第27話 迦楼人《かると》外伝
帰宅部に新たな仲間がって…下校時、校門の前で嫌そうな顔をして僕を見ている
「よっ、部活には入らないのか?」
気さくな先輩を気取って話しかけてみた。
「あぁ…興味ない…」
「なぁ、少し話さないか…その能力の事とか…」
「べつに…ただの幽体離脱だよ」
スタスタと歩き出す
「かわいい」「綺麗な顔」とかね…ただ
あの女子達は知らないのだ…マザコンで、生パンティを装着することで幽体離脱しちゃうほどのリビドーの持ち主だということを…。
ひょっとしたら…今だって、パンティ着用していかねない男なのだ。
「
軽く後ろから尋ねてみた
ツカツカと僕の方に引き返した
「学校に履いてくるわけないだろ…先輩…」
凄むように言い放つ。
「そうなのか…まぁ話しようよ…後輩」
僕らは、河原でアイスを食べながら草むらに座って川を眺める。
「俺はさ…第3話参照…で初めて、この能力に目覚めたんだ」
「へぇ…それで?」
「いや…みんなはどうやって目覚めたのかな~って気になってさ…」
「お前に関係ないだろ」
「関係は無い…
「僕は…」
小学校の頃、『大』 『小』問わず、よく漏らす子供だった。
その日も、漏らして保健室へ…。
「
保険の先生は
ブリーフとは違う角度…履くと何だか…下腹部がキュッとなる…心がドキドキと音を立てている…あぁ…いけないことをしている…女の子の下着を履くなんて…。
その日は、ドキドキが止まらなかった。
女子にも、男子にも、誰にも言えない…こんな僕を見られたくない…けど…なんだか…おちんちんが…変なんだ…コレはなに…なんだかイケナイことをしているよ…僕…はぁぁ…でもこのドキドキ気持ちいいんだ…。
その日から、女性の下着に興味が湧いてきた。
母様の留守に、僕は洗濯物のカゴから母様のパンティとブラジャーを嗅いだり、履いたり、かぶったり…時には、母様のパンティをタンスから全部引っ張り出してベッドに並べてダイブしたりもした。
香水の香り…石鹸の香り…そして…母様の匂いがした…。
意味も無く、母様に抱き着いてスカートのうえから、股間の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
ある日…母様が、お仕事から帰ってきて、ソファでそのまま寝てしまった。
僕は、スカートをそっとまくり…母様のパンティを覗いた。
黒いテカテカした生地に濃いピンクの刺繍が施されたシックで可愛らしいパンティ。
僕は、吸い寄せられるように、パンティに顔を近づけた…そして、そっと…スーッと鼻から香りを吸い込んだ…。
少し、おしっこの匂いが混じった、香水の香り…。
僕は…んんんんん…う~んんん…ん…ん、あっ…んんんー。
って気持ちになって…心臓をキューッと掴まれているような息苦しさと、気を失うような快感に襲われたんだ。
そして…ついに…母様の入浴直後に、母様のパンティを脱衣所で履いてみた。
温もりが残るパンティ…ピンクで白いフリルがついたパンティ…股間がキューッとなる…パンティが下腹部の膨張に負けて正面に競り上がっている。
僕の、おちんちんがパンティに収まりきらずに顔を覗かせる。
あぁ…あぁぁあああ…んんん…んぁ…あ~…ハァハァする…心臓がバクバク動いてるのに…今にも止まりそうになる…あぁ…あぁ…あぁぁぁぁぁああぁあぁぁっぁ………。
気づくと、脱衣所で気を失っている僕を…僕が上から見ていた…。
「なんだ…コレ…でも…フワフワ気持ちいい…うまく動けないな…母様のお風呂…見たいのに…うまく動かない…あぁ…眠い…とても眠いんだ…パトラッシュ…」
目を覚ますと、病院のベッドの上だった。
それから、パンティを履いて…気が遠のくほどの興奮をすると、幽体離脱するというクセがついた、幽体で動くのにはコツがある、自由に動けるようになったのは最近だ。
「満足か?先輩」
「あぁ…ひとつ確認したいのだが?」
「なんだ?」
「お前、病院に運ばれた時、母親のパンティを履いたまま運ばれたのか?」
「…………うん……」
「そうか…災難だったな…」
少しだけ距離が縮まった気がした放課後でした。
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