフ会の 土曜日。
旦那様へ 子供をお願いして、一路 大阪へ。
東京へは ボチボチ行ってはいたけど
大阪の方が 距離的には 近いけど、殆ど 行った事がない。
待ち合わせの時間に 間に合う様に、電車に乗った。
大阪駅に 着いた頃、最後の1人の メンバーからも
「仕事で どうしても抜けられません」と 連絡が来た。えーーー
とにかく M君と会わなければ!
電話で 連絡取り合いながら 会おうとするけど
お互い 慣れてない駅構内 中々 会えないんだな。
やっとの思いで M君に会え。
「初めましてぇ~w」
ライブチャットだから 顔は見た事あったけど
やっぱ 3Dになると、違うなぁ~っと思いながら。
それは きっと、M君も そう思ったと思うよw
そこで 最後の1人からも、不参加だと 伝える。
昨日から ずっと、お店をしているメンバーに
連絡しているけど、返事が来なくて。
結局 行けるあての店も無い、2人。
私は ほぼ右も左も わかんない状態だし。
M君の方が 知ってそうだから、M君に 任せる事にした。
でも M君も、あんまり わかんないみたい。
とりあえず 賑やかそうな方へ、フラフラと。
行列を見つけ M君が
「大阪の人が 行列するって事は、おいしいに違いない」
と言って 列に並び始めた。特に やる事も、急ぐ事もないしね。
ず~っと 話が途切れる事なく 並んでいれて。
お蔭で おいしいネギ焼きを 堪能できた!
そこを出てから… さぁ~ どうしよう? まだ 宵の口。
M君が
「前に 行きたいと思ってたお店があるんだけど、そこ行っていいかな?」と
『だって、大阪の事 何にも 知らないんだもん、お任せぇ~』 っと
そのお店の方へと 連れて行ってくれた。
その店も 土曜の夜とあって、賑わってて 少し待って、席へ案内された。
さっきの ネギ焼き屋さんは、ずっと 行列してたから
早々に出なきゃって感じだったけど、ここは そこまでじゃないし。
M君とも 会った時には、少し 緊張してたけど
話していくうち ドンドン 解れてきたー。
初めて ライブチャットで話した時から、打ち解けるのが 早くて。
話し方も 美容師さんにありがちな、女性っぽぃ話し方。
見てくれ こんなにイケメンなのに、発想は おばちゃん的。
彼氏さんの話とかも 全部話してあったから
何もかも わかってくれていて、男女を超えた 不思議な仲と
お互いが 思っていて。
すんごく 楽になってきた。
ゆっくり話せる環境、全てを 受け入れてくれる相手。
もう 特別 気遣いする事も無い。適度に お腹も膨れて
眠気もあり、ドドッっと 猛烈な疲労感が 私を襲った。
『うわ~ ヤバい!動けないかもしれない』と
言いながらも、ここんところの 溜まりにたまった
モノを 話さずには居られなかった。
周りの事なんか 構ってらんない。座ってる姿勢も
ドロドロな感じで。お酒も 飲んでいないのに
ひたすら 愚痴ってた。
きっと お店の中にも、酔った人が 沢山居て
私ぐらい 崩れ切ってたって、どうって事ない!
『こんな おばちゃんの事なんて 見るわけない』
ひとしきり しゃべり倒して、思考回路が 麻痺して
マヂで どぉでも良くなって、放心状態。ポケーっと
ただ ホケーと。
ここ しばらくの、私の状況から いったら、全くの異世界。
お酒も飲めないから こういう場所も、ほぼ来た事ない。
非日常の この空間を、ボーーっと ぼーッと
疲労困憊 無気力
・
・
・
あ、ナンダ?
・
・
あ
・
『なんて キレイな形をした、お尻なんだろう…』
店の中は、殆どの お客さんが 出て、私達だけになって。
見まわしたんだけど、あの ウェイター君は 見当たらない。
もう一目 見ておきたかったのになぁ~
振り向き 振り向き、名残惜しく… お店を 後にして。
M君が 「髪ブローしてあげるから」と、慰めてくれて。
私も お土産を 渡したかったから、予約してあった ホテルへ。
もう終始 ウェイター君の話ばかりしていて、全然 元気!
シャワーして、本職の方に 乾かしてもらえて、髪が サラサラ~ぁ~
こんなに 違うもんかね。
まだまだ 話は 尽きなくて…
だけど? ホテルの一室に 男女2人。 も、もしかして??
と 頭の片隅に、そんな事も 過ったけれども。。。
さすがに眠いなぁ…と、思っている 明け方3時半頃。
「着付けしに 行かないと!」 と、出て行こうとする M君。
えっえっ?
