第2話 私には、夢があります(オタク的)。

1 アキバの天使画


 私には、夢があります。白い衣をまとい、白い翼をもち、愛らしい少女の姿をした天使が、手を前に組み、穏やかで優しく慈愛に満ちた微笑みを浮かべてたたずんでいる……そんな巨大壁画が、秋葉原の大きなビルを飾っているという夢です。結婚もできなかった私に美しい夢や生きがいをくれた、SFやアニメ・ゲームに恩返しがしたいという気持ちもあります。


 訪日した外国の人がその名を聞いたら驚いてしまうかもしれませんが、すでにもっとバチ当たりな設定の映画やアニメ、ネット動画、ドキュメンタリーも沢山ありますし(こらこら! [笑] )、内容を知れば筋書きはともかく、主題は健全だと理解してくれると期待したいですし(なんだか自信なさそう [笑] )、逆に正しい西洋文化も普及する機会だとみてもらえるかもしれないし(回し者か! [笑] )、ギャップ効果で感心してもらえたら嬉しいかな(かえってあざとい? [笑] )と ……。


 西洋神話に題材をとったのはまず、世界で一番有名な神話の設定を借りて、劇的な効果を高めるためでした。また、舞台が浮世離れしていた方が、現実社会に関わる論争の恐れが少ないと思ったこともあります。善玉を悪魔の名にしたのは、神様をほめるならその国の人達の方が上手だろうし、また悪魔の方が個性豊かで、色々な物語を演じさせやすかったからです。悪玉を天使の名にしたのは、天界のように栄える文明でさえ、課題を解決し損なうと大変なことになる、ということを描きたかったからです。戦犯裁判を書いたのも、今では戦後処理のお約束だからにすぎずません。


 実際、西洋神話は様々な素晴らしい芸術の素材となっていますし、知恵の木の実の話なども、人類の本質をよくつかんでいます。知識や技術は善にも悪にも使えてしまうとか、知恵を持ったら人間は神に近づいてしまうとか、普遍的な文明の課題を予言しているようで、誠に西洋神話恐るべし!と感じつつ使わせていただきました。


2 ギャップ萌え


 様々なアニメ・ゲームや関連動画に刺激を受けて小説を書いたので、アニメ化されるのも夢です。身の程知らずで、すみません(苦笑)。


 キャラグッズはお約束のクリアホルダーか、A4判下敷き。ハードSF的な宇宙船の指揮室か展望室に並ぶ、愛くるしい美少女達の集合写真。画風は、流麗精細な某アイドルゲームのCGのような感じが希望です。


 でもそれだけでは済まないのが、この作品の良いところ(?)。裏面を見ると、リアルながらも生頼範義先生のように劇的なタッチも加え、本来の姿が描かれます。中央の地球人以外は猫コウモリとか爬虫類型レプティリアン、鳥類型、昆虫型とか、翼のある犬やラバとか、巨大な緑色の宝石を透明容器に収めた多脚ロボットも含めて、百鬼夜行のような非人類型宇宙人、いわゆるBEMが勢揃い !


 しかし、それなりに高度な知的生物らしい品格があって、美しく、カッコよく、時には愛嬌も持たせられたら理想です ❤(ムチャ言うなって![笑])。


 しかも、一人足りない?……と思ってもう一度よく見ると、背景の大型画面に映る木星型惑星の上に、巨大な姿を浮かべていたりして[笑]。それも、新国家の理念に賛意を表して、橙と茶色の横縞の惑星に浮かぶ、円形の群体の表面に六芒星(✡)の模様が現れ、全体が赤・青・緑・黄色に塗り分けられているのです。


 ……いかがでしょう? 

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