デマノート
『そんなの夜中に調べるのが悪いのよwおねしょの世界地図描かないようにね〜!』
と、透に向けて返信しておいた。
真夜中に怪談や都市伝説だなんて、高校生のわたしだってゴメンだわ。
明日は、進学塾に潜り込まなきゃいけないので、寝不足で行く訳にはいかない。
宵っ張りにつき合わされるのは勘弁なので、わたしはとっととベッドに飛び込んだ。
すると、途端にメールの着信音が鳴り響いた。
“もう空気読めー!今度だけだからね。”
仕方なくベットボードの上のスマホを開く。暗闇にディスプレイライトが煌々と 明るく光る。
『「デマノート」って噂サイトでうちの学校の先生が“目潰し女”だったって話、見つけて読んだよ。もしかして知ってる人?』
“何その如何にもな胡散臭いサイトは!?嗚〜呼〜めざといなぁ。余計寝れなくなっちゃうでしょ?!”
『知らない。』
長くなりそうなので、わたしは一言の元に斬って返した。続きは明日にでも話そう。尚、このスマホは自動的に消滅する。わたしは、電源を切電した。おやすみなさい。
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