あまりにもあり得ないと、自分の中で壁を作っていた。相手の気持ちなどわからない。それが恋愛だと言われて仕舞えばそれまでだけれど。ああ、なんでしょう。私までが悔しくなるのは、彼女に、この物語に共感できるからなのでしょう。自信を持てていたら違ったのかな……。