第3話


私が学校に着くと


なにやら玄関先が女子でいっぱい


これは何か恋愛の予感!?


そう思い



近くに行くと







予感は見事に外れた






それは学校中の注目の的




性格も顔もイケメンと評判



でも特定の子とは付き合わない




そんな男子が目の前にいたのだ



嗚呼、今日はなんてついてない



そう思いながら通り過ぎた









教室に入ると


友達の蘭夏が話しかけてきた


「樒!おはよう!!


そういえばみた?玄関の秋森 萩君!」


蘭夏の言う秋森 萩とは


私が玄関先でみた女子達の中心にいた人物だ



「うん、蘭夏おはよう。


蘭夏の大好きな萩くんは私も見たよ


通行の邪魔としか思えなかったけどね」



そう私が言うと



「も、もう!!


そんな事言わないでよ!!


恥ずかしい。。!


それに邪魔なんて言っちゃダメだよ!


毎朝の恒例行事なんだよ?」



毎朝?




毎朝あんな女子に群がられているのですか



大変そう




「てか、毎朝何してんの?」



そう聞いた私がバカだった



「え?


決まってんじゃん今日の女の子だよ」



私が



一番嫌いとする行為だ



「ま、樒にはムリの男子だよね


樒の理想とやらの真反対のタイプだかんね」



蘭夏の言うとうりだった



「聞かなきゃよかった」


そう言いながら


嫌そうな顔をすると


タイミングをうかがったごとく


みんなのアイドル


萩くんとやらが今日の女の子を決めた


らしくその子と教室に入ってきた



すると、教室にいた私以外の女子達はみんな


一斉に大人しくなりそしてアピールする


者もいれば今日の女の子について


悪口を言う子などが出てきた


そう


私が一番苦手とする類の男子と


同じクラスなのだ




はあ、今日はなんてついてない日なんだ





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