結婚式の 花嫁と、親戚の人達、数人にも 着付けしないと
いけないから、今から 行ってくるって。
また 昼から 会う約束をして、向かわれた。
なぁ~んだ 何にも無しかぁ
ちょっと 残念にも思ったけど、何か そおいう関係にも
なれない雰囲気の 2人だって事も、わかるっちゃぁ~わかる。
次の日も 午後から 会って。ランチして、空中庭園行って。
M君は 結婚式の、2次会へ。私は 家へと、帰路に着きました。
ーーーーー
あの夜 部屋で、1人になってからも。ランチしていても。
ずっと ウェイター君の事が、頭から 離れなくて。
『また あのお店に行きたいぃ』と ねだったけど。
昼はやってないだろうし。
「俺も また行きたいから、絶対 来るから、そん時 行こう」
って 約束してくれた。
その時まで 我慢、我慢!
我慢・我慢~ン
が・ま・ん!!
だけど 一向に、熱が冷めない。寝ても、覚めても状態。
家に居ても 何も、手につかない。
何が どうしたんだか、欲しくて 堪らない。
ジっとすら してられない。 わぁー 何なの?いい大人が!
彼氏さんにだって 居てもらってるじゃん。
って そもそも、あんなに 若くて、かっこよ過ぎる子が
相手にしてくれるはずもない。みっともないじゃん。
『無いから 無いから』 と、何度も 頭を振って
自分に 言い聞かせる。でも すぐ、ホケーとしてしまう。
ダメだ~~
我慢できない!!
行きたい。行きたいけど どうやって行く?
お酒も 飲めないのに、一人で行って どうする。
でも 行くんだったら、今のうち 夏休み期間じゃないと
益々 身動き取れなくなる。
どうしようかなぁ~ やっぱり 行きたい…
悶々とし続けた 3日目。
やっぱ無理! 思い立って、電話をする。
相手は 結婚前の、職場での親友 Yちゃん。
三年程前に 大阪へ嫁いでいって、それ以来 年賀状だけで
殆ど 連絡もしてなかった。彼女が 今、どういう状況なのかも
わかっていなかったけど。とりあえず 付き合ってくれそうなのが
Yちゃんしか、思い当たらなかった。
昼の3時前位 『仕事中やろうなぁ~』
ワンコールも 鳴らないうちに 「もッしー」
!!!驚いた。 きっと 仕事していて、出ないと思ってたから。
『びっくりしたー』
「びっくりしたのは こっちやわw」
『仕事?』
「おぅ 仕事!丁度 休憩で、携帯取ったとこやったから びっくりしたわぁ」
っと 始まり。あんまり 長く話せそうではないから、用件だけ。
「あぁ~ 土曜? ンなら行けるわぁ」
「Aのコンサート行こうと思ってたんやけど、旦那が 行けんくなったから」
昨日 急に、そう決まったそうだ。そんな訳で むしゃくしゃしてたし
やる事無かったから 丁度いいタイミングやったわ という事らしい。
やったぁー☆
そいじゃ 詳しくは、また 夜にでも…っと。
私は 早速、ホテル探し。この前の ホテルに空きがあったから
即座に 予約する。
『行けるッ♪ 行けるン♪』
?!喜んでる 場合じゃない。
もしかしたら ウェイター君、その日は 仕事の日じゃないかもしれない。
『どぉ~ぞ お仕事の日であります様に…』 と、呪文の様に
何度も 何度も 祈りながら、ウキウキ それに向けての準備 準備。
いよいよ 迎えた、土曜日。
もう 殆ど、普段通りの生活になっている子供を、実家に預け。
いざっ 大阪へ。 行きの電車の中でも、『仕事であります様に…』
それこそ ずっと、手を合わせて 祈りながら、向かい。
先ずは ホテルへ。 荷物を 置いて、軽く シャワーをして、出陣!
Yちゃんより 先に行って、オーダーを 彼に取りにきてもらうんだぁ~
!! うッ ウェイター君が、仕事である事も 重要だけど…
店が混んでて すぐに席に着けなかったら、、、
Yちゃんは 旦那様の事を知ってる。それ以降の 彼氏さん とか
そういうの 知らないしなぁ;; 呆れは するだろうけど、知られて
やぃやぃ言われるのも 嫌だし…
そんな事を 思いながら、お店へ 到着。
出入り口から ちょっと離れたコトから、『神様 お願い~ぃ』と
そぉ~っと 様子を伺うと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます