第3話 接客その1
マコ「おはようございます。」
店長「ああ、おはよう。今日はレジをしてもらうから頑張ってね。」
マコ「ええっ!私やったことないんですけど・・・大丈夫ですかね・・・」
店長「大丈夫大丈夫。山中さんと一緒にレジするから心配いらんよ。じゃあ今日は店長会あっていないけど、がんばってね。」
マコ「は、はい・・・(ううう・・・大丈夫かなぁ)」
最近の店長の心配ないはあてにならないことを思いつつマコは売り場にいる山中さんと挨拶を交わし、説明を受けた。
山中「じゃあしばらくは分らんときはフォローするからちょっとやってみて。」
マコ「は、はい・・」
レジ自体の作業はさほど難しくはなかった。ポイントカードを持っているか聞いてカードをスキャンする。次に商品のバーコードをスキャンして金額を伝える。そして金額を入力してお釣りを渡す。最後にありがとうございましたと一礼するのが大まかな流れだ。
マコ「(うん、今のところはたいしたミスもない。今日は大丈夫かも・・・)」
しかし、コンビニの接客にはイレギュラーな出来事は必ず起きる。早速マコちゃんにもその洗礼がやってきた。
客「あかまるソフト」
マコ「は、はぃ?」
客「だからあかまるのソフト!」
マコ「え・・・ええと・・」
客「あかまるのそふとだっつーーーーの!」
騒ぎを聞いてすぐに山中さんが駆けつけた
山中「すみません、お客様!こちらですね。」
客「ちっ・・・たく、くそが・・・」
そういって文句を言いながらその客は帰っていった。
山中「ごめんねマコさん。マコさんはたばこ吸わんよね。」
マコ「は・・・はぃ。それがあかまるのソフトなんですか?」
山中「うんそうそう、このマールボロっていうタバコでソフトのパックとボックスって言う箱になってる種類があるんだ。長さも普通の長さとロングの2種類あるよ。」
マコ「?なんでそのマルボロはあかまるって言うんですか?」
山中「ああ、それは赤い色のマルボロだからあかまるっていうんだ。タバコ買う人は結構気が短いからタバコの位置と名称とあかまるみたいな略称も覚えたほうが良いね」
マコ「ええ・・・こんな種類あるのに覚えるんですか・・・・ってあと略称って他にもまだ変わった呼び名があるんですか。」
山中「他にもたくさんあーよ。セブンスターをセッターって言ったり、ホープのことをショッポっていったり、メビウスも未だにマイセンっていう人もいたり、挙句の果てには6mgソフトって銘柄すら言わん客もいるからそれはもう言われて慣れるしかないね。」
マコ「は、はぁ・・・(それってさっきみたいな怒られるのを何回も受けるの覚悟しないといけないってことじゃん・・・・)」
これから先の接客(特にタバコを買う人)に不安を覚えるマコちゃんであったが、イレギュラーなことはまだまだたくさんあることはこれからマコちゃん自身が身を持ってしるのであった。
第3話終わり
あとがき・・・第3話をもし読んでくれた方がいましたら大変感謝です。コンビニでつまづくのはタバコが結構ネックになります。知らない人にはタバコ何てさっぱりですもんね。またさらにタバコ吸う人は自分流の呼び名を結構平気でいうもんだからこれまた苦労します。さらに最近はアイコスも導入されたのでそのたばこと機械の説明もしないといけない。あーーコンビニの接客って終わりがないですね。って感じの今日この頃でした。また読んでくれたら嬉しいです。それではっ
がんばれコンビニ店員マコちゃん みずみず @zeromizu
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