第5話 もう1つのコタエ
「またァ来たのか調律の巫女、僕らは僕らの手で運命を変える!何度でも僕らは物語を壊ス」
少年達の元へ着くと、少年達は敵意を剥き出しにして威嚇していた、殺されるかもしれない彼らにとっては、戦わないと死ぬのは当然だった。
「私達はあなた達を救いに来たの!救える方法があるかもしれないの!!」
レイナは懸命に説得しようとするが、大声で次々と彼らは心から叫んだ。
「”かもしれない”で死んでたまるかァ!」
「お前らも命を懸けてみろよッ!」
「死んだことがない奴が何言ッてんだ!」
「運命の魔女がァ!悪者は帰れよ!」
「正義は必ず勝つんだ、僕らは魔女なんかに負けない」
「そ、そうだ僕らは悪くない!殺される理由が無い」
「なんで、なんで僕らが、理不尽だろ?!それなのにまだ生きる事を望んじゃいけないッてのかよ!」
「僕らが何をしたッて言うんだァ?!運命サマのお望みは一体なんなんだよォ!」
「なんで僕ら何だよ!!僕らはただ・・・生きたい、それだけなのにィ!」
声は震え、顔は涙でぐしゃぐしゃで、目尻は赤く、手に握った拳には力が入り過ぎて血が赤く滲んでいる。
決して操られて言ってる訳ではない。
その言葉は10人の心の底の感情だった。
彼らの年齢はまだ2桁にも満たないだろう。
だからこそ僕達は戦わなければならないと、そう思った。
彼らの願いを叶えるために、カオステラーを倒し調律するのだ。
見回すとレイナ、タオらシェインと目が合いそして頷いた。
「これで最後の戦いよ!!絶対あなた達を救ってみせるわ!」
「僕らが生き残る!!だから負けない!あんなのはもうイヤだからァ!!」
・・・
ひとり
ふたり
さんにんのインディアン
よにん
ごにん
ろくにんのインディアン
ななにん
はちにん
くにんのインディアン
じゅうにんのインディアンボーイズ
【そしてーーーーーーーー。】
てん・りとる・いんでぃあんぼーいず @rekaron
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