広報の極意
① 晩年が寂しい、わびしいのがカッコいいという流儀、流派はないものだろうか。
➁ 流行り事
流行りもすたりも
知らぬ間に
③ 街でときおり人の笑い声を聞く
笑うほどに面白いことがあるのだろうか
あるのだろう
むかしは自分もあんな風に笑ったことがあっただろうか
あったか どうか 思い出せない
④ 家柄のいい人は自分がだれそれの何代目だとか何十代目とか分かるらしい。
私の家は、はや3代前がどうだったかはっきりしないが、間違いなく何代さかのぼってもあそこら辺の百姓にちがいない。
百姓なのだから、いい家柄ではないが私に責任はない。
それに日本国民の9割以上はつい最近まで百姓だったのだからべつにそう気にすることもあるまい。
それはそれとして、私は人間の祖先について前々からひとつ思うことがある。
有史以前という言い方があるが、つまり縄文時代だとか石器時代だとか、いやまだまだ、いくら遡っても、今生きている人間は、今ここにいる以上、遡れる先祖を持っているはずなのだ、ということ。
理論的にはそのはずだが、それが、ほんとにそうなのか、実感がないというのも変だが、なんだか腑に落ちない気分がするのは私だけなのだろうか。
もっと、ずっと前は猿の仲間で4つ足で歩いていたというか這っていたらしいし、恐竜のいたころにはまだ、猿の姿になってなく、リスほどの体の大きさで、運よく恐竜に踏みつぶされずに済んだ者の子孫ということに我々はなるのだろう。
そして恐竜がいた時期に地球に大きい隕石が落ちてきて恐竜は皆死に絶えたが人間はわずかだろうが、辛くも生き延びた。そのわずかのなかのどれか一匹がわたしの先祖ということは間違いないという理屈になる。
その前をいえばご先祖様は海のなかで暮らしていたらしい。
いや、らしいはいらない。間違いなしにそうだそうだ。
もう、ついでに、一気に何十億年と遡れば、地球自身が生物の根源なのは明らかなのだから、地球が人間の源といって差し支えなかろう。
では地球の源は何かといえば宇宙に散らばっていた塵、芥に帰するそうだ。
すると、いちばん正しいご先祖様の拝み方、拝む方角はやはりお天道様方面ということになるのか。
⑤ 「広報の極意は『他言は無用に』にあり」
もし、何事か噂話のようなことでも何でも、社内のあの部署の人たち、おおよそ皆んなに広めてくれたらたすかるのにな、という希望があるなら、そのなかのひとりに、少し、声をひそめて、こう切り出すといい。
「じつはね。あなただから、こんなこと話すんだけど。ここだけの話にしてね。絶対に人には内緒よ」
その際、特に口の軽そうな人物を選ぶ必要はない。誰でも構わない。まずはずれはないだろう。自分が話しやすい相手であればそれでいい。
さて、その話の伝わり方の効果のほどはいかほどか、というと、もちろん話の内容によるが。
「まあ、それでも皆に伝わるには2、3日はかかるだろうか」というところを朝、話したのなら、その日の夕方までにやってのけてくれているだろう。その伝達のあまりの速さにビックリして腰を抜かさないように。
上記は以前わたしが長年勤めていた職場でなんども試みて、その都度成功した方法なので自信をもってお勧めする。
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