Episode V-7
軍事演習基地。
白衣を羽織った白髪の老人と軍服たちの集団という少し異様な集団が、基地内を歩いていた。
「軍曹、どちらに賭けるかね」
自分の戦闘を歩くベレー帽の軍人に、白髪の博士は訪ねた。
「私は、データの少ない賭けは好きではありません」
「それは残念。トトカルチョをしている隊員もいると聴いてな。私も一口乗ろうと思ったら締め切られてたよ」
「それは残念でしたな」
十字路のを右に曲がろうとした時、隊員と鉢合わせした。
「おい、お前。通路は右を歩け」
「すみません。急いでいるので失礼します」
博士は訝しむ軍曹を見て言った。
「どうかしたのかね?」
「……いいえ。行きましょう」
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