第23話 スキルと鍛練
「さて、始めようか」
部屋に入って椅子に座りながら自分は
基本的に、ダンジョンの中でスキルを取得したりスキルレベルを上げるという事はしない。
注意不足になるという点もあるが、そんなことを考えている暇がないぐらい
それにダンジョンで周囲に警戒しながら
今回の冒険で得た
さらに自分の他に、スライムの分もあるので考える時間が数倍掛かるだろう。
■■取得スキル一覧■■
【二重息吹】Lv,1
特殊な呼吸法で疲れにくくするスキル。
魔法などで使用するMpが減る。
Sp-10
【毒針】Lv,1
毒のある針を敵に発射する、一定確率で状態異常;毒になる。
Sp-10
【投擲】Lv,1
ナイフやクナイなどを敵に投げつけるスキル。
命中精度や飛距離などが上がる。
Sp-20
【身替り】Lv,1
他の物を自分に見せかけて敵の攻撃を逸らすスキル。
SP-20
【自己鍛錬】Lv,1
一定の鍛錬を積むたびにSpが入る。
Sp-50
■■■
【短剣術】と【隠密】をそれぞれLv,5にするにすることで、【投擲】と【身替り】が追加された。
ほかの取得しているスキルもうまい具合に上げていっている。
「ちゃんと使えるかどうかは別だけど…」
『スキル』に付属されている
【短剣術】の
ここからは自分の感覚の話だがスキルの
例えば【短剣術】Lv,5というのは『あなたは短剣術のLv,5クラスが扱える』という意味ではなく、『あなたは短剣術をLv,5クラスまで扱える才能がある』ということを表示しているからだ。
極端な話、10年間冒険者をやってきた人の【短剣術】Lv,5と、この前まで中学生だった自分の【短剣術】Lv,5とで剣術勝負をしたら間違いなく冒険者が勝つだろう。
同じ
だからこそ強力なスキルがこの先出てきても、その強さに
閑話休題、今はスキルの取得だ、努力は取得した後にするのだから。
【投擲】と【身替り】は説明欄を見る限り、どちらもこの先必要なスキルなので取っておく事にした。
すると一つ変わったことが起こった。
■■■
スキル【身替り】が
■■■
スキルが統合されたらしい。
そういえば説明欄に【分身】は【身替り】の進化したものと書かれていた、どうやら吸収されてしまったようだ身代わりに振ってしまった
しかし逆に考えれば、今持っているスキルの中にも
どれがどういう風に進化するのだろうか?想像するだけでも楽しい。
スキルにいくらか
【自己鍛錬】、モンスターを倒したり
これを使って体を鍛えればかなりクラスメイト達より強くなれるのではないだろうか? 取り敢えず一度取ってみてなかなか効果的だったら
その後いくつかのスキルのレベルを上げた後スライムに向き直る。
「次は君だね。」
使い魔にした当初は自発的にスキルを取っていくものだ思っていたが、進化して取得した【硬化】以外は全く取得する気配がなかった。
不思議に思って確認してみたら、主人が取得させる権限を持っているらしい。
スライムの取得スキル一覧を見てみると。
■■取得スキル一覧■■
【変形】Lv,1
自身の体を変形させるスキル。
Sp-10
【擬態】Lv,1
他のものに化けるスキル。
Sp-10
■■■
「これは…
まぁ
思ったより少ないというのが正直な感想だ、スライムが成長途中なのか、取得したら新たなスキルが出てくるのか、それともスライムという種そのものがこのような感じなのか分からない。
取り敢えずスキル【硬化】に極振りしてみる、Lv,10まで上げるのに4000近くSp《スキルポイント》が掛かった。
すると、
■■■
スキル【硬化】がLv,10に達したので進化します。
スキル【硬化】が進化して<
■■■
「これは中々…」
いきなり<
勇者補正としてもらった特典がこうも簡単に手に入ってしまうとは、なんだか複雑な気分だがこの場合は得したと思ったほうがいいだろう。
■■■
【Name】
【Race】 人間
【Sex】 男
【Lv】53
【Hp】 620
【Mp】 620
【Sp】 220
【ATK】 620
【DEF】 620
【AGI】 930
【MATK】 558
【MDEF】 558
■■【
【
■■【装備】■■
【無銘の魔剣】
【無銘の魔剣】
【鉄の鎧】
【厚手のマント】
■■【スキル】■■
<
【分身】Lv,5 (▲2)
<
【偽装】Lv,5
【鑑定】Lv,4
【看破】Lv,4
【隠密】Lv,6 (▲1)
【忍び足】Lv,5 (▲2)
【抗体】Lv,5 (▲2)
【短剣術】Lv,5
【影縫い】Lv,5 (▲2)
【多段突き】Lv,5 (▲3)
【投擲】Lv,4 (New)
【自己鍛錬】Lv,1(New)
■■【称号】■■
【異世界人】【冒険者】
■■■
